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98HA,386NOTE,386G/S,286C,PC-286LP(月刊ASCII 1990年12月号5) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

特集は「New Products for 1991」だった。

最初はPC-98HA (愛称:HANDY98)
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 PC-98LTは,'86年10月に発売となった98シリーズ初のラップトップマシンである.同時期に98シリーズは8MHzの80286を搭載したVXとXLが同時に発表。シャープのX68000とソニーのNEWS,そして東芝のJ-3100が発売になった.アプリケーションではLotus1-2-3日本語版が発売された。初代のLTはクロック周波数8MHzのV50にメインメモリ384Kbytesという構成で,1年後にmodel11となりメモリが640Kbytesとなった。価格は23万8000円である.
 もちろん欲を言えばキリがない.モデムは本体に内蔵してほしい。通常の98とコンパチブルであってほしい。フタの開閉と電源を連動してほしい。FDDを本体に入れるのは無理だろうか。バックライトがあればなあ。もっと安ければ…….
 こういった欲望を,サイズと軽さが吹き飛ばしてくれる.とにかく,持ち歩く気にさせるマシンだ。
 日本電気は向こう1年間で20万台の販売を予定している。98Nは発表当時で15万台,NSは9万台の予定だったが,それを上回るペースという.ハンディ型もブームになるのかどうか面白いところだ。

98互換でなければただのパソコンだ。PC-98HA(愛称:HANDY98)は価格19万8000円でこれはDynaBookを意識したのだろう。ダイナブックごとき98互換でなくても勝てると思ったのか。98NOTEは持っている人を見ていたが、HANDY98を持っている人は知らなかった。98互換を無くしてなぜ98NOTEより売れると思ったのか。実際はどの位売れたのだろうか。

エプソンのPC-386NOTE AとPC-386G/S
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PC-386NOTE A
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まとめ部分をスクラップする。
 J-3100SS/GSに搭載されているレジューム機能が,PC-9801系の機種に搭載されたのは初めてだ。携帯することが利点のノート型では,処理を中断しても状態がそのまま保存され電源を入れればすぐに使用できるレジューム機能の利点は大きい。レジューム機能などの設定は環境設定メニューで行なうので,レジューム機能を切ってブートさせることも可能だ。
 HDD内蔵の32ビットノート型マシンとしては,PC-9801NSがある.NOTE Aは同じ386SXを使用するものの,クロック周波数は98NSの12MHzに対して16MHzと高速だ。価格は98NSのFDDモデルは29万8000円,NOTE Aに1.25MbytesのRAMドライブを装着した場合と同じ価格になる.98NSの20MbytesHDD内蔵モデルが44万8000円,NOTE AにHDDパックのみを装着すると39万8000円と5万円安い。1.25Mbytes分のRAMの差はあるものの,HDDがあればさほど必要としないだろう.ノート型マシンに高機能を求める人には注目のマシンだ。

レジューム機能のない98NOTEを自慢げに使っている人を見たが何もコメントしなかった。レジューム機能がなくても98を使っていれば満足の人だった。98好きはそういうものなんだろうと思っていた。98はブランド力以外に何が良いと思ったのだろうか。私は、9801VX2を使っていたが屈辱の期間だった。なるべく長く新製品を使う気持ちよさを味わいたかったのに僅か8か月後にPC-9801VX21がでた。
 安さに優るエプソンの互換機がなぜあまり売れなかったのか。98のブランドには何万円もの価値があったのか。

PC-386GとPC-386S
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 PC-98シリーズで33MHzの80386を使用するハイレゾマシンとしてはPC-H98model70がある。FDDモデルの99万5000円に対し,386GのSTDモデルは24万5000円安い.また,H98model70の100MbytesHDD+4MbytesRAMモデルは168万円なのに対し,386Gの100MbytesHDDモデルに4MbytesのRAM増設を行なうと120万8000円で,価格差は47万2000円になる.
 H98シリーズはNESAバスやAGDC,E2GCなどの機能があるが,それらH98シリーズの特徴を除けば,ほぼ同じスペックといえるだろう。スピードに関してはベンチマークテストを行なわなければ評価しにくいが,CADなどハイレゾ必須の用途に使用する人は考慮する価値のあるマシンだ。

386Gは使わなかった。ハイレゾディスプレイが高かった。486GRからハイレゾディスプレイを使った。

 PC-386SはCPUにクロック周波数25MHzの80386を搭載したノーマルレゾリューションマシンのハイエンド機だ。本体デザインや機能など386Gと共通するスペックは多く,FDDスロット,内蔵SCSIHDD,ターミナルモードで使用可能なFDDユニットなどは386Gと同一だ.386Gとの違いは,CPUのクロック周波数のほか,ハイレゾモードがないこと,キャッシュメモリが32Kbytesと386Gの半分になっている点だ.
 PC-9801RAとPC-386Vは20MHzなので,25MHzの386Sはノーマルモードマシンでは最高速のマシンだが,価格は3機種とも49万8000円である。ハイレゾ表示を必要とせず,高速なマシンが欲しい人には魅力の高いマシンだ。

PC-386Sも使わなかった。20MHz:15MHzのクロック差ではPC-9801RAに対してアドバンテージはないも同然だと思う。

PC-286C(PC CLUB) とPC-286LP(PC ONE)
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処理速度は十分だが拡張性が気になる
 ベンチマークテストを行なってみた結果,286BOOKとほぼ同じ処理速度だった.デスクトップマシンの普及機種であるPC-9801EXと比べると画面表示が若干遅いものの、計算処理はほぼ同じ処理速度だ。ほとんどのアプリケーションを使うのに十分なパワーを備えている。
 気になる点は拡張性だ。拡張スロットが1つしかないので,たとえばHDDとRAM増設は同時にできない。
 ホビーユースでも入門者にとってはよいかも知れないが,グラフィックボードやMIDIボードを使いながらHDDも使いたいといった利用ができない。拡張スロットを2つにするか,HDDを内蔵可能にしてほしいところだ。
 80286を搭載した3.5インチタイプのデスクトップ機としては,日本電気のPC-9801EX(34万8000円),エプソンのPC-286UX(26万8000円)がある.EXは3つ,286UXは2つの拡張スロットを持ち,どちらもHDD内蔵可能だ。
 あまり拡張を考えていないのであれば,入門機としては手頃だ。価格はCRTモニタと合わせても20万円前後になるので,ノート型マシンの低価格機種とほぼ同じ程度になる.すでに88シリーズを利用している人なら,CRTモニタは新たに購入する必要もないだろう.
 ホビーユースをねらったマシンとしては,同じセイコーエプソンからPC-386Mが出ている.PC CLUBでは,その256色モードを継承しなかったのは,少々疑問が残る.しかし,これも入門者にターゲットを絞った結果だろう.

これを知人が買った。子供用のパソコンだった。欠点で挙げられた「HDDとRAM増設は同時にできない」いやいやそんなことしないから。子供が使うパソコンにHDDとかはいらない。「MIDIボードを使いながらHDDも使いたい」そんなユーザは普通のデスクトップを買う。記事の欠点とされていることはピント外れもいいところだ。
 なんと言っても姿かたちが良い。PC-8001を彷彿させる好きなフォルムだった。

PC-286LP(PC ONE)
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コストパフォーマンスの高いシステム
 PC ONEの価格は29万8000円。同じ80286を搭載する286BOOKとエプソンのAP-850を組み合わせると35万2800円となる.印刷も可能なパーソナルコンピュータのセットを導入することを考えるとPC ONEは安上がりだ.
 プリンタ付きの本体は少々重く,電池駆動ができないので,持ち歩いて使用することを考えているならノート型マシンや286BOOKと小型プリンタを組み合わせたほうがよいかもしれない。処理速度をそれほど気にしないなら98NOTEとプリンタを購入すれば30万円前後になる.しかし,使うのは自宅のみならばPC ONEの一体型設計がよい。しまっておくのも便利だし,プリンタを接続する必要がなく気軽だ.
 拡張性の点を考えると,拡張スロットが1つあるのでノート型マシンや286BOOKよりも利点は大きい。すでに発売されているPC-286L用の拡張カードには,HDDインターフェイス,増設メモリ,FDDインターフェイス,I/O拡張ユニットがある.
 ホームユースでプリンタ付きパーソナルシステム環境を持つことを考えると,PC ONEは最も安上がりかつ手軽なシステムだと言える。価格的には日本語ワープロ専用機よりも少々高めだが,いろいろな用途にも活用したい人にはお勧めのマシンだ。

これは違う。ワープロ専用機を買うべきだ。ワープロ専用機ならスィッチオンで使える。ゲームだって定番の上海はサービスで付けてくれる営業さんがいた。PC ONEを買ってワープロソフトをインストールするスキルを持っている人がこれを買うべきだとは思うわない。

PC CLUBとPC ONEの評価は記事と正反対だ。素人ユーザのことを知らない人が書いた記事だと思う。私も素人ユーザだが他の人からアドバイスを頼まれたり、操作法とかを教えたり、トラブルシューティングをしたりしているから、その視点ではPC CLUBは推しマシンで、PC ONEはワープロソフトを買った方が良いと言って奨めない。

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米国ハイテク産業,その他,松下電工のVR(月刊ASCII 1990年12月号4) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

ASCII EXPRESSをスクラップする。

「米国ハイテク産業の動向」をスクラップする。
Seybold DTPコンファレンス
 米国ではDTPはもうすっかり定着した感がある。業界紙のほとんどは入力,編集から最終フィルムの作成まで,すべてデスクトップで行なう体制ができているし,この傾向は今や業界外のあらゆる職種における小規模印刷にまで波及する勢いである。もちろん,従来の写植方法による出版物がまったくなくなったわけではないが,こうした出版物がほとんど皆無になることもそう遠い話ではなくなってきている.
 こうした世の中のDTPブームの最大の立て役者は,もちろんApple社とAdobe社.Apple社のMacintoshはDTPプラットフォームの代名詞にもなっているし,Adobe社のPostScriptはDTPの代表的プロトコルと考えられている。
 先頃,筆者のいるカリフォルニア州San Joseで「SeyboldDTPコンファレンス」が開かれた.Jonathan Seyboldが1986年に始めたこのコンファレンスも今年で4年目,5回目を数える.
 先に,米国におけるDTPの急速な発展は,Apple社とAdobe社によるところが大きいと述べたが,このコンファレンスも忘れてはならない。いわばDTPのプロパガンダとして,中心的役割を果たしてきたのだ。今年の参加企業は約250社,2万5000人を超える参加者が詰めかけた.

Macを脅かすUNIXマシン
 今年の特徴は,DTPの新たなプラットフォームが登場してきた点に集約されるだろう.まず会場で特に目立ったのは,何と言ってもSunの「SPARCstationIPC」Sunは先頃ビジネス部門へのマーケティング強化を発表したばかりで,低価格なIPCを中心にMacに挑戦する。また,Sun用プリンタとしては,今までApple社のレーザーライタのOEMを受けていたが,今回,自社のSPARCprinterを発表。同時にNeWSprintというプリント用ソフトを開発,ワークグループ内でのプリント作業をより効率的に,高速に行なうことができるようにした.
 NeWSprintはSPARCprinterだけでなく,HP,Seikoなどのプリンタにも対応している.Sunが提唱するNeWSprintのモデルでは,PostScriptなどの計算集約型の処理はSPARCstation上で実現される.NeXTと同様のアプローチだが,その分プリンタ側の負荷が軽くなる.今回発表されたSPARCprinterも中身はダムプリンタ,12ページ分,400ドット/インチで2695ドルという低価格を実現している.Sunによると,たしかにPCクラスのマシンではPostScript処理は分散させたほうが賢明だが,SPARCクラスのマシンになると,むしろCPU側ですべての処理を行なったほうがシステム全体として効率がよい,とのことだ。
 NeXT社も特に人気を集めていたブースのひとつ。もちろん,注目の的は,先頃発表されたばかりのNeXTstationおよびNeXTcubeColor.4995ドルのNeXTstationはMacIIfxやSPARCと比べたら半分以下の値段で一応のDTPシステムが構成できる点が魅力Jobsの期待するとおり,このマシンは今後話題を集めそうだ。
 NeXTcubeにフルカラーを実現するNeXTdimensionボードはすでに先月号で報告したが,このボードの特徴のひとつにJPEG圧縮チップがある。今日のように,DTPにもカラーの波が押し寄せてくると、そのデータ量は以前と比較にならないほど大きくなる。単純に計算しても,24ビットイメージは1ビットモノクロイメージに比べて、実に24倍のデータ量になるからだ。
 SuperMac社はJPEG圧縮ソフト,SuperSqueezeを開発。このソフトは今後,同社のMac用グラフィックスボードおよびハードディスクにバンドルされる.また,同社はNeXTと同様,C-Cube社のJPEGチップを搭載したデータ圧縮ボックスを開発している.正式な発表は来年になりそうだが,スチルイメージの圧縮方法としてJPEGが一挙に市民権を得たようだ。

