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特集ノートパソコン(月刊ASCII 1992年6月号5) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

ノートパソコンの特集をスクラップする。
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PC-9801NL(NOTEライト)
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 ただ,キーボードのストロークは短く,キータッチもよくない。また,コネクタはほかの98NOTEシリーズと互換性がないので注意が必要だ.
 いつでもどこでもパソコンを使いたいという人にはお勧めだが,小型ゆえの制限を覚悟すべきだ。

 9801と互換性のないこのパソコン売れたのだろうか。

PC-9801NS/T(NOTE SX/T)
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 デスクトップマシンと比べても遜色のないCPUパワーで,ノートパソコンを使いこなそうという人にはピッタリのマシンだ。



PC-9801NC(NOTEカラー)
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 TFTカラー液晶は,反応速度も速く,Windowsを使ってもマウスカーソルを見失うことはない。また,オプションのTVチューナー付きビデオ表示アダプタを使うと,NCの液晶画面でテレビを見ることも可能だ。
 ただ,カラー液晶はもう少し待てば安くなる可能性が大である.今すぐカラーを,という人以外は待ったほうがいいかもしれない。



PC-386NOTE AE
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 NOTE AEの拡張バスは,98NOTE互換になっている。98NOTE用の周辺機器をそのまま接続して使用することができる。また98NOTE互換といっても,従来どおりRGB信号は出ている。しかし,従来の386NOTEシリーズの拡張バスに接続する周辺機器は使用できない.


PC-386NOTE WR
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 拡張バスは,98NOTE互換ではなく,従来の386NOTEシリーズと同じである.このあたりは,NOTE AEとスタンスが異なっている.
 A4サイズに収めるため,「_ / ロ」のキーがSHIFTキー,カーソルキーのさらに右側まで追いやられている.システムメニューで入れ替えることもできるが,今度は逆にSHIFTキーが使いにくくなってしまう。この点は改良を望みたい.



DOS/Vマシン
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 なおアメリカではすでに各社から386-25MHzあるいは486のノートパソコンが販売されており,DOS/Vマシンに関しては各社から25MHzマシンが出てくる可能性も高い。機種選定に際しては,ビジネスシヨウの様子を見たほうがいいかもしれない。
 価格面では,日本IBMの55noteが一番安い。クロック周波数は他機種より遅いものの,16MHzあればそんなに困ることはないだろう。55noteの場合,アイ・オー・データ機器が増設RAMモジュールを発売しているし,CFコンピューティングの「DOS/Vパワードライバ」を利用すれば日本語Windowsの800×600ドット表示(CRT利用時)も可能になるなど,サードパーティ製品もいくらか発売されている.本体サイズもジャストA4サイズで,98NOTEよりはずいぶん小さい.
 クロックは20MHzほしい,という方には三洋電機のAXAGEだ。55noteとの価格差は5万円弱だから,パワー優先ならこちらのほうが割安だろう.AXAGEには標準でMS-DOS Ver.5(ただしAX-VGA/S仕様)と日本語入力FEP(VJE-β Ver.2.6)が添付されるので,AXとして使うならさらに4万円ほど安いことになる.ただ,AXAGEには拡張スロットがない,SVGAモードがないなどの弱点もある.
 コンパックのLTE Lite/25は,この中では唯一25MHzクロックで動作する.速度がAXAGEの1.25倍で価格も1.25倍だが,4Mbytesの標準メモリ,60MbytesのHDD,ジャストA4サイズという点を考えればコストパフォーマンスは良い。このマシンには,デスクトップエクスパンションベースというユニークな拡張ボックスがあり,デスクトップ的に使うことも想定されている。最後発だけあって,お買い得感は今回の4機種の中では最も高いといえる。
 3kg近くもあるマシンは持てないでも遅いのはいやだという方には,シャープのPC-6700がある.JEIDAVer.4.1のスロット,トラックボール,最大64階調の液晶などを装備する高級機ながら,重量は2.2kgに抑えられている。もっとも2.2kgマシンにはDynaBook V386/25もあり,こちらのほうがクロックが5MHz速くて5万円安いから,JEIDAなどに意味を見いだせないと割高ではある.



ノートパソコン
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東芝DynaBook V386/25 J-3100SL,V386/20 J-3100SX

 PC/AT,OADG・DOS/V用ソフトが動くこととなった.ショップによっては,実売価格が標準価格より10万円近く安く,お買い得感は強い.


富士通FMR-CARD
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 「何と言っても1kgを割る軽さと,単3乾電池2本で数時間持つのがすばらしい.VJE,VZエディターも動くし,パソコンとしての機能もしっかりしているよ.会議なんかに持って行くのは,最近もっぱらこれ。携帯性に関しては圧倒的に優れてるね」(同機のロードテスト担当 遠藤 談).


松下電器産業Panacom PRO NOTE 55
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 今年の4月下旬に発売されたPRONOTE55(写真4)は,現在のところ,32ビットノートパソコンとしては最軽量のマシンだ。Panacom Mシリーズ対応ソフト(標準解像度用)が使える.CPUに386SX(16MHz)を搭載,3.5インチFDD1基を内蔵しながらも,FDDモデルで約1.5kg,40MbytesのHDD内蔵タイプで約1.7kgという軽さがウリ。薄さ28mm。本体直付け小型LANアダプタや、本体内蔵型モデム,無線電話対応ポケットモデムなど,オプションも豊富に用意されている.携帯できるビジネスマシンとして重宝しそうだ。バッテリの稼動時間は,約1.7時間。


甦れ,DynaBookSS001.
――暗くなったELパネルを交換する
 長年使ってきた初代DynaBookも,最近なんだか表情が暗くなってきたな、と心配している人も多いだろう.バックライトのELパネルが劣化してきたのだ.半分の明るさになるのが2000時間と言われている。1日5時間使って400日。もう,ほとんどのマシンの画面が暗あーくなっていることだろう.
 このELパネル(シート)の交換は、原則的には東芝のサービスセンター(上野,そのほかはマシンに付属のドキュメントを