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ソフト、業界(月刊ASCII 1990年10月号3) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

ASCII EXPRESSをスクラップする。

連載インタビューをスクラップする。この号はWindows 3.0についてだった。
連載インタビュー 第3回
Microsoft
ウィンドウズ・ディベロッパー・リレーション マネージャー
John Fitzpatrick氏

 この春に出荷されたIBM PC用ウィンドウシステム「Windows 3.0」は,フルグラフィックのインターフェイスと,80286/80386CPUのプロテクトモードを存分に活用できる点が評価され,発売当初から好調な売れ行きを示している.今回インタビュ一したFitzpatrick氏は,本来ISV(Independent Software Vendor日本でいうソフトハウス)向けのサポートを行なう部署の方である。今後のソフトウェア供給の見通しなどを中心にお話をうかがった.

――Windows3.0はずいぶん好調なようですね.
Fitzpatrick(以下F)――爆発的な売れ行きです。1年間の販売目標を2ヵ月で達成してしまったほどですから.
――現在どれくらいのマシンで稼働しているのでしょうか.
F――こうしている今もどんどん売れていますので,インタビューが本になる頃とは数値が大きく変わってしまうのですが……,すでに100万本以上は出荷しています。
――そうなると,Windows3.0上のソフトウェアの供給が待たれるわけですが,ソフトハウスへの開発支援としては,具体的にどのような活動をされているのでしょうか.
F――支援の対象は大きく分けて3つ。デザイン,開発,販売です.中でもやはり,開発のサポート支援が中心ですね.このほか,販売についてはマーケティングリサーチの面から協力したりもしています。これまではどちらかというと,少数の大手ソフトハウスを対象にしていたのですが,Windows 3.0からはもっと小規模な,数にすると何千というソフトハウスをサポートの対象にするなど,力を入れています。
――とはいえ,アメリカでもまだ売れ筋ソフトランキングの上位は相変わらずLotus1-2-3やWordPerfectが上位を占めているようです.Windowsへの移行は難しいのではないでしょうか.
F――DOSからWindowsへの移行は2つの段階を経ると思います。まず,これは強調しておきたいのですが,Windows上では従来のキャラクタベースのソフトも動かすことができますし,プログラムをスイッチすることもできます.Windows 3.0では,従来のソフトを動かす場合についても特に配慮していまして,(Windows 2のように)PIFファイルをユーザーが作る必要もなくなりました。最初の段階ではユーザーは,既存のアプリケーションをWindows上で使うことになるでしょう。
 次の段階としては,現在キャラクタベースで動いているソフトがWindowsに乗ってきます。こうなれば、同じソフトを使うにしても,他のソフトと操作が統一され,640Kbytesの壁を意識せずにすむという,Windows 3.0ならではの環境を享受できるようになります。
――日本ではまだ,Windows 2がようやく話題になり始めた段階なのですが,一般ユーザーにとってWindows 3.0を用いるメリットというのはどういうものがあるのでしょうか.特に,現在一太郎やLotusで一応満足している人にとって?
F――それはユーザーのニーズによります。確かにDOS上でキャラクタベースのソフトを使うという選択もあるでしょう.先頃発売されたPS/1に限らず,MicrosoftはいくつかのマシンにMS-Worksをバンドリングしていますが,これもDOSベースです.ただ,ユーザーが高度な機能や,複雑な処理を望むようになると、現在のDOSの環境では我慢できなくなるはずです。その時点でユーザーは,より高機能なソフトが存在するWindows 3.0に自然と移行するはずです.Windows 3.0のソフトであれば,複数のソフトを起動しておいて切り替えたり,ソフトからソフトにデータをカットペーストしたりできますし,640Kbytesの壁を超えて,大容量のデータを扱うことも可能になります.それでも不足だという場合はOS/2に移行することもできるわけです.
 そういうふうに我々は,さまざまなニーズに合わせたOSを複数用意し,ユーザーに選択の幅を提供しているわけです.Windows 3.0についていえば,キャラクタインターフェイスからグラフィックインターフェイスへの橋渡し的存在にもなります。
――今後どのようなソフトウェアが出てくることを期待しますか.
F――データベースです。私の考えでは,大型コンピュータにしろDOSの世界にしろ,データベースが最もポピュラーなコンピュータの利用法だと思います.ただ,これまではデータといってもキャラクタベースのものばかりだったわけですが,Windows 3.0によって,グラフィックやサウンドなども総合的に扱うことのできる本格的なデータベースができるのではないでしょうか.