Apple社,Mac新ラインを発表
 SeyboldのDTPショーが終わって間もなく,今度は10月15日にApple社がMac新製品3機種を発表した.発表会場はカリフォルニア州フリーモントにある同社工場.サンノゼからは車で約10分.すぐ目と鼻の先だ.フリーモントは,どちらかというと開発部門より生産部門が集まっている地域。今回発表が行なわれたApple社の工場のすぐ近くには,SunやNeXTなどの工場も並んでいる。今回発表されたのは,Classic,LC,IIsiの3機種(いずれもその内容が事前リークされていた)。仕様などは本誌別項に詳しいと思うので,ここでは簡単に述べるにとどめる.
 ClassicはSE/plusの後継機種.ハードウェア的にはSEを継承し,8MHzの68000を搭載。長い間待たれていた1000ドルMacの登場である。もちろん,エントリーレベルの個人ユーザーや学校関係などがメインのターゲットである。ちなみに,plusの製造中止を受けて,某スーパーマーケットでは、領収書を集めれば学校等にplusを提供するといったキャンペーンを始めた。たぶん製造中止になったplusを安値で仕入れたに違いない.
 LCは低価格カラーモデルで16MHzの68020を登載。IIシリーズとはNuBUSスロットがないなどの点で異なり,まったく新しいモデルと言える。形状もどちらかと言えばピザボックスタイプ.オプションのIIeエミュレーションボードを付けることでIleのソフトが動作可能となる(LCだけがサポート)。学校関係,個人ユーザー,小規模ビジネスユーザーがターゲットで価格はモニタ別で 約2500ドル。
 IIsiはIIcxの後継機種20MHzの68030を搭載したこのモデルは,IIシリーズ中最低価格の機種となる。価格は,2MbytesRAM,40MbytesHDDの構成でモニタを別にして3800ドル。企業向け用途がターゲットとされている。

LCとIsiに装備されたオーディオポート
 LCとIIsiには,今回初めてオーディオ入力ポートが装備された.8ビットデジタルサンプリングを行なうもので,22KHzでサンプル可能(システム的には44KHzまで可能と言われる)。機能的にはFarallonのMacRecorderとほとんど同じもの。
 このオーディオサンプリングは,NeXTの登場で一段と有名になった機能だ。ボイスメールやリップサービスなどの利用で,ドキュメントオンリーのものに比べ表現力は一段とアップする.Jobsはこの機能とネットワークを結び付けて,マルチメディアネットワークなどと呼んでいる(さらにそうした環境全体のコンセプトのことをInter Personal Computingと言っている)。悪く言えば,オーディオサンプリング機能を付加しただけでマルチメディアというのはおこがましいが,使ってみればそれなりに楽しめる機能であることには違いない。IBMとMicrosoftが密かに開発していると言われる新しいマルチメディアマシンにも当然こうした機能が具備されるはずだ.

Apple社のシェア拡大路線
 Apple社CEO,John Sculleyによれば「Apple史上、最もアグレッシブな価格設定」を行なったという今回の新製品発表.DTPでその独占的地位を脅かされていることは先に述べたが,今回発表された製品は,どちらかと言えばDTPよりも一ランク下の層を狙ったもの。いずれも「パーソナルコンピュータ」を強く意識したものだ。昨年にApple社が行なった「パーソナルコンピュータメーカー宣言」がここにきてやっと実現した.
 Apple社は利益率は確かに好調なのだが,パーソナルコンピュータとしてのマーケットシェアは、年々低下の一途をたどっている。一頃14%あったシェアは今では11%程度.IBM,IBMクローンなどのDOSマシンにじわじわと侵食されている格好だ。
 その原因は、もちろんApple社独占による高値政策。いくらSculleyがアグレッシブな価格設定といっても,「今までが高すぎただけだ」という反応は根強い。Windows3.0の発表以後低価格なDOSマシンが再び注目され始めている現状で,Apple社はその失地回復の意味で今回の新製品はどうしても必要だったようだ。
 理由はともかく,今回発表された新製品は、価格的には大幅な値下げが行なわれている。また旧ラインについてもIIfxを除き1000ドルから2000ドルの値下げも同時に発表された.ローエンドモデルに手をつけた今回の発表は,現在までのところ,Apple社の期待どおり,ほとんどのユーザー,業界関係者に好意的に受けとられているようだ。  (ザイロンコーポレーション代表 脇山弘敏)

「スチルイメージの圧縮方法としてJPEGが一挙に市民権を得たようだ」フリーソフトで自由に使えるようになるまでにはひと悶着あった。
「(Appleは)一頃14%あったシェアは今では11%程度」確かこの後Microsoftが支援したはずだ。IBMのクローンマシンだけになるとOSがMicrosoftだけだといわれ独占禁止法に抵触するので「Mac OSもありますよ」と言いたいがために支援した。
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スケルトンMac。iMacの原形はここにあったのか。

アップルジャパン社長の武内氏が本社副社長に就任
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米AdobeSystems社とセイコーエプソンがPostScriptについてライセンス契約を締結
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Miscellaneous :behind the newsをスクラップする。
Miscellaneous :behind the news
PalmTopはMacになりきれるか
 先月LTEシリーズのボディにひび割れという減点を食ったCompaqが,最上位機種「LTE386s/20」を発表した。その名のとおり20MHzの386SXを採用し,サイズは216×279×48mmで3.4kg価格は60MbytesHDDを搭載したモデルが6999ドル,30Mbytesモデルは6499ドルである。
 Compaqによれば,なんと「軍事産業」で培ったテクノロジーによって基板が従来の半分の大きさにたたみこめたという。これはもともとTeledyneElectroMechanisms社がミサイル誘導システムやステルス機の操縦パネルのために開発した技術「RegalFlex」である.Compaqは,このRegalFlexを使って,200×280mmのCPUボードを,重合った120×150mmのボードに作り上げたという.
 アナリストたちは、景気後退の中,他社が低価格のノートブック型パソコンを考えているこの時期に,この値段は高すぎると見ている.先月紹介したEpsonのNB3は4000ドル台で出そうなので,たしかに高い。日本でも高速のノート型が人気の中心になろうとしているが,米国でも「VGA+386SX」というマシンで競争が激化しそうだ(写真1).
 ノート型で遅れているApple社だが,「ソニーがノート型Macを製造するのではないか」という噂が流れている.John Sculleyは,来日の際「来年度末までには小型のパソコンを発売する」と述べている。Appleにはノート型のパソコンを作るノウハウ(半導体詰め込み技術など)がないことから,このギャップを埋めるため,ソニーに話を持ちかけたのではないかというのが大方の見解だ.ソニーは「現在交渉中であり,もしタイアップが実現すれば,Appleの要求どおりに製造・供給するつもり」という.さらに,Appleは東芝とも手を組もうとしているという噂がある。とはいっても,こちらはノート型の開発ではなく,光ディスクで手を組むらしい。東芝はAppleが接触してきたことを認めたうえで,まだ実際に合意に達するかどうかは分からないとコメントしている。
 ソニーの「PalmTop」はCPUが68000,液晶の解像度は512×342ドット,ポインティングデバイス付きという「Mac酷似スペック」だ。ROMを入れて,はい出来上がりになるのだったら,値段据え置きの19万8000円で発売してほしいものだ。
 Windows3.0の人気で儲かってはいるがOS/2が不安になってきたMicrosoftだが,なんと,PC用のゲームソフト「Microsoft Game Shop」を発表した.TetrisをもとにしたQBlocksなど,6種のゲームが入っており,そのままでも遊べるし,ユーザーがモディファイすることもできる。同社のゲームといえば,これまで頑固にフライトシミュレータ一本槍で,子供向けのゲームソフトは初めてである(価格は49.95ドル)。これはひょっとして,IBMのホームコンピュータ戦略と関連があるのではと思わず考え込んでしまったが,実はそうではないらしい。どうも,Microsoftのプログラマによって片手間に作られたゲームを寄せ集めたもののようである。ある日,お偉いさんがゲームで遊んでいる社員を見て「これはなんとかするべし」と口走ったのがきっかけで製品化されることになったのだという。「ゲームはとても面白いものばかりだ。一人遊びゲームとしてはビッグヒットになるはず」と社員は語っている.

ハッキングして世界旅行しよう
 米国では,過去6カ月でオンラインサービスに加入している世帯数が10%増加し,約190万世帯になったという.この伸びは5大ネットで特に著しく,Bell社が運営しているゲートウエイの「渋滞」も報告されている.
 今回の調査によると,第1位がCompuServeで62万5000世帯,2位がProdigyの30万,3位がGEnieの21万5000,AmericaOnlineが14万5000,Delphiが8万という.どうやって調査したのか不明だが,Delphiがベスト3から落ちて,Prodigyが上昇しているのは本当なのだろうか。とにかく,この5大ネットがマーケットの71%を占め、他の50数社は残りの3分の1のユーザーを分けあっているにすぎない。データによれば,トータルで191万件の家庭が加入していることになるが,15%のユーザーは2つ以上のサービスに加入しているので,実際には160万世帯になるという.
 このデータをややこしくするのは,GEnieやCSに加入している約4%の国外居住者=我々である.CSはNIFTYが,GEnieはPC-VANが,Delphiはアスキーネットが提携しているので残るはあと2つだ.ProdigyとAmericaOnlineはそれぞれIBM PCとMac用の専用ソフトでアクセスするという「特殊性」が災いしているのだろう.どこかががんばって専用回線でも設置してくれれば入りやすくなるのだが.
 ネットワークといえばハッキングだが,米国では,自社の実力を示すために,ハッカーに挑戦状をたたきつけている会社がある(そういえばNTTの暗号懸賞もあったね).LeeMah DataCom Securityという会社で,その名も「LeeMah Hacker Challenge」というコンテスト.今回で2年目だが,同社の2台のコンピュータに隠された秘密のメッセージを検索させるもので,1等賞は世界旅行.コンテスト期間の2週間で2000人以上の「参加者」があったが,同社のセキュリティシステムはそのすべてを返り討ちにしたという.
 同社ではDES(Data Encryption Standard)アルゴリズムを使っているそうで,3階層のシステムセキュリティを破ろうとする参加者のハッキング成功率は「7万2000兆分の1よりは良い」という(どういう数字なんだっ!)。関係者の中には、「このコンテストはコンピュータ犯罪を助長するものだ」という意見もあるが,同社は「ハッキングには防止法があることを示す利点がある」と主張する.
 かくして,7万2000兆分の1の偶然で侵入に成功した者が読んだであろう秘密のメッセージは「しつこくハッキングするものは,遅かれ早かれ追われるものとなるだろう」という怖い文句だったそうだ。
 こちらは本物のハッキング事件.NewJersey州議会では数カ月にわたって「ComputerGate」事件が取りざたされている.中身は,共和党員が民主党のコンピュータに侵入し,選挙戦で優位に立とうとしたというもの。操作されたファイルの内容が選挙キャンペーンへの寄付者リストや、選挙戦略を記したものだけに,犯罪の詳細はほとんど明らかにされていない。ネットワーク先進国ならではの犯罪だが,やることはWaterGate(盗聴)と変わっていない.

卍に注意っ!!
 日本の大臣の差別発言が問題視されているが,米国ではNECとNintendoの両社が,ADL(差別を監視する団体)から訴えられた。というのも,両社のゲームマシン用のゲームが「ナチスのカギ十字」と「ダビデの星」を使っているためという.
 NECは「SyberCorp」というゲーム。アクションシーンの中で「ナチスのカギ十字」を武器として扱っているうえ,そのゲームの目的が「胸にダビデの星を付けた敵」を倒すことにあるという.Nintendoのほうは,「ゼルダの伝説」のマニュアルに出てくるらしい。
 「両社とも,そのシンボルを攻撃の対象として扱っているため削除すべき」というのがADLの意見.NEC側は「このゲームを開発したソフトハウスの人間に責任がある」と主張。さらに「このソフトを購入した消費者にこそ問題がある」と消費者の選択の問題(責任)にすり替えてしまっている.Nintendoは「ゼルダの伝説で使っているシンボルは「まんじ」であり,ナチスとは向きが逆だ」と反論。「うちはソフトウェア開発に関してきわめて厳しい基準を設けているため,宗教団体などからクレームをつけられるようなものはない」と述べているが,両社とも,どうやらキャラクタを削除する意向のようだ。米国へ進出する予定のソフトメーカー各位は十分注意されたし.
 最近,営業成績はあまり良くないDECだが,米国の雑誌「Working Mother」の10月号で表彰された.「Working Mother's 75 Best」と題された会社の一覧表は,賃金,昇進の機会,育児手当てなどから順位が付けられている。同誌によると,優秀な会社は、仕事と家庭を両立させるため,会社もその一端を担わなければならないことを強く意識しているという.
 家庭の話題をもう1つ。Arizona州Phoenixでは,コンピュータと衛星を利用した,初の在宅成人教育プロジェクトがはじまった.SALSA(Southwest Advanced Learning System for Adult)呼ばれるこのプロジェクトは,家庭にあるパソコンをIllinois大学にある図書館と接続して,読書してもらおうというもの。SALSAは同州のTempeとMesaにあるMotorolaの半導体工場の従業員から50名のボランティアを募ってテストが行なわれている.研究者は,「家庭での教育がどのように仕事上有効となるかを調査したい」という.日本で成人教育というと,仕事と離れた知識の拡大のように感じられるが,あちらでは違うらしい。生徒にはApple社からMac SE,Motorola社から2400pbsのモデムが贈られるそうだが,君ならどうする.

「Windows3.0の人気で儲かってはいるがOS/2が不安になってきた」やっとだ。
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この号の「日本パソコン百景」が松下電工・住空間シミュレーションシステムの巻ということで33年前のヴァーチャルリアリティの記事だった。
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 先頃オープンした「松下電工ナイスプラザしんじゅく」は,サニタリー(バス,トイレ)収納システム,照明といった,住居の総合展示場だ.この展示場の中に,国内で唯一商用レベルで実用化されたバーチャルリアリティシステムが稼働しているという。「なんでそんな所に?」と,思わないでもないが,それにはふかーい理由があったのだった。
ふたたび来たぞ,新宿副都心
 6月号で取材したパソコンメーカーのショウルームが集合しているNSビルの隣,新宿モノリスビルに「ナイスプラザしんじゅく」がある.3~5階のフロアを使い,数トンはありそうなシャンデリアなど,幻想的な照明器具,バスユニット,小物などが展示されている.最新のホームエレクトロニクスから気持ちのよさそうなシャワーまで,きっと女のコを連れてきたら話題はつきない。冗談抜きで自信を持ってデートスポットとしてお勧めできるほどだ。そんなおしゃれなショウルームの一画,システムキッチンの展示に囲まれて松下電工「住空間シミュレーションシステム」がある。キッチンの展示場にあるのは,このシステムが「実際にでき上がったキッチンを,疑似的に体験できる」ものであるからだ。
 キッチンなんて,できあいのものを選ぶだけかと思っていたら、さにあらず。最近では図面を工場に送ることで,1mm単位での加工が可能なんだそうだ。既製品というと,サイズが合わない代名詞のように思われているけれど,技術の進歩には目をみはるものがある.ところが,それとはうらはらに,実際にでき上がったキッチンの使い心地はというと「こんなはずじゃなかった」という場合も多いそうだ。もちろん,ユーザーの意見はプランナーが数度にわたって聞き,図面も見られるのだけれど,素人に図面のでき上がりを想像しろというのが無理。そこで生まれたのがバーチャルリアリティを応用したキッチンシミュレーションシステムというわけだ。

バーチャルリアリティって何だ
 すでにご存じかもしれないが,バーチャルリアリティは,NASAなどで研究されている「仮想現実感」システムである.もともとはロボトロニクス技術から発展したもので,「人間が行くことのできない世界で,あたかも人間が行っているように作業を行なう」ことができるシステムだ。「ライディーン」とか「ジャンボーグA」といった巨大ロボット番組では,乗り込んだ主人公の身体の動きと連動してロボットの手足が動くというものがあったが,これならロボットの操作を知らない人でもロボットを操れる.しかも,遠隔操作にしてしまえば,「主人公,絶体絶命の危機!つづく」なんてこともなくなるわけだ。さらにこれを一歩進めて,コンピュータの中の想像の世界と融合させたものがバーチャルリアリティである.
 このキッチンシミュレーションシステムでは,お客さんの持ってきた図面を基に,3次元のキッチンをコンピュータ上に作成。お客さんは身体中にセンサをつけ,キッチンの中を歩き回ることができるのだ。もちろんそれだけではない.仮想のキッチンの水を出したり,皿を取ったり,収納することもできる。これにより,お客さんは、自分の家に入れるキッチンの棚に本当に手が届くのか,頭をぶつけそうな所はないか、通路の幅は大丈夫かといった確認を,仮想世界で体験することができる。子供の身長になってキッチンを体験するといったことも可能で,子供の視点から危ない場所はないか、などとありとあらゆるトラブル出しが行なわれる.
 お客さんが持ち込んだ図面情報は,松下のキッチンデータベースの情報とリンクされ,1~2カ月で3次元化される.その場ですぐ3次元化してくれればいいのにと思ったら「可能ですが,高い買い物ですから,少し冷却期間があったほうがいいんですよ」とのこと.なるほど,お客さんが冷静でなければ,出せるトラブルも出せない。
 ちなみにこの展示場では,デモが行なわれていて,誰でもシステムを体験できるようになっている.

砂の上のロビンソン
 さて,実際に体験してみると,首をひねったときの景色の動きがまだまだぎこちなかったりするが,とりあえずキッチンのシミュレートという目的には十分のようだ。けれど,お客さんの中には「ディズニーランドのほうがすごかった」と,ミョーな勘違いをされる方もいるとか.松下社内でも「花博の,ほれ、あれには負けている」という意味不明の感想が出たらしいから,つくづく日本人は,と,いい意味でも悪い意味でも思ってしまう。使われているコンピュータはアイリスとかいうワークステーションとMacII.ちなみに「花博みたい」に超リアルな画像で3次元を体験するためには,スパコンが10台あってもダメだそうだ。
 このキッチンシミュレーションシステムは,実は通産省の分科会の研究の一環でもある。平成7年までに,家をまるごと1軒シミュレートできるようにしたいというのが通産省の意向だという.
 ハイテク素材が軍事機密になってしまうアメリカに比べ,すぐゴルフクラブやテニスラケットを作ってしまう日本の応用上手だけれども,ロボットでも宇宙でもない,家というまこと人間的な部分に最先端のテクノロジーが向けられることは,メーカーの受け売りではないが「あったかいテクノロジー」だと思う.
 AI家電だのファジー家電だの,ハイテク家庭電化製品が流行しているけど,今度は「バーチャル家電」がはやるかもしれない。え?もうある?それは冷蔵庫でしょ.


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ヴァーチャルリアリティは33年も経ったのにあまり進歩しているとは思えない。パソコンの進歩に比べ物凄く遅れていると思う。どうしてなんだろう。

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その他のハード、データショウ(月刊ASCII 1990年12月号3) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

ASCII EXPRESSをスクラップする。

インテル,32bitマイクロプロセッサ3品種を発表
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これも黒歴史CPUだった。インテルはRISCでは成功しなかった。

ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情 第117回 忘れ去られたCPU黒歴史 StrongARMの前に破れたi960
特に悪いCPUだったわけではなく「i960でなくてもいいじゃね。」だったようだ。
上の引用先の最後に
「別に大赤字を出したとかいう話ではないし、性能面でも決して劣っていたわけではない。それどころか、RISCとしては初のスーパースカラーを実装した製品であった。それにも関わらず、インテルの中で「忘れたい製品」になっているのは、やはり「x86ではなかった」というあたりなのかもしれない」
とまとめられていた。私は86の呪いだと思う。互換性が命とばかり8086という8bitに毛をはやしたというか16bitから毛を抜いたCPUを販売して私のような少数派のオタクに嫌われて、呪われていたが、本当に呪いが成功してしまったと思っている。当のインテルが86から決別しようとしたのに86にしがみつかれてとうとうここまで来てしまった。最初の決定というのが大切だということを歴史が教えてくれている。

AMDがAm29000の上位RISCチップを発売
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これも黒歴史CPUだった。
ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情 第122回 CPU黒歴史 対Pentiumのために放棄されたAm29000
組み込み分野やワークステーションに 幅広く採用されたAm29000
最後に、Pentiumに対抗するためリソースをK5というCPU開発につぎ込み、「Am29000シリーズは突然に生産中止」として採用メーカーに多大な迷惑をかけた結果「筆者が知る限りでも、国内某社は「絶対にAMD製品を組み込みに使わない」と断言している。」となってしまった。
こじつければ呪われた86にかかわるとろくなことがないという事例になってしまう。

インテルがノート型コンピュータ用の386チップセットを発表
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386は8086の呪いを86互換モードとして内部に閉じ込めたCPUだった。これは良かったが速度がいまいちで同クロックの80286と速度が変わらなかった。ワイヤードコアの486になってキャッシュを搭載して速度が上がり使いものになるCPUになった。私は486マシンを使っていてマシンを呪うことはなくなった。

日本電気がプリンタ,CD^ROMドライブ,HDDなど周辺機器13機種を投入。
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CD-ROMはこの後倍速、4倍速と速度を上げていきやっと使える速度になった。当時は使い道があまりなかった。

PC-9800シリーズに拡張スロット用のHDDボードが発売
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アイシーエムが40Mbytesで10万8000円。

キャラベルとテクサから,98NOTE-SX用の内蔵HDDユニットが販売開始
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21.4Mbytesで10万9800円。

京セラ,日本アルトス,テクサ,エスパーシステムなどから,PC-9800シリーズ用SCSI・HDDが発売
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趣味のパソコンユーザはハードディスクは10万以下のものを買っていた。これらは高くて買えなかった。

システムクォリティ,光磁気ディスクユニットを発売
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本体価格が44万5000円もした。

三菱電機,容量4Mbytesのメモリカードを発表
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厚さは3.4mm

インテル,最大4Mbytesのフラッシュ・メモリ・カードを発表
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厚さは3.3mm

日電,高速アクセスを実現した64/256KbitSRAMを発表
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システムクォリティが音声をテキストに変化するボードを発売
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ヤマハがアウトラインフォント処理アクセラレータを発売
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ヤマハは音楽関係だけではなくこうしたものも作っていた。

シャープが1670万色表示の14インチカラー液晶デバイスを開発
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当時世界初のデバイスを発表していたシャープが今日凋落しているとは。33年前はシャープの技術には他の国特に中国、韓国は追いつけないと思っていた。しかし、かの国は最初から開発するのではなく途中から技術を取り込み開発をしていった。ゼロから始めた日本の技術の方が上で途中から開発した国に負けるとは思わなかった。

ブレインズが画面に16色でTV画像を表示するボードを発売
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使い物になるかどうかは別にして33年前はこういう技術があった。今はデジタル放送だが昔はNTSCビデオ信号でアナログだった。そう考えると昔のアナログ技術は高度だった。今は失われた技術だ。

エプソンが低価格ページプリンタや,TVボード,ハイレゾディスプレイなど周辺機器を発売
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レーザープリンタはキヤノン一択かと思っていたが、知らない間にNEC一択になっていた。エプソンのページプリンタは使っているところを見なかった。

アプリックスがPC-9800シリーズ用のDVIプレーヤを発売
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これも見なかった。キラーコンテンツと呼ばれるようなものがなければ広まらない。

データショウ'90の写真をスクラップする。
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DynaBook J-3100GS001 80286((12MHz)
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FMR-CARD
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HANDY 98
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if-NOTE
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LUNA II
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NetWare386
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Sun Microsystems
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ジャストシステムの大地
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テラ(仮称)
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三菱のDVI。Windows上で動画表示を可能にした。
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松下電器のWindows 3.0 日本語版
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キヤノンのBJ-note
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こういうプリンタが欲しかったが、ダイナブックを持って行って印刷したいときはたいていそこにパソコンとプリンタがあったのでそれを利用していた。

アイシーエムの可搬型HDD
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アスキーはICメモリカード。メモリカードは現在はSDカード一択だが、それまでには各種規格が乱立していた。
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シャープの電子手帳と専用小型モデム。これもスマホのご先祖様といえるか。
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シャープのファクシミリ。インターネットが登場したころでも保秘の観点から大切な文書はファックスを使っていた。
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ローランドのプロッタ。グラフを描くならやはりプロッタ。
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ローランドの98NOTE用MIDI音源
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視覚障害者用点字パソコン
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パソコン、ソフト、ゲイツへのインタビュー(月刊ASCII 1990年12月号2) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

ASCII EXPRESSをスクラップする。

日本電気がV33搭載で高速化した「PC-98DO」を発売
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こういうのでいいんだ。ビジネスソフトは一太郎と1-2-3位しか動かさない。それよりゲームだ。PC-8800用のゲームは豊富だし、PC-9801用のゲームだって結構ある。売れている機械だからゲームの質も高い。