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Windows 3.0はまだまだだった。私が使い始めたのはWindows 3.1からだった。インタビューにもあるようにLotus1-2-3や一太郎をWindows 3.0で使わなければならない理由はなかった。やはりキラーコンテンツが必要だった。私にとってはPageMakerとPhotoshopだった。これを使いたいがためにWindows 3.1をインストールした。Windows 3.1はMS-DOSの上で動くいわばラッパーソフトだった。そのせいかどうかは分からないがMS-DOSプロンプトを使うと良くフリーズした。そうでなくても良く落ちるのでPageMakerで資料を作るとき1ページできたらセーブした。Windows 3.1はそれほど頻繁にフリーズした。

MS-DOS Ver.5はよりコンフィギュレーションしやすいものに
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MS-DOS Ver.5あまり記憶に残っていない。使ったかどうか怪しい。今後スクラップしていくと思い出すかもしれない。

マイクロソフトウェア・システムズがOS-9000と開発環境セットを発売
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OS9はマルチユーザ・マルチタスクのOSだったと思う。OS-9000はその上位互換のOSだというがどれだけの支持があったのか分からない。だいたい当時の環境でマルチユーザ・マルチタスクを使っていた人たちは我慢できていたのだろうか。

OSF,OSF/1性能評価版を出荷
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マルチユーザ・マルチタスクの本格的OSのUnix。今では趣味でシングルユーザ・マルチタスクで快適に使っている。33年も経つと当たり前のことか。

富士通,Habitatのサービスを拡充
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セカンドライフの前身だと思っている。メタバースもそうだがマスコミは昔の焼き直しをあたかも新規の画期的なものだと紹介している。記事を売るためには必要だということだろうが、このような態度が嫌いだ。若い世代は知らないから新鮮だと思うのだろうが、歴史を知ることが大切なことだと思う。

マイクロソフト,Multiplan Ver.4.1をAXマシンに移植
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MS-DOSマシンであるのに機種が違うとこうなる。

ジャストシステムがLAN対応の一太郎Ver.4を発表
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昔はLAN上の1台にソフトをインストールして複数の機械で使うということもあった。
同時に動かさなければLAN上の複数台にインストールして1つのライセンスで使うこともできた。
プリインストールされているマシンが多くなるとLAN対応はいらなかった。

コンピュータの出荷状況がまとめられていた。
32bitマシンの伸びが好調平成2年度第1四半期のコンピュータ出荷状況
 社団法人日本電子工業振興協会は,平成2年第1四半期(4月~6月)における日本国内のパーソナルコンピュータの出荷状況をまとめ、発表した。
 それによるとコンピュータ本体の総出荷は,金額ベースで前年同時期と比較して21%増の1653億円で国内・輸出とも好調。台数ベースでは輸出が減少したが,国内需要が伸びて前年同時期より15%増の64万4000台となった。コンピュータのCPU別に見ると,8bitマシンが前年同時期の約半分の出荷となったが,16bit以上のマシンは順調。特に32bitマシンは金額で61%,台数で63%も増加し,コンピュータ全体の中でも金額で39%,台数で24%もの割合を占めるようになった。
 また,昨年半ばのノート型パソコン(ラップトップに分類)の登場によって携帯型のパーソナルコンピュータが異常な伸びを示し,コンピュータ全体に占める構成比も金額で45%,台数で51%と初めて過半数を超える結果となった(図)。
 一方周辺機器は、全体で前年同時期の30%増の1342億円となった。この中でもプリンタは金額ベースで26%増加したが、ディスプレイは4%増,ディスク装置は10%増と比較的伸びが少ない.ディスク装置の低い伸び率はコンピュータ本体への内蔵化が進んだため計上されなかったということが考えられる。ディスプレイについては,機器の寿命が長いためユーザーの買い換え需要があまりなかったと考えられる.
 周辺機器の中の「その他周辺機器」は505億円で60%の伸びを示し,特に輸出が86%もの高伸び率となった.その他周辺機器には部品の輸出も含まれるため,コンピュータの製造が海外工場に移りつつあることが示唆される.