エプソンが単純マトリクスカラー液晶で高品質表示を実現したラップトップ型コンピュータを発売
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PC-386LSXの価格は80万円。高い。

富士通が990グラムのノート型コンピュータを発表
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出遅れた感がある富士通のノート。なんと286マシンで1kgを切って、23万8000円。力が入っていた。

三菱電機が80386SX搭載のノート型AXマシンを発売
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ディスプレイを取り外せるという変わり種だった。20MbytesHDD付きで本体41万8000円。ディスプレイが6万円。

日本IBMがPS/55シリーズを強化,同時にVGA対応の「IBM DOS Ver.J4.0/V」を発売
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一番安い386(16MHz)搭載のノート 5335-Sが60万7000円

ASTがIBM PC/PC-9800シリーズ両互換マシンを発売
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DualStation 386SX/16 の価格は39万9000円。記事の「DaulStasion」は誤記だ。

沖電気,ノート型32bitAXマシンにWoksを標準装備
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なんだこのべた記事はと思う。

富士通,日本語MS OS/2をバージョンアップ
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昔は各社がOSを自社の機械用に移植していた。

ボーランド,PC-9800用のC++コンパイラを発売
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私はボーランド社のバージョンアップに律儀に付き合ってきた。一体何十万円つぎ込んだのだろうか。こんな私だから、現在のインターネットでの投げ銭文化やスマホゲームの課金をする人を馬鹿にすることはできない。

マイクロソフト,Microsoft Cをバージョンアップ
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知人はプログラムを作って稼いでいた。「MS-Cで書いてます」ということが信用される第一条件だと言っていた。私は趣味のプログラミングだから嫌いなMicroSoftのコンパイラは使わなかった。

ハドソン,HDDユーティリティをJ-3100に移植
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「前略ハードディスク様」はハドソンだった。昔は、自分でAutoexe.batを書けない人が結構いた。職場で頼まれて私有パソコンのconfigs.sysとautoexec.batを書きに行った。最初はパソコンの伝道師としてやっていたが、そのうち流石に嫌になってきた。しかし、パソコンに詳しいという肩書がなかなか取れないでいた。2度目の転勤で若手が増えてきたので私は新しいパソコンは分からなくてと回避していた。しかし、あるとき電話がかかってきてパソコンの相談をされて私が○○に詳しいということにされていて思わず「誰に聞いた!?」と電話口で言ってしまった。一度ついた評判はなかなか取れない。

ビルゲイツ以外の呼び方をこの記事で初めて目にした。ウイリアムゲイツはゲイツがこう呼べと言ったのか?
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インタビュー記事をスクラップする。
Microsoft 会長 William Gates氏
 Windows3.0の発表によって,これまでMacintoshの独壇場の観があったマルチメディア環境が,DOSマシンでも身近になりつつある.今回は,先日幕張メッセで開催されたマルチメディア国際会議に出席した米Microsoft会長,William Gates氏に,近未来を語っていただいた.
――1993年を見越して「夢のマシン」を描写していただけますか.
Gates(以下G)――マシンはいろいろな方向に進化するでしょうし,場合によってはそれは「マシン」とは思えないようなものになるでしょう.私のオフィスについて言うと,今一番欲しいものはたくさんの表示装置ですね.机とか壁とかをみんな表示部にできれば必要のあるものを表示させておくんです.それで,プロジェクトや,スケジュールや,データや。もっと詳しいことを知りたいときは,鉛筆かなにかでクリックすればいいし,その場で中身を変更したり、何か実験してみたりもできる。そういう意味では,システムというのは中に入っている情報の集合体を指すことになるかもしれません。
 そのような環境では,コンピュータの能力とは,時間を管理し、何があなたにとって重要なのかを前もって予期し,絶妙のタイミングで引っ張り出すことです。コンピュータが今後どれだけアシスタントとして機能させられるようになっていくか,それを眺めるのはとても興味深いことです.今みたいに,厳密に「なになにが欲しい」「それを表示しろ」といった奴隷に命令するような方法からいつ脱却できるか……もちろん表示は非常にグラフィカルになっていて,入力デバイスも高度化する……キーボードやポインティングデバイスとともに,私はここ数年のレンジでは「手書き」が重要な意味を持ってくると考えています。「手書き」というのは,手書き文字だけではなくて,ジェスチャーも含みます。
 マウスは物を指示できますが,ペンではさらに正確な仕事ができます。逆にデリート,ムーブ,コピーといったことは,簡単なジェスチャーでできる,校正記号をつけるような,それこそみんなが慣れ親しんでいる方法でね.
 マシンがこのようなものになってくると,マシンの価値は,中にどれだけの情報が入っているかで決まってきます。たとえば私の会社で,全従業員の写真と会社の情報を入力したとします。すると私は,どのスケジュールが変更になったかとか,支出の対予算比とか,ある得意先についての情報などを,座ったままで簡単に取り出すことができます……といったことは1993年には本当に実現できると思っていますから,夢じゃなくなっちゃいますね。
――家庭のコンピュータはどうなるでしょう?
G――家というのは個人個人で異なりますから一概に理想は語れないでしょうが,私にとって,家はいつでも、好奇心を刺激してくれるものであってほしい。だから,何百枚,何千枚の画像をコンピュータに入れておいて,それがどのスクリーンにも表示できる。スクリーンはどの部屋にもあって,中には大きな,そうですね,20フィートくらいのHDTVもあって……そこに画像を呼び出すことができるわけです.18世紀のフランス絵画や,イタリアの彫刻や,あるいは砂浜,ヨット,赤毛の美女,スポーツカー……画面がどれくらいの間隔で切り替わるかも設定できて.だから,勉強するにせよ,何かに興味を持つにせよ,家というのはとても活気に満ちた場所になるのです。 この場合,解像度は,そう,普通の絵と同じように見えるくらいで,ディスプレイはフラット.できればそれっぽい枠もついていて,必要のないときには壁紙みたいになっちゃって,画面があることが分からないとかね。結局みんなそういうものが欲しくなると思う。でも,30万枚の絵を買ってきて,スキャンして,データベースに入れる……これはまだ相当高くつきます。
――米国ではWindows3が好評発売中ということですが,日本のパソコン上でグラフィカルな環境が実現される見通しについてはどう考えますか.
G――グラフィックインターフェイスは基本的な環境としてなくてはならないものです.これまでの,グラフィカルでないインターフェイスというのは,スピード追求のためのゆがんだやり方です.この世は文字でできているわけではないのですから.
 日本のマシンは昔から高い解像度を持っています。アメリカの標準はVGAの640×480ドット,今年の終わりごろには1024×768くらいの環境も利用できるかもしれませんが,そういう意味で日本のマシンは十分な解像度とメモリを持っていると思います。ただひとつ不自然なのは,ハードディスクつきのマシンの普及率が相変わらず低いことです。先日お話しした日本電気の方は,386マシンのHDD装着率が40%だとおっしゃいました。アメリカではHDDなしの386マシンなんて見ることができません。「HDDなしだって,なんだそれは」ってところですね。LANやレーザープリンタも似たような状況がありますが,どれも急速に追いつきつつあるので,ハードウェアがボトルネックになることはないでしょう.

手書きはパームトップとか電子手帳でしか流行らなかった。デスクトップはマウス1色だった。トラックボールはないこともないけどという状況だった。液晶ディスプレイはまだまだ先のことだった。
HDDなしの人がそんなにいたのか。まあ確かにPC-9801RAなのにフロッピーでゲームをしていた人がいたし。フロッピーでワープロソフトを使うこともできた。


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編集室から、パソコン広告(月刊ASCII 1990年12月号1) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

「FROM THE EDITORIAL OFFICE」を読んでから広告を見るとなるほどと思う。
1990年はノート型パソコンに明け暮れたが
 「1年古くなったコンピュータはどうするべきだろうか?」「ハッピー・バースデイを祝ってあげるよ」という小話は,以前本誌でも紹介した“The Official Computer Freaks Joke Book”に出てくるのだが,ここ1年余りでパーソナルコンピュータの世界はまたかなり変わった.
 A4判,本体重量2kgのUltraLiteを日電がアメリカで発表したのは,一昨年10月.東芝のT1000よりも一気に1kg近くシェイプアップしたICカードベースのマシンだった.しかし、国内でいわゆるノート型パソコンブームを巻き起こしたのは、昨年7月に発売された東芝のJ-3100SS(DynaBook)である.以降,A4ファイルサイズ,2.xkg,低価格は,合い言葉のように使われた.
 ノート型パソコンは,すでに各社合計で数十万台を出荷しており,100万台に達するのも時間の問題といえるところまできている.来年度なかばには実現する.
 小さいマシンが,その後のさらなる軽量化や高機能化などで賑やかな一方,デスクトップマシンのほうは,MS-DOSマシンに関していえば,これといった動きがないように見える.それに合わせたように大物ソフトウェアのバージョンアップや新製品も(ノート型にフォーカスしたMS Worksなどを除けば)目立っていない。
 来年早々にもリリースが噂されるWindows 3.0待ちといった雰囲気もないではないが,マシンそのものが現在のアーキテクチャでは,ある程度完成してしまっているからかもしれない.進化の「節目」にきているようなところがあるのだ.
 そんな中でも動きがないわけではない。先日発売となったPC-286C(PC CLUB)は,秋葉原などでは店頭に積まれて売られている.購買層は幅広いようだ。'90年は,ノート型に明け暮れたようにも見えるが,裏返しには,ようやく広がり始めた一般のユーザー層が,文字どおり「普及価格」に反応したのだともいえる。'91はどうなるか.  (遠藤諭)

3.5インチフロッピーディスクが使えるということがノートパソコンでは重要だったように思う。またダイナブックが20万円を切ったということも大きいと思う。
PC-9801シリーズが累計300万台だが、ノートパソコンは「各社合計で数十万台を出荷しており,100万台に達するのも時間の問題」というから勢いは確かなものだった。パソコンのシーンが変わった年が1990年なんだろう。

以下広告をスクラップする。
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裏表紙が新しくなったが。宮沢りえが益々大きくなった。
結局、裏表紙ではTOWNSよりも宮沢りえの印象が強かった。

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HANDY98。覚えていない。
結局見開き広告には1年間デスクトップはなかった。NECの広告からも1990年はノートパソコンが主役となった年としていいか。

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PC-9801シリーズ累計300万台だそうだ。
ただWindowsを前面に押し出してて良かったのか?Windowsなら98でなくても良いのに。

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右頁はパナソニックのノート。PRONOTEは386SXを積んで27万8000円

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左頁はNECのPC電子手帳ET
右頁はMac

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IBMのパーソナルシステム/55

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左頁はHP486SXで前号の使いまわし。

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シャープのAll in Note AX286N-H2
CPUは286(12MHz)を積んで39万8000円。

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TOWNS。宮沢りえのドアップ。

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TOWNSは前号の使いまわし。

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TOWNS

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富士通の電脳遊園地

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富士通のNoteBook。286を積んで23万8000円
各社の秘書さんが目立つ。

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右頁はATARIの1040STE

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IBMのPS/55Z

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DynaBook J-3100GS001はCPUに286(12MHz)を積んで19万8000円。安い。

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パナソニック オフィスワークステーション

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右頁はエプソンのPC-386GとPC-386S。
思い出した。PC-386Gは1120×750ドットのハイレゾマシンだった。CPUが386(33MHz)だった。33MHzとはいえ386だとやはり速度は出なかったような記憶がある。ハイレゾマシンでWindowsが使い物になるのは486からだった。

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エプソンのPC-386NOTE A。CPUが386で価格が26万8000円。386なら安いと思う。

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CanonのNAVIは電話付きのパソコン。今のスマホに相当する。

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CanonのGJ-noteプリンタ。こういうものが欲しかった。

ASCII1990(12)a20AXi_W520.jpg
キヤノンのAXiは前号の使いまわし

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キヤノンのLASER SHOT

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Apple と Canon によるMacの広告。右頁がExcelになった。

ASCII1990(12)a23NeXT_W520.jpg
ジョブズの作るNeXT

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左頁はカシオの電子手帳
右頁はキヤノンのファミリーコピア
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富田靖子のカットが変わった。

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東芝のSPARC LT

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ソニーのAXパソコン。QL/Note。CPUは386(16MHz)で39万8000円。

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ソニーのPalmTop PTC-500。姿はごっついが今のタブレットのご先祖様というべきもの。

ASCII1990(12)a28AX_W520.jpg
AX協議会の広告。「宣言。AX時代、到来」とあるが、そんな時代は来なかった。

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三洋のジェラン。これは一体何だったのか。

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ジャストシステムの大地。DTP業務は皆これを使うのかと素人は考えてた。

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一太郎ラーメン。

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マイクロデータの製品群の広告。エコロジー、オーシャノグラフィ、ノストラダムス。

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ノートンユーティリティはソフトウェアジャパンという会社が販売していた。

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MicrosoftのWorksは好調な販売だったそうだ。

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左頁はTURBO C++。

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ASCII1990(12)a36ツクモ越智静香_W520.jpg
ツクモ。イメージキャラクターに越智静香を起用した。
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ツクモ。パソコンショップでカラーページに広告を載せているのはツクモだけだった。

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ソニーのDATA Diskman。33年前からあったのになぜこれが主流になれなかったのか。ソニーがやる気なかったのか。WALKMANとか先進的な製品を出していたソニーなのに残念だ。

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ロータス1-2-3の広告。柳沢慎吾を出しておちゃらけた広告だ。ロータスは一体何を考えていたのか。正確さ第一のソフトウェアなのに柳沢慎吾はないだろう。ふざけるなと。

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左側がソフトバンクの書籍Oh! Dyna。

裏表紙裏はFUJI FILMのFDだった。
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12月号も前号の使いまわし。

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H98,386LSR,J-3100GXS,MAXYNOTE,MSXturboR(月刊ASCII 1990年11月号4) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

PRODUCTS SHOWCASEをスクラップする。

PC-H98model100/60
PC-98RL21/51
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まとめ部分をスクラップする。
DMAとグラフBIOSを高速化し価格も下がったPC-98RL
 PC-H98シリーズの新製品と同時に、非NESAアーキテクチャの高解像度マシンPC-98RLシリーズの新モデルも発表された.
 CPUは旧モデルと変わらず20MHzの386を使用し,外観,基本スペックもほとんど変わっていない。変更があったのはDMA周辺の速度改善と,グラフBIOSの高速化だ。ベンチマークテストの結果(表2)は旧モデルとまったく変わらない.このテストは主にCPUの動作速度を見るのが目的だからだ。残念ながら,今回はテスト用の旧モデルが手元になく,DMAやグラフィックの速度比較はできなかったが,メーカーの発表によれば,固定ディスクのアクセス速度が5~10%,グラフィックの描画速度が1.2~2.7倍に改善されているという.
 このモデルチェンジに伴って,価格の改訂があったことが最も大きな違いだろう.FDDモデルが73万5000円(model2)から70万円(model21)と3万5000円の値下げ,HDD内蔵モデルが97万円(model5)から86万円(model51)11万円の値下げになっている.PC-98RLmodel21/51は新製品というよりは,価格改訂を伴ったバージョンアップ版といったとらえ方ができるだろう.

 PC-H98model100は,PC-9801シリーズでは初めて200万円を超える価格になっている。パーソナルユースではまず購入は不可能な価格で,CADなどのプロフェッショナルを対象にした製品であることは間違いないだろう.しかし,現在の段階では,H98シリーズの特徴であるAGDC(Advanced Graphic Display Controller)とE2GC(Enhanced Enhanced Graphic Charger)による,高速なグラフィック表示機能を使えるソフトはMS-Windows程度しかなく,H98専用の本格的なCADソフトなどの登場が待たれる.
 model70との比較では,数値演算コプロセッサ(PC-H98-E01 32万円)と標準実装メモリの差2Mbytes(PC-H98/70-B01 14万円)+パフォーマンスの差(1.5倍)が価格差の47万円になるわけだ。これは,まず納得のいく価格差ではないだろうか.
 一方のmodel60は,単純にパフォーマンスの差(0.84倍)が価格差(0.89倍)になりわずかに割高な感じもある.とはいえ,40MbytesHDDモデルの追加など普及機としての性格も強く,導入時には慎重な選択が必要になるだろう.
 いずれのモデルでも,MS-WindowsなどのGUI環境での使用感はさすがに良い.ウィンドウの書き換えなどは,まったくストレスを感じさせない.また,矩形の連続表示などを行なわせると,描画が識別できないほどの速さで,E2GCの威力を感じさせられる.グラフィックを含めた総合的なパフォーマンスについては,改めて詳しくレポートすることにしたいが,来年早々にはとの噂があるMS-Windows3.0の登場と相まって、高解像度NESAマシンの真価はこれから発揮されることになるだろう.
 RL21/51は特に見るべき点はないが,価格が若干下がったおかげで,高解像度マシンが少しだけ身近な存在になったといえるだろう.   (竹田)

PC-H98model100/60とPC-98RL21/51の評価だが微妙だということが分かる。正直な記事もあるのだ。型番を変えて新型として値下げするのがNECのやり口だった。PC-H98は一般ユーザ向けではないし、PC-98RLもWindows 3.0を使わなければ「除く」のDOSマシンだ。

エプソン PC-386LSR
東芝 J-3100GXS
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まとめ部分をスクラップする。
 PC-386LSRはPC-9801Tの対抗機種だ.LSRが53万8000円なのに対してPC-9801TmodelW2が54万8000円.LSRのほうが1Mbytes多くメモリを搭載していることを考えると,LSRのほうがお買い得な印象を受ける.
 GXSは,SGXから強化された漢字VRAMや3モードのFDD,16階調表示などの特徴を継続しながらも,SGXの128万円から79万8000円と安価になっている.J-3100シリーズ上位機種の中では強力かつ安価な機種だ。特にSGXと比べると4割近く安価で,コストパフォーマンスの面では魅力の高い製品だ。
 今回紹介した2機種を見比べてみると,クロック周波数が上がったのみにとどまったLSRに対してGSXは先のSGXに採用された機能を継続しつつ,DynaBookシリーズ同様にモデムが内蔵可能など,新機種としての工夫が見られる.ただし,同じCPUを持つラップトップマシンとして見れば,HDDの有無を考えても26万円という価格差は大きい.
(行正)

高すぎる。53万8000円がお買い得って比較対象が恣意的だ。79万8000円と安価になっているも同じだ。一般ユーザが拡張性の乏しい高額なノートパソコンを買うとは思えない。この頃の液晶ディスプレイは表示可能というレベルだからCRTと比べようがない。

もっと酷い評価記事が別のところにあった。
三菱のAXであるMAXY NOTE286だ。
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MAXYNOTE286の好評価には全く同意できなかった。
本誌の1.5倍の容積,約2倍の重量
 MAXYNOTE286は,シャープのAllinNoteと同等のハードウェアを持つ。CPUには,12MHzの80286を搭載し,20Mbytesのハードディスクを内蔵しながら,本体重量は,それまでのノート型パソコンよりもひとまわりコンパクトなサイズとしている。ボリューム感は,本誌通常号の約1.5倍,重量は約2倍といえば分かりやすいだろう。これは,PC-9801NS20の容積48%,重量68%に当たる(写真1).
 この大きさ(小ささ?)は,パソコンの大きさにこだわり続けてきた本誌としては,高く評価したい。87年に登場したJ-3100は6.8kg,その後も根強い支持層のあったPC-98LTは3.8kg(日電によれば一貫目)である。昨年7月にセンセーショナルに登場したDynaBookは,2.7kgと話題をさらったが,正直なところ気軽に携帯するというわけにはいかなかった.この2.7kgとMAXYNOTE286の2kgとの差は,実際に持ち歩いてみると体感的にはかなりの違いがある.DynaBookや98NOTEをお持ちの方は,それと,本誌2冊(容積では1.5冊)を実際に比較してみれば,その違いが了解できるはずだ.
 つまり,DynaBookや98NOTEが,必要に応じて携帯して出かけることもでき,比較的ローエンドなユーザーのニーズに応える作りになっているのに対してMAXYNOTE286は,ちょうど一眼レフカメラにモータードライブとフラッシュを付けたくらいの存在感なのである。それでは,どんどん小さくすればよいではないかという話になるかもしれない.しかし,キーボードの使いやすさや液晶画面の見やすさ,外部インターフェイスの確保などを考慮すると,A4レターサイズは,使い勝手を損なわない(デスクトップと同様の感覚で使える)大きさの限界にかなり近付いているように思われる。

いやいやDynaBookは気軽に携帯して使っていた。「これは私の外部記憶装置だ」と言って持ち歩き使っていた。「比較的ローエンドなユーザーのニーズに応える」のがDynaBookだった。それで良かったし、それが欲しかった。
39万8000円もする「12MHzの80286」を気軽に携帯して何をするというのか。外で仕事をしたいのか。出先で客先で使うというのなら分かるが、それはDynaBookとは用途が全く違う。

まとめ部分をスクラップする。
 ノート型マシンは,使用目的によってオプションを追加していくことでさらに強力になる.MAXYNOTE286にもさまざまなオプションが用意されている.FDDを装備していないため,外付け3.5インチドライブが欲しいところだが,合計価格が44万7800円!となってしまう.頻繁にデータ交換しないのであれば,メガソフトのMAXLINK(ケーブル付きで,AX-98用が1万8000円,AX-AX用が2万5000円である)を利用する手もあるだろう.また,電池がバッテリパックになっておらず,充電しておいたものを差し替えながら使うことができないため,外部バッテリが欲しいという人も多いだろう.ところが,オプションの外部バッテリは約5時間と長大なバッテリ駆動時間が得られる代わりに,1kgの重量増となってしまう.小型の外部バッテリなども用意してほしいところだ。
「充電しておいたものを差し替えながら使うことができない」のは全然ダメだ。また、本体価格39万8000円を持ち歩き手軽に使うなんて考えられない。
ASCIIの好評価には同意できない。

技術者が趣味で作ったのか?8bitでどこまでできるか挑戦したのか?X1 turboやPC-8801と比べどうなのよ。と疑問が残るのがMSX turbo Rだった。
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MSXにMSX turbo Rがあったのは覚えていない。8bitでそこまでするかというか必要かという疑問がある。しかし、こういう8bit機という縛りでどこまでできるか、どんなアイデアが必要かとか考えることは技術者にとって楽しいことだろうなと思う。32bit機で普通に設計して出す性能よりも8bit機で知恵を絞って出す性能の方が達成感があると思う。ただ趣味で機械を作ってもダメだろうとは思う。プロなら消費者に訴求して売れるものを作らなければと思う。でなければ自己満足、マスターベーションになってしまう。
どんな自己満足設計だったのかスクラップする。
河原裕一

高速化と互換性の実現
 従来のMSX(MSX,MSX2,MSX2+)は,CPUに3.58MHzのZ80を使用している.ゲームマシンとして使用するにはさほど問題はなかったが,HALNOTEなど実用アプリケーションの登場でいささかパワーが不足という声が上がっていた.また,MSX-DOS2から日本語入出力が可能になったが,Z80では漢字のビットマップ表示は荷が重く,MSX自体の高速化が待ち望まれていた.
 今回のMSX turbo Rに搭載されたR800は,Z80完全上位互換のCPUで,7.16MHz(システムクロックは28MHz)で動作する。最大の特徴は,CPU内部の16bit化と,パイプライン処理などのRISC技術の応用で,命令実行に必要なクロック数を大幅に削減したことである。従来のZ80では1命令につき最低4クロック(+1メモリウェイト)の実行時間が必要だったが,R800では最低1クロックで実行される.多用されるレジスタ対レジスタ,レジスタ対即値命令では,ほとんどが1クロックで実行可能である.また,同時に16bit掛け算命令も新設された.
 こうしたCPUの搭載を前提にturbo Rではシステムにかなりの変更が加えられている.
 実のところ以前にも,64180を採用したビクターのHC90,Z80B採用の松下FS-A1WXなどメーカー独自,あるいはユーザーによるクロック高速化の試みはあったのだが,ソフトの互換性は100%というわけにはいかなかった.これは主にROMのアクセス速度の問題で、内部のROMは高速なものを搭載できても,カートリッジで供給されるROMソフトが速度についていけない点による.
 この問題を解決するため,turbo Rではカートリッジ用の外部スロットをアクセスする場合には3クロックのウェイトが自動的に挿入されるように設計されている.また,BIOSなど内部ROMでは2クロックのウェイトが挿入される.
 互換性の問題はもうひとつあるプログラムが周辺とのタイミングをとるために,ソフト的に時間を計測している場合がそれだ。R800では実行時間が短くなるため,空ループなどで時間をつぶしている場合正常なタイミングが取れず,ソフトウェアが正常に動作しなくなってしまう.これをシステムが監視し訂正するのは不可能に近い。turboR ではこのようなソフトのために,Z80を搭載することで互換性を実現している.
 高速化に伴うもうひとつの対処は,内部ROMの内容をRAMに転送して実行するモードの新設だ。最低命令実行時間が1クロックなのに,BIOSをコールすると途端に2クロックのウェイトが入るのでは,処理速度が激減することは明らか.このため,ウェイトのかからないRAM上にROM内のシステムを展開する,いわゆるシャドーROMとよばれるテクニックを使っている(高速の80386マシンなどでは見られるが,このクラスのマシンでは珍しい)。
 システムの転送は、マシンの起動時に一度だけ行なわれる.RAM上に置かれたシステムは,通常のROMのあるスロットに見えるので,ユーザーはRAMだと意識して使用する必要はまったくない.このRAMはメインメモリと同様,マッパと呼ばれるI/O切り替えメモリ管理システムによって管理されており,実装された最終セグメントから4つのセグメント(計64Kbytes)が割り当てられる.実際には,BIOS,BASIC,SUBROM,漢字ドライバがこのセグメントの転送の対象になる.
 Z80モード(Z80を使用する),R800モード(R800を使用し,RAM上のシステムを使用する),R800ROMモード(同.ROM上のシステムを使用する)の3つの動作モードは,新設されたBIOSにより随時選択可能である.
 これらの高速化の結果,R800モードとZ80モードを比較した場合,CPUパワーは約5~10倍になっている.
 CPUの高速化により,ディスクまわりもかなり高速化された。ためしにDOS 2上で92Kbytes程度のファイルをNULデバイスに3回typeさせた結果、R800モードではZ80モードの約4倍の実行速度が得られた。期待された2HDドライブの搭載は見送られたものの、なにかと遅いと言われ続けてきたMSX内蔵ディスクが実用に耐える速度になったといえる。