ASCII1990(10)b13図過去5年間の出荷状況_W520.jpg
ASCII1990(10)b13表平成2年度第1四半期出荷状況_W520.jpg
やっと8bitマシンの出荷が少なくなった。8bitマシンを買うならゲーム機の方が良いと思うのになぜ買うのか。
HDDは一般ユーザでは外付けの方が多かったと思う。拡張するのがパソコンユーザの楽しみだと思ってた。
「コンピュータの製造が海外工場に移りつつあることが示唆される」とあるが、そうか1990年にはもうこうなっていたのか。

HP,PC部門を米国からフランスへ
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なぜフランスかという疑問はあるがPC関係はもう多国籍企業化が止まらない状況になっていた。

富士通,英国大手メーカー「ICL社」を買収
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ソビエト、東ヨーロッパ市場を見据えていたのか。デタントの影響でPC市場は共産圏にも広がっていた。

米Lotus社,先行き悪化で人員削減
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ソフト会社は単一製品で成長していくので総合ソフト企業に転換するには吸収合併をせざるを得ない。できなかったら先行き悪化となる。

「米国ハイテク産業の動向」にハイパーカード開発者のビル・アトキンソンの記事があった。ハイパーカードはアップルに捨てられてしまったが残念だった。とうとう1回も使うことが無かった。
GeneralMagic社設立
 Apple社がClaris社を再び自社のコントロール下に再配置した件は先月号で報告した。サードパーティの怒りの声はその後も収まることなく,先頃開かれたMacWorldEXPOでもかなりの批判の声があったと聞いている。そのApple社が,今度は自社内のプロジェクトチームを分離して新会社としてスタートさせた.
 新会社名はGeneral Magic社.同社にはHyperCardの産みの親でAppleフェローのBill Atkinson,MacOS開発者の一人でもあるAndy Hertzfeldらが設立者として名前をつらねている.
 いずれも超一級の開発者ばかりで,彼らが参加する開発プロジェクトの詳細は誰もが注目するところだ。ただApple社としては,Personal Intelligent Communicatorと呼ばれる製品を開発しているといっている以外は,その実体についてはまったく明らかにしていない。名前からすると,John Sculleyが講演で毎度紹介するKnowledge Navigatorに該当するデバイスが連想されるが,もちろん想像の域を越えるものではない。一部にはSonyのParm Topみたいなものにすぎないのでは,という人間もいるが,内容がはっきりしてくるにはまだ時間がかかりそうだ。なにしろ,開発の完了にはまだ2年以上かかるといわれているからだ。

 この新会社に対するApple社の立場はかなり微妙だ.Apple社はGeneral Magic社に投資はしているが,決して大きな額ではない.最大の株主は,HertzfeldとAtkinsonら自身といわれ,両氏ともに,100万ドル相当を個人でこの会社に投資しているとみられている.Apple社が新会社に対してあくまでマイナーな株主に留まることで,Apple社はこの会社や開発者たちをコントロールの外に置くことになったが,そのことはClaris社の例を見れば分かるように,何も手放しの状態になったわけではない。このプロジェクトの分離に関して,Apple社のJohn Sculleyは「Apple社の事業からかけ離れているため」と説明しているが,Apple社はいつでも彼らを元に戻す方法を確保しているはずだ。その証拠に,早くもちまたではGeneral Magicに対して,「Apple社のペットプロジェクト」なる名前を与えている.