なんかMSXのダメさ加減が示されている。8bit機でワープロ等が使えるような機械はPC-8801やX1turboが既にあり、MSXもそれと同等になろうとしたのか。MSXはそうではないだろうと思っていた。
漢字環境とグラフィック画面
 これらの高速化の試みの反面,漢字VRAM搭載などの画面表示の改善は,今回は見送られた.VDPにはMSX2+用に開発されたV9958が搭載され,最大解|像度は512×424ドット(インターレス,512色中16色)256×212ドット時にはYJK方式により1万9286色の同時発色が可能である.VDPのクロックは変更がないので,VDP(ドット描画/ボックス塗りつぶしなど)の速度に変化はない.
 このため,画面に文字を出力するプログラム,漢字表示を伴うプログラム,グラフィックスを表示させるプログラムでは,5~10倍というCPUパワーがそのまま実行速度には結びつくわけではない.
 前出の92Kbytesの1バイト文字ファイルをDOS 2のANKモードでtypeさせたところ,R800モードではZ80モードの2倍強。1000行の漢字ファイルのDOS 2漢字モード3でのtypeでもほぼ同じ数字が出た.2倍強の高速化は嬉しいが,CPUパワーが10倍近いことを考えればいささか期待外れではある。なお,ベンチ中のjtypeは高速表示で定評のある漢字表示ツールで,mab氏によるフリーウェアだ。jtypeはDOS上で動作し,オリジナルの漢字表示ルーチンを持っているため,R800でもR800ROMモードでも差が出ていないことが分かる
 また一部のソフトウェアでは,VDPのREADYをチェックしていないものも見かけるが,このようなソフトではVDPがR800についていけないことが考えられる。画面表示が乱れ,最悪の場合暴走することもあるかもしれない.

TEXT VRAMを持たないとこんなもんだ。あのPC-9801無印が8086を使っていても漢字表示のためにTEXT VRAMが必要だったのに8bit機のMSXでTEXT VRAM無しは無謀だ。ゲーム機としては良いが。
音源の強化
 従来オプションであったMSX-MUSICがturboR では標準実装となった.また,新たにPCM音源が搭載されている.MSX-MUSICは最大9音9音色または6音+5リズム音のFM音源で,MSX2時に規格化されたものだ.音色は固定で,新たに音を作ることは不可能だが,パラメータにより音色を操作することが可能で現在ではMSX用に作られるゲームのほとんどがMSX-MUSICに対応している.
 新設のPCM音源は,15.75/7.875/5.25/3.9375KHzの4段階のレートを持サンプリング音源だ.プリセットデータは持っておらず,ユーザーは自身でサンプリングを行なうことになる.turbo Rでは,このための録音,再生のBIOSが新設され,マイク端子が標準化した.録音されたサンプリングデータはRAM,もしくはVRAMに圧縮されて置かれる.現在ではPCM録音再生機能を持ったパソコンも多く,ネット上でデータを見かけるようになった。こうしたデータをコンバートしてturbo R上に持ってくることも簡単にできる.
 サンプリング,再生にはCPUパワーのほとんどが割かれてしまうため,ゲームなどでのバックグラウンド演奏は難しいが,Macintoshなどのように起動時にファンファーレを鳴らしたり,エラー時に笑い声を出すこともできる.
 すでに発表になった松下のA1STの内蔵ワープロでは,音声によるガイド機能を搭載しており,今後の「音声つきアプリケーション」を予測するうえで興味深い.


DOS2の内蔵
 従来オプションであったMSX-DOS 2も内蔵された.これはMS-DOS Ver.2.2ファイルレベルコンパチのOSで,階層ディレクトリをサポート,コマンドレベルでもMS-DOSの主なものをサポートしている。メインメモリを含め256Kbytesを搭載し,マッパによるメモリ管理も行なう.turbo Rでは,メインメモリ64Kbytesと,システムをRAMに転送するため64Kbytes,それにDOS 2のワークがとられるが、残りのRAMはH:ドライブとして使用可能だ。
 同時に互換性を維持するため,MSX-DOS 1も搭載されている.2つのDOSはスロット3-2にローカルな4枚のバンクとして置かれる.
 起動時にはユーザーの混乱をなくすため,DOS 2でフォーマットされたディスクで起動した場合はDOS2+R800モード,DOS 1でフォーマットしたディスクで起動した場合はDOS 1+Z80モードで立ち上がるようになっている.
 CPUの変更には,そのためのBIOSが新設されており,プログラムの実行中にCPUを切り替えることが許されている.が,DOS 1上でR800を選択した場合,DOS 1のファンクションコールを呼び出すことは禁止されている.速度の問題からディスク内容の破壊などがありえるからだ.このような場合には,CPUを一度Z80に切り替えてからファンクションコールをする必要がある.現実的には,DOS 1のアプリケーションはほとんどDOS 2で実行できるので,よほどの事情がなければDOS1+R800という組み合わせは必要ない。万が一のリスクを考えると,R800はDOS 2の環境で使用したほうがよさそうだ.
 また,外部にCPU切り替えスイッチが設けられなかったことにより,DOS 1でフォーマットされたディスクで供給されまたIPLで自動実行するようなアプリケーションソフト(ゲームの多くはこれだ)は,自動的にZ80が選択されてしまうため,今のところR800で動作させることはできない。プログラムにパッチを当てるか,R800のままDOS1をリブートするプログラムを書く必要がある.
 DOS 2の普及率は意外と低く,ファイルハンドルなど高度のファンクションコールが使用できる簡便なプログラミング環境への移行が実現できずにいた.ハードディスク環境を含め、今回のDOS 2標準化のもたらすものは大きいといえよう。また,R800の高速性を100%引き出すための開発ツール「MSX-S BUG2 turbo(1万9800円)」,「MSX-C ver.1.3(同)」,「MSX-DOS 2 TOOLS turbo(1万4800円)」,マッパメモリを増設する「増設RAMカートリッジ(価格未定)」の発売も予定されている.

開発は楽しかったと思う。工夫を重ねてここまできた。8bit機でなければこういったことはできなかったと思う。8bit機ならアセンブラでゴリゴリ書けよと思う。各種サブルーチンはもう山ほどできているだろう。ないというなら、一体今まで何をしていたんだという話。クロック数を数えながらプログラミングできるのが8bit機の楽しみだった。
MSX-View
 MSX-Viewは,アイコンにより操作環境を統一したMacintoshライクなシェルだ.MSX-View用のソフトウェアは,オペレーティングのためのVisual Shellによって起動される.Visual Shellでは,アプリケーション起動のほかにドライブの変更,ファイル削除,移動など,従来DOSこのプロンプトで行なっていた各種作業をマウスとウィンドウによって実行できるようになっている.
 現在段階でその実力は未知数だが,アプリケーションの発売が待たれる.

「待たれる」。永遠に待ってろとツッコミたい。
今後のMSXに望む声
 さて,短い期間だが実際にA1STを触ってみて思ったのは,一体型パソコンの使いにくさとキーボードへの不満だ.分離型ではモニタの下に本体を入れてしまえるが,一体型ではそれができず、意外にスペースをとる.キーボードも、堅い柔らかいを通り越して,へなへなっとした感じでこころもとない.分離型がかなわないのなら、せめて同じアスキーの提唱だ,アスキーボードの接続ができるようにしてほしい。
 MSXユーザーの間では,今回のMSXのバージョンアップに冷やかな声も少なくないようだ。速度という,実際に触ってみなければ分からない地味な部分の改善であることと,turbo R専用のアプリケーションがまだ発表されていないことが原因らしい.また,漢字VRAMの搭載見送り、グラフィック画面のドット数の少なさ,スプライトの制約など,改善すべき点は確かに多い.
 しかしturboRのターゲットは、従来ファミコンの上を狙っていたMSX2+の路線ではなく,ビジネスマシンのエントリーユーザー層であるように思う.CPUパワーを大幅に上げることで,内部処理はもちろん,ディスクまわりや表示系にも速度の改善を見せたし,非ゲームユーザーにも受け入れやすいビジュアルシェルも用意するなどの工夫がなされている.その意味ではひとまず魅力的な環境を用意することに成功しているといえよう.一方,既存のユーザーにとっては,最初は目に見えなくても,CPU,ディスクとも思ったよりずっと速く、一度触ってしまえば、以前のMSXには戻れなくなることは保証する.MSX-Viewを含め,turbo Rのアプリケーションに期待したい.

「期待したい」はダメなものへの常套句。ファミコンでは自分でプログラミングしてゲームを作れないが、MSXならそれができる。NEC、シャープ、富士通とか各社ごと違う機械ではなく統一規格のMSXで自分のゲームプログラムを作って発表するというのがMSXの最大の魅力だったと思う。入門用ビジネスマシンになるなんて全くの勘違いだ。

PowerMouse100という変わったマウスがあった。
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こういうものは需要がなかったと思う。庶務係の電卓の速さは凄いものがあり、パソコンが導入されると外付けのテンキーを付けて事務処理をしていた。このマウスはダメだ。

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ソフト、その他ハード、エレクトロニクスショー(月刊ASCII 1990年11月号3) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

ASCII EXPRESSをスクラップする。

ロータス,Lotus1-2-3 R3JをFMRシリーズに移植
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OS/2用でも各機種ごとに移植をしなければならないとは。OSのありがたみがない。

アンテナハウス,WinATOKをバージョンアップ
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ジャストシステムはWindowsに対応していなかった。

KMC,MS-DOSのメモリ拡張ソフトを発売
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京都マイクロコンピュータのDOSエクステンダーであるEXE286。DOSエクステンダーは使ったがどこのものかは覚えていない。データを山ほどメモリに展開したいシミュレーションにはDOSエクステンダーは必須だった。

サムシンググッド教育機関向けのソフトセットを発売
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日電HE,ポータブルタイプのPCEngineを発表
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このころファミコンの対抗馬はPCEnigineだった。

三菱,PC9 Ver.4準拠のSRAMカードシリーズを発売
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厚さが3.3mmで68ピンのコネクタ形式だった。今でいうところのICカードとは違うものだった。

アスキーがICカードの標準規格準拠のI/F用LSIを開発
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こんなチップをカードに入れるのだから厚くもなる。

メルコ,シリコンディスドライブを発売
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33年前のSSDは現在と似ても似つかない。

ICN,98NOTE対応の外付けHDDを発売
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40Mbytesで11万8000円

システムハウス,カートリッジ式HDDを値下げ
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容量が書いてない

テクノジャパン,PC-9800用の低価格な内蔵型HDDを発売
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80Mbytesで13万8000円。

神戸製鋼所,Mac対応の大容量HDDを発売
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なぜ神戸製鋼所が?320Mbytesで89万8000円

東芝が容量43Mbytesの小型HDDユニットを開発
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「磁性体の抗磁力を高め、さらに薄膜形成法によるヘッドを採用」とのこと。

キヤノン,ビデオフロッピーディスドライブを発売
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よくわからない製品だ。

ヤマハがISDN回線でFDデータを送受信できるFDD搭載通信端末を発売
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これが欲しいところはどのくらいあったのか。

三菱電機,カラー動画が伝送可能なテレビ電話システムを発売
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1セット330万円

モトローラが68020ベースの統合プロセッシングユニットを投入
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富士通がドット/ベクトルデータを相互変換するLSIを発売
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使われたかどうかよくわからない製品紹介があった。

富士通,住民票の自動交付機を自治体向けに発売
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富士通は昔から公官庁へ食い込んでいた。1円入札ということもあった。システム維持にかかる費用で儲けようとしていた。

Miscellaneous :behind the news
値下げ攻勢はまじめに続く
 9月の話題は,大型機ではIBMと富士通の次世代マシン発表,ワークステーションではNeXTの新製品だった。その影に隠れながらも,パソコン関連の発表や噂は絶えず発信されている.
 毎度にぎやかなノート戦争だが,3つの日本メーカーの参入が明らかになった.
 まずは、新日本製鉄がIBM PC互換のノート型パソコン「リブレックス」を発売する.CPUは286と386SXの2機種で,重量は2.5~3kg,価格は3000~4000ドルとなる見込み。当面は米国のメーカーに生産を委託する.
 もう1つはEpson America.NB3という386SX搭載マシンで,2.6kg,16階調表示のVGA対応白液晶ディスプレイ付き.FDDと20/40MbytesのHDDを内蔵。サイズは216(W)×297(D)×43(H)mmで,RS-232C,プリンタ,外部CRT出力,テンキーボードのコネクタ付き.387SXを装備するスロットも付いている.さらに,オプションのドッキングステーションには,120MbytesのHDDやATコンパチの拡張スロット,フルキーボード端子などが付く.
 3つ目は三洋電機で,これはスペックは明らかではないが,16bitCPUを使い,3000ドル以下を目指すという。3社ともCOMDEX Fall(ラスベガス:11月12日~16日)で展示して,年内に発売の予定だ。
 米社では,Zeosが286CPUでFDD/HDD内蔵,VGAディスプレイ搭載のノート型を発表,3kg以下で2000ドルを切る価格で発売した.
 悪いニュースとしては,Compaqの主力ノートマシンLTEとLTE286のケースにヒビ(HairCracks)が入るというクレームが出てきた。同社としては初めての不良品騒ぎのようで,材料や製造課程をチェックしているという.毎回お伝えしているような東芝との壮絶な戦いの中で,手痛い事件である.
 Dell Computerはポータブルの新機種を発表。20MHzの386SXにVGA液晶,FDDとHDDを搭載して3899ドルという.対応するCompaqのSLT386s/20との比較広告で大きくセールスしている(写真1).
 デスクトップマシンでも過激な値下げ競争が続いている.HP社は286系を値下げしたと思ったら,ハイエンドのVectra486シリーズを最高4600ドルも値下げ。続いてCompaqが386/sxを搭載したモデルを300~1500ドル値下げした。そしてIBMもPS/2を200~300ドル値下げ.先月のノート型の値下げ競争も激しかったが,これもすごい.日本では型番を変えて値段を下げるという作戦が主体だが,米国ではそのままガンガン値下げする。分かりやすくていいが,買い時が難しい.
 Dell社はこれまで直販のみをモットーとしていたが,今回Soft Warehouseという米国最大のパソコン・スーパーストアと提携.同社は「これで触ってから買うことができるようになりさらに売り上げが伸びるだろう」と述べている.
 対するApple社は,本号が発売となる直前に例の新製品を発表(のはず)。1ヵ月前には,MacIIciの20%値下げも発表したが、こうした発表と株価の動きを見るのも楽しみの1つとなる.そして,Adobe社との「技術提携」の発表も行なわれたが,中身は不透明.「PostScript vs. TrueType」の戦いはどこへいくのか。そして今後のMicrosoftの出方はいかに.
 また,Appleは東京証券取引所の外国部に株式を上場した。初日9月18日の終わり値は4630円(当日の米国値換算値は4610円)7050株の取り引きがあった。米国の店頭市場(NASDAQ)上場企業としては,初めての東証上場.
 上陸話では,米大使館員も同席して話題となったASTの日電互換機だが,OEM先が見つからずに自社ブランドのみで発売するらしい。これでまた「日本は閉鎖的」と言われなければいいが.

(もっと)2
 日本のノート型はHDD内蔵モデルが各社品薄だ。原因は2.5インチHDDの品不足のためという。というのも,ドライブを製造しているのが,日本ビクターや米Conner社に限られているため。そこでというわけではないが,今後の需要もにらんで,セイコーエプソンがディスク媒体の量産を開始し,東芝と米Quantumはドライブを発売する(Quantumのドライブは松下寿電子社製)。軌道に乗れば,HDD内蔵のノート型の価格も下がるだろう.
 小型といえばハンディパソコンだが、先月も噂を書いた京セラの製品が9月4日に発表。日本電気もショウ前に発表の予定で,Worksを同梱しているのが特徴。ともに,先にJEIDA(日本電子工業振興協会)で決定した「ICメモリカード・ガイドラインVer.4」に準拠。このガイドラインに沿ったカードなら,異なるメーカーの製品に差しても利用できる。フロッピーディスクがMS-DOSマシン間で互換性があるように,「dir」とやればファイル名が見えるそうだ。すでに発表ずみの富士通やソニーのノート型も同じ仕様で搭載されている。ただ,フロッピーのように使えるSRAMカードは256Kbytesで3万5000円もする(三菱電機のサンプル価格)補助記憶装置として使うにはフラッシュEPROMなどを使った大容量かつ低価格のカードが出てきてほしい.
 ちなみに,国際カードメディア協議会という組織には,出版社や印刷会社も参加しており,電子出版の媒体としての期待もある。ファイル形式がMS-DOSのイメージということだが,これを機に,さらに踏み込んで,グラフィックファイルの形式も統一してほしいところだ。そうでなければ,マシンやアプリケーションごとに異なる「電子本」を出さなければならなくなり,せっかくの標準化の意味が半減してしまう.
 先月は無線電話が派手な動きをしていたが,今月はポケベルだ。東京テレメッセージが広域サービスの周波数を増やすと発表。また,ポケベル業者8社の提携も決まった。これによって,NTTにしかできなかった全国レベルでの受信が可能となる.最近,仕事だけではなく,待ち合わせ用に個人でポケベルを持つ人も増えたようだが,これでさらにNTT対新電電の競争が進むだろう.米国では無線電話を内蔵したノート型パソコンが出ているようだが,日本ではおなじみの「規制」によって,無線電話を外部機器と「合体」させられないという。電話とモデムやポケベルを内蔵して,受けたメッセージを画面に出すくらい,今の技術ならすぐにできる.
 さて,PC-9801シリーズ用のWorksの出荷が始まったが,1億円をかけてキャンペーンを展開中.第1ロットは1万本の予定だったが,予約が殺到し、急きょ2万本にしたという話だ。どこまで話題をとれるか見ものだが,もう1つの台風の目であるアシストが,ダイエーと提携。低価格ソフトシリーズをダイエーで販売を開始し,最終的には同グループのローソンを含む全店で販売する予定。そうなれば,おにぎりといっしょにアシストシリーズが買えるわけだ。

PTAはボイスメールで
 Intelがコンピュータ・チップを「芸術」として展示した.ニューヨークの近代美術館でのできごとで,同社のチップのマスクパターンを特別展示している。題名は「Information Art:Diagraming Microchips」EPROMのほか,486や386といったCPUもが1~2mのパネルとして展示されているという。確かにきれいなものだが,美術館で展示してしまうとはさすがだ(カシオの電卓やパソコンも同館で常設展示されている)特別展は10月30日までなので,近くNYに行く人はぜひどうぞ.
 フロリダ州マイアミの小学校で,教師と親の連絡にコンピュータコントロールの電話器を使う試みが始まった。教師がメッセージを吹き込んでおき,親が電話でアクセスしてそれを聞くというもの。クラスでの出来事やその日の宿題から始まり,連絡事項,父兄会の案内などを提供するという。逆に親の側からもメッセージを吹き込め,欠席届けや質問ができる.教師1人ずつにアクセスコードがあり,父兄は電話をかけたあと,そのコードを押すしくみ。日本でいうところの「連絡帳」の代わりをボイスメールで行なうという感じで,かつ,24時間サービスされるのが特徴とか.でも毎日電話するのは大変だし,その日にどんな宿題があるのか親が一発で分かってしまうというのもねえ.それに,上級生なら,秘密コードをどこかで仕入れてハッキングできそうだ。
 さて,おなじみ中国・東欧話にいこう。まず,先月は噂を書いたIBMと中国の合併事業が明らかになった.天津市にパソコンを製造するための合弁会社「天津先進通息産物有限公司」を設立。PS/2を日産100台のペースで生産するという.中国のパソコン市場ではIBM互換機が普及しており,本家として正式に参入する。1日100台というと少なく感じるが,中国のパソコン生産台数は年間10万台程度なので,その2割強を占める台数となる.日本からは,日本電気が中国にLSI工場を建設の予定.東欧向けでは,米Alliant社がハンガリーのプタペスト大学にスパコンを初めて導入。4つの大学が共同で利用するので,ネットワーク関連機器も同時に導入するという.IBMは,ルーマニアの子供病院にコンピュータと医療機器50万ドル分を寄付.また,Lotusは1-2-3の東欧版を出荷の予定。こうした東欧・中国関連ニュースは毎月絶えず送られてくる.


ノート戦争について書いてある。私がDynaBookを買ってからまもなく各社がノート戦争に参加したのか。1989~1990年はパソコンが大きく変化した開始年だったようだ。
「日本では型番を変えて値段を下げるという作戦が主体だが,米国ではそのままガンガン値下げする」そうだった。店頭での値引きが始まるとそろそろ新機種が出ると分かったものだ。新機種の登場時期が素人にも予測できそろそろ安くなるかなとパソコンショップに価格を確認に行ったものだ。
「(2.5インチHDD)ドライブを製造しているのが,日本ビクターや米Conner社に限られている」そうだったのか。日本ビクターはいつまでHDDを製造していたのか。「Quantumのドライブは松下寿電子社製」松下寿電子社は懐かしい。この当時HDDは日本製品が主だったのか。
「ICメモリカード」も懐かしい。これはSONYのFeliCaとは違って、また今のSDカードとも違う、PCカードのことだと思う。
私は職場からの連絡用に持っていたが、「待ち合わせ用に個人でポケベルを持つ人も増えたようだ」なのだそうだ。「受けたメッセージを画面に出すくらい,今の技術ならすぐにできる」子供たちが数字で4649とか0906で連絡取り合っていたのが思い出される。
「PC-9801シリーズ用のWorksの出荷が始まったが,1億円をかけてキャンペーンを展開中.第1ロットは1万本の予定だったが,予約が殺到し、急きょ2万本にしたという話だ」本当かこれ。そんなに初動が良かったのか。
「中国のパソコン生産台数は年間10万台程度」この頃は確かに脅威ではなかった。甘く見ていた。

エレクトロニクスショー'90の記事から写真をスクラップする。
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パソコン(月刊ASCII 1990年11月号2) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

ASCII EXPRESSをスクラップする。

米NeXT社が,カラー版と普及版NeXTを発表
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NeXTはキヤノンが販売していた。どこに売っていたのか。実機を見たことがなかった。

「米国ハイテク産業の動向」がNeXTについての記事だった。
米国ハイテク産業の動向
NeXT発表会
 9月18日,サンフランシスコ市デービスシンフォニーホールでNeXT社の新モデルが発表された。この会場はちょうど2年前,同社が初めてマシンを発表したところ。2年前と同様1500名を超える関係者を集め、会場はほぼ満員の状態。前回の発表では,CPUに当時まだまだ目新しかった68030を採用,OSにMach,NextStep,DSP,I/Oプロセッサ,MOなどいたれりつくせりの装備で業界に大きな衝撃を与えた.しかし,何といっても最も大きな衝撃は,その価格だった。一般ユーザー向けで1万ドルを切る価格は,エントリーレベルのワークステーションの新しい標準を設定したといってもよい。
 しかし,その後の2年間は,NeXT社にとって必ずしも順調とはいえなかった。当初マーケットの主な対象とされた「高等教育「機関向け」には思うように出荷が伸びず,その後DTP関連のアプリケーションを強化したり,ビジネス分野向けにBusinessLand社と販売提携を行なったが,それでも売り上げは伸びていない.さらにSun,DEC,HPなど競合各社は低価格なエントリーモデルを矢継ぎ早に発表,NeXTが狙う価格帯は一挙にWS最大激戦市場になった感がある.StevenJobsによれば,「現在の売り上げは当初予想されていた範囲」と強気の姿勢を崩していないが,一般的には売れないマシンのレッテルを貼られてしまった。アジア地区の販売権と引き替えにキヤノンから大型投資を受けたおかげで現在まで生き延びることができたというのは,まんざら間違っていないかもしれない.
 そのNeXTが今回発表したモデルは,マシンの心臓部であるCPUが25MHzの68030から68040へのグレードアップ,さらにカラー版,エントリーレベルなどの追加による製品ラインの強化,価格体系の全面的な見直しといった根本的なものだ。'90年代のパーソナルコンピュータを目指すNeXT社にとって,今回のモデルチェンジはまさに自社の命運をかけた正念場での決断ともいえる.