 Claris社の一件ではサードパーティに対してかなり信用を失った形のApple社だが,最近ではソフトフリーバンドルを非難するこうしたサードパーティの声に対応してか,HyperCardおよびAppleShareの版権をClaris社に移動させるとの噂も出てきている.
 現状では,HyperCardはさておき,AppleShareはSystem7.0に組み込まれることがほぼ確実視されているのであまり意味があることにはならないかもしれない。ただClaris社がAppleShareをDOSなど他のプラットフォームへ移植/販売する可能性は十分にあり得る話だ。まだ決定には至っていないが将来両ソフトがClarisブランドで別売される可能性は非常に高い.
 現時点でApple社のどのソフトをClaris社に移動するかは最終決定されていない。しかし一説によるとこの移動に伴い,AppleWorksなど一部Claris社製品のMacバンドルという形をとるかもしれないという,サードパーティにとって最大の不安も残っている.


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どれが実現したのか覚えていない。スクラップの楽しみはこういうところにある。今の自分が33年前にタイムスリップしたとしても「Clarisの件はその後どうだったのか。未来から来たのなら分かるだろう」と言われても困ってしまう。こう考えると未来人が来ていてもおかしくないかもしれない。

■Appleの新製品は?
 毎年秋は,各社新製品の発表とどこも相場がきまっているが,Apple社でも10月15日に新製品を発表するものと期待されている.「新製品の開発ペースを早めよ」とのSculleyの大号令がかかって以来,Apple社の新製品開発のピッチは確実に早まってきている.10月に発表されると期待されているのは次の2機種。まずは「MacClassic」CPUに,8MHzの68000を搭載した従来のMacPlus,MacSEの後継機種だ。価格はFD(SuperDrive)ベースのもので約1300ドル前後。現在のPlusとそんなに変わらない.
 Apple社が1000ドルMacといっているのはストリートプライス(店頭での実売価格)のことで,定価が1000ドルということではないらしい。ちなみにこのClassicという名称はSculleyにとっては因縁のある名称なのだが,実は米国のあるドイツ系企業子会社から約100万ドルで商標を買い取ったものだといわれている(Sculleyは元Pepsiの重役.対するCokaCola社は新製品を出したが見事に失敗し,製品をもとに戻してClassicという名称を与えた).
 発表が期待されているもう一方の機種は「MacIIsi」20MHzの68030を搭載,2MbytesRAM+40MbytesHDの構成で約4200ドルといわれている.IIcx,IIciとほぼ同じパフォーマンスだが,この機種はNuBusスロットは1つしかない点が異なる.高性能でしかも低価格を狙った製品だ。性能的には386PCに相当する.
 実はこれら2機種のほかにさらにもう1機種「MacIILC」(LowCost:020ベースでモジュラータイプでは最低価格の機種)が開発されているが,この発表は来年1月になるものと思われる。

■SunのIPCが投げかけるもの
 SunMicrosystems社の新製品は秋口の発表といわれていたのだが,8月中にはやばやと世界同時発表を行なってしまった。名前は,SPARCstationIPC.もちろん同社のSPARCチップ(16MIPS)を使用したもので,8MbytesRAM,16インチカラーディスプレイ,207Mbytesハードディスク,3.5インチフロッピードライブ,SBus拡張スロット×2という構成。もちろん、従来のSPARCマシンとはバイナリコンパチ。外形は従来のピザボックスより2まわりほど小さく仕上がっている.
 この構成で9000ドルを下回る価格だから,486マシンやMacIIfxユーザーをターゲットにしたのは明らかである.むしろ486マシンやMacIIではUNIXやモニタなどを別に揃えなければならないので,IPCのほうが安くつくことになる.Sun MicrosystemsとしてはこのIPCで低価格UNIXワークステーション競争の決着を一挙につけるつもりらしい。