モデルチェンジの背景
 Jobsは発表の中で,今回のモデルチェンジの背景にあった旧NeXTマシンの問題点を次の4点に絞って説明した。

〇 Too Slow
 速度については,やはりSPARCstationに代表されるようなRISCチップを搭載したUNIXワークステーションを強く意識した。もちろん従来モデルに搭載されていた030でもパーソナルコンピュータとしてはかなり速い部類に入るのだが,PostScriptなどCPU負荷が大きなNeXTマシンではやはり遅さが目立っていた。今回,すべてのモデルに搭載した25MHzの040は約15MIPS.とりわけ速いというわけではないが,とりあえずRISC勢には対抗できるカを持っている.Jobsは040採用の理由について,「デスクトップタイプのSunと同じ速度が得られるから.我々はRISCとかCISCとかは全然気にしていない。速ければいい」と説明している.
〇 TooExpensive
 少なくともNeXTマシンは米国では高いマシンではない。ただ,1万ドルクラスのマシンが飽和状態にある中で,さらに安い5000ドルクラスのマシンが望まれているのは事実だ。こうした中で今回発表されたNeXTstationは4995ドル。この価格帯のマシンは,特にビジネス分野にターゲットを合わせ始めたSunにはSparcStationSLCで先を越されたものの,スタンドアローンですぐに動作可能という点ではNeXTstationのほうがやや優っている.また,このクラスは386/486PCやMacIIなどハイエンドPCの世界でもある。欲をいえば,旧ラインを2000~3000ドル程度で残してほしかった気がしないでもない。
 エントリーレベルだけでなく,ハイエンドのNeXTcubeも実質的な値下げが行なわれている.フルカラーモデルでも1万4000ドル程度だから,MacやIRISなどと比べても十分に太刀打ちできる積極価格になっている

〇 No Application
 今回の発表でNeXTが特に強調していたのは,このアプリケーション。そのために,30を超えるサードパーティに発表会場の一角を提供してデモを行なうとともに,Lotus社のJimManziらを呼んで発表を行なわせた.NextStep2.0で走っているアプリケーションには,Adobe社のIllustrator,Ashton-Tate社のPowerStep,Lotus社のImprov,Quark社のXpress,Sybase社のSQL Serverなど,Microsoftを除く,PC/Macでおなじみの顔ぶれが揃っている.それぞれ単なる焼き直しではなく,NeXTの長所を引き出した興味深いアプリケーションばかりだ。
 Jobsの示すアプリケーション戦略は「スプレッドシート」,「DTP」,「カスタムソフト」,「Interparsonal Computing」の4つのカテゴリーに分けられている。最初の3つはそれぞれ,PC,Mac,Sunでそれぞれ普及した分野だが,NeXTではさらに4つ目まで含めたすべての分野で他を引き離すことが可能だとJobsは力説する.さらに,今までディストリビューションの最大のネックといわれていたMOが今回,標準から外れたことで,安価なプログラムの開発,販売に道が開かれた点も見逃せない。

〇 NoColor
 カラーバージョンは発売当初から期待されていたもの。安価なNeXT station ColorとNeXT cubeのスロットに入れる「NeXT dimension」ボードの2通りの方法で実現された.ハンエンドのdimensionボードには噂どおりIntelのi860がグラフィックプロセッサとして搭載されている.そして,このi860のおかげで,32bitイメージのウィンドウもスムーズに移動させることができる.速度的にはMac用のアクセラレータボードと変わらないようだ。dimensionではNextStepのウィンドウ内でビデオイメージを表示することも可能で、会場では「不思議の国のアリス」をウィンドウ内に表示させて観客をわかせていた.MassMicroやRasterOps,SuperMacなどMacのサードパーティによって先鞭をつけられた「Video in Window」がNeXTでも可能になったわけだ.また,このボードには将来のマルチメディアを意識してJPEGチップが搭載されていることも注目に値する。
 Jobsの説明では,「我々の抱いているインターパーソナルコンピューティングの将来像は,リップサービスだけでなく,たとえば,ビデオカメラのアイコンを押すとVCRサービスができるといったものだ」と,NeXTをプラットフォームにしたマルチメディア像を展開している.JPEGチップはもちろんスチルイメージのリアルタイム圧縮・展開を実現するもので,将来的にはMPEGチップを考えているようだ(MPEGは動画に対する圧縮・展開の仕様で現在標準化作業が進んでいる)しかも,「フルリアルタイム・フルカラービデオを18カ月以内に実現して見せる」と断言している.マルチメディア分野でもNeXTの参加で面白い展開をしそうだ。

NextStepはどう変わったのか
 今回のモデルチェンジに合わせて,NextStepもVer.2にアップグレードされた。主な変更点はもちろんカラー対応機能だが,それに加え,ビジーカーソルの追加,WorkspaceManagerからのタスクのバックグラウンド軌道,OCR付きファクス機能,CD-ROMサポート,テキストオブジェクトにスペルチェッカとルーラーが統合,メール機能アーカイブオプションの強化など.
 なお,この2.0には105MbytesのHDDでも動作可能な縮小版と300Mbytes以上のHDDまたはMOに対してインストールされるフル機能版の2種類が供給される.

 すでに1万5000台の発注書がNeXTに届いているということを会場で発表し,Jobsは今度こそ自身満々といった様子だった。確かに今までのNeXTの多くの問題点をクリアしている.
 エントリーレベルのstationはビジネスユーザーにとっても十分に魅力的だし、今回は見送りになったPixar社のRenderManを取り込んでいるというフルカラーモデル(cube+dimension)は,CGのプロの使用にも十分耐えられそうだ.
 さらに1年半以内に開発すると豪語するフルモーション機能は,NeXTが将来も有望であることを保証しているかのようだ.Jobsの演出のうまさを差し引いたとしても,面白いマシンであることには変わりはない.
(ザイロンコーポレーション代表 脇山弘敏)


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ジョブズは自身も作る製品も格好いい。キヤノンはジョブスがいたころのAppleのパソコンを日本で代理店として販売していたし、ジョブスがAppleを抜けてNeXT社を立ち上げたときは大型投資をして支援していた。キヤノンはジョブスを贔屓していたように見える。
「Intelのi860がグラフィックプロセッサとして搭載されている」あの黒歴史CPUが一般市場のパソコンに使われていたとは知らなかった。

エプソンがホビー用途向けキーボード一体型マシンと,プリンタを内蔵したラップトップ型のPC-9800互換機を発売
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PC-286C "PC-CLUB"は16万8000円と安価に98互換機を使うことができるホビーユースに向けたいい機械だった。子供がいる知人が買っていた。
PC-286LPはワープロユーザに買わせようと思ったのだろうが29万8000円と微妙な価格でどうだったのだろうか。売れたのだろうか。

沖電気が386SX搭載のノート型AXマシンと,TFTカラー液晶を搭載したラップトップ型AXマシンを発売
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if386AX20(FDDモデル)の液晶ディスプレイなしが23万8000円
同ディスプレイ付きが29万8000円。
同じ値段の98NOTEがあるのに一般ユーザがこれを選ぶとは思えない。


三菱電機がカラーラップトップAXマシンを発売
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MAXT LT3Cの40MbytesHDD内蔵モデルが120万円では一般ユーザには手が出ない。

松下が386SX搭載のノート型コンピュータを発売
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Panocom PRO NOTE のHDDなしモデルが27万8000円
「東芝のJ-3100SS登場から始まったノート戦争」だそうだ。次々と高性能のマシンが出てくるが私は20万円を切った初代のDynaBookを発売日に手にできたことに満足していて、その後の新製品の登場にも全く悔しくなかった。PC-9801VX2を買ったときは1年も経たずにPC-9801VX21が出て悔しかった。

ソニーが386SX搭載のノート型AXマシンを発表
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ソニーもAX陣営に参加していたのか。

米Compaq社が,クロック周波数33MHzの80386/80486マシンを発売
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最安値のマシンでも180万円もした。

三菱電機,MELCOM70の新シリーズ6機種を発表
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流石にスーパーミニは最安値でも2390万円もする。

松下通信,AV機能を重視した教育用コンピュータを発売
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21台合わせて35500万円
どこの教育機関が導入したのだろうか。

京セラが手書き入力のハンディマシンを開発
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Refalの価格は12万8000円

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パソコン広告(月刊ASCII 1990年11月号1) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

もう一度読み返し、スクラップする。
ASCII1990(11)表裏_W520.jpg
この号も裏表紙は前号の使いまわし。

表紙見返し
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前号の使いまわし

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HYPER98は一般ユーザに届かない残念マシンだった。

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川越美和のNECのモデムは前々号の使いまわし。

ASCII1990(11)a03HP48SX_W520.jpg
右頁はYHPの電卓 HP 48SX

ASCII1990(11)a04X68000_W520.jpg
X68000

ASCII1990(11)a05ATARI-AMIGA_W520.jpg
左頁はATARIは前号の使いまわし。
右頁はAMIGAは前号の使いまわし。

ASCII1990(11)a06J-3100_W520.jpg
J-3100は前号の使いまわし。

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TWONS

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左頁はTOWNS
右頁はPC-286 BOOK

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右頁はPS/55Z

ASCII1990(11)a10PS55Z_W520.jpg
PS/55Z

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左頁はPS/55Z

ASCII1990(11)a12Bubble-Jet_W520.jpg
キヤノンのバブルジェットプリンタは前号の使いまわし。

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キヤノンのAXiは前号の使いまわし

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LASER SHOT LBP-A404

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Apple と Canon によるMacの広告は前号の使いまわし。

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キヤノンのNAVIは前号の使いまわし。

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NeXT。ジョブズの作るコンピュータは皆格好いい。

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右頁はジャストシステムのDTPシステム大地。
以下見開き折り返しで広告を打った。

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左頁は大地
右頁はキヤノンのファミリーコピア
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ファミリーコピアには富田靖子を起用していた。

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AX協議会の広告

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SONYのNEWS

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SONYのQuaterL

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一太郎VAF

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Microsoft Works


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マイクロデータの製品群の広告。
エコロジー、オーシャノグラフィ、ノストラダムス

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TURBO C++の広告。ボーランドのバージョンアップにはずっと付き合っていた。

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ASCII1990(11)a30ツクモ_W520.jpg
ツクモ。パソコンショップでカラーページに広告を載せているのはツクモだけだった

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ソフトバンクは各機種ごとに雑誌を出していた。これはOh! Dynaだが、買ったかどうか覚えていない

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左頁は高島屋の5インチフロッピーディスクによるカタログサービス。
右頁は日電の電子手帳。

裏表紙裏はFUJI FILM
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11月号も前号の使いまわし。




















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WindowsUpdateでインターネットに接続できない不具合 [windows]

昨日(2023.07.13)WindowsUpdateにやられました。定番のインターネットに接続できなくなるバグです。
今回自力で「ファイアーウォールとネットワーク設定」でMicrosoft Defenderのファイアウォールを停止して回復しました。ウィルス対策は昔から別ソフトでやっているので「Windowsお前の出番はねぇ!」なのです。いつの間にか多分このUpdateのときでしょうファイアウォールを有効にしやがった。
昔からインターネット接続が無効になるのが定番でした。昔は無線LANの子機をアンインストールして再インストールすることで回復させたりしてました。
Windows Updateを勝手にさせたくなくてWindows Professionalにして設定をしていたのに以前からその対策をかいくぐってWindowsが勝手にUpdateするようになりました。不具合報告がなくなってから時期を見て手動でWindowsUpdatteしていたのにそれができなくなった。自動でUpdateされるようになって不具合もないので油断してました。
その油断がこのありさま。
本当にWindowsUpdateが憎い。「Windowsお前は、いらぬお節介しかしないよな。Windowsお前は能無しなんだから余計なことはせず、ユーザに自衛させればいいんだ。」

更新プログラムのアンインストール方法があったので貼っておく
インターネットに接続できない不具合。KB5028185インストール後に発生。有線LAN、Wi-Fi問わず。対処方法あり
セキュリティ対策は自分でするから再度Windows10の自動更新を無効化してみる。
Windows 10自動更新を無効化/停止して止めて手動アップデートをする方法


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