 IPCが登場する以前から、上位PCと低価格ワークステーションの区別はますます付けにくくなってきている.IBM,DEC,HPなどほとんどのUNIXメーカーはエントリーレベルに1万ドルを切るシステムを用意している.少なくともマシンの性能面ではほとんど区別できなくなってきており、使用環境でもそれぞれMacOS,Windows3.0,X Windowなど,いずれもウィンドウ環境が充実してきている。そこで唯一残されていたPCとワークステーションとの違いは,ディストリビュート機構だけというのが実情だ。
 すなわち,これまでUNIXワークステーションはメーカーによるダイレクトセールスおよび小数のシステムインテグレータによるシステム販売が基本で、店頭で購入できるマシンは,Compaqなどに代表される386/486をベースにしたマシン,Apple社のMac,そしてNeXTなどに限られていた。そこで,店頭で買えるマシンがPCだという笑い話もあったのだが,今回Sun Microsystems社はSPARCI PCを発表すると同時に,この販売機構の変更にも手を付け始めた点で注目されている。
 発表の内容は,
(1) MicroAgeなどPCを販売していたチェーン店とディストリビュータアグリーメントを結んだ
(2) 一般ディストリビュータ数も現在の40を今年中に200まで大幅に増やしていく
などが骨子.ついにSPARCマシンが店頭で購入できるとなると,今までUNIXマシンのメインターゲットだった大手ユーザーに加えて,小規模/個人ユーザーまで客層が拡大されることになり,やはりそのインパクトは大きなものがあるだろう.Sunの今回の決定を可能にしたのは、近年のUNIXの流行による価格の低下に加え,X Window(Sunの場合はOpenWindows)などの定着によるユーザーインターフェイスの進歩,それからUNIX自身の安定化にあることはいうまでもない.

■カラー版NeXTのうわさ
 UNIXマシンの異端児的存在であるNeXT社も9月に新たな製品を発表するものと期待されている.今回期待されているものは低価格バージョンとカラーバージョンの2種類。ともに68040を搭載したものになるという.
 低価格バージョンではNeXTの看板であったMO(光磁気ディスク)を,ついにはずす決定がなされたようだ。そのかわりに100Mbytesのハードディスクと2.88Mbytesのフロッピーも標準で搭載しているといわれている。マシン形状も,拡張スロットなしの可能性が大なので、従来のキューブからピザボックスタイプに変更されるかもしれない。価格は大体5000ドル前後。カラーバージョンは32(24)ビットフルカラー処理ができるもので価格は大体1万ドル程度と思われる.

Businessland経営悪化
 そのNeXTを扱っているからではないが,San Joseに本拠を置く大手コンピュータチェーンのBusinesslandが経営危機に陥っている.6月に締められた同社の会計報告で2300万ドルもの赤字が報告され,その実態が明らかになってきた。報告では最終四半期(6/30締め)の赤字が特に大きく、実に2150万ドルとなっている.今まで8ドル台を推移していた同社の株も一挙に2.88ドルまで落ち込んだ.Businesslandは経営悪化の最大の原因を「会計処理上の間違いから起こったもの」としているが,一般には低価格のクローンメーカーの攻勢によって販売が行き詰まってきているとの見方も根強い.
 6月の決算といえば,昨年度赤字を計上したSun Microsystems社は今年度かなり持ち直した。昨年度同期は2000万ドルの赤字だったのが,今期は4900万ドルの黒字を計上した(今年度の売り上げは昨年度より40%アップの24億7000万ドル)同時にAT&Tへの株の売却も進み,今回新たな契約ではさらに1億9000万ドル分をAT&Tに売却することになった.これでAT&Tの株式保有率は14.7%に達することになる.SunとAT&Tの結び付きはますます強固なものになりつつあるようだ。
(ザイロンコーポレーション代表 脇山弘敏)

「(PCとワークステーションとの違いは)店頭で買えるマシンがPCだという笑い話」これはi486の性能がそこまで上がったということだ。386を元にワイヤードロジックした486の性能向上は確かに使っていて気持ちが良かった。やっと使えるPCが登場したと思った。
「そのNeXTを扱っているからではないが,San Joseに本拠を置く大手コンピュータチェーンのBusinesslandが経営危機に陥っている」これではジョブズが疫病神ではないか。パソコン関連企業の浮き沈みは激しいものだった。

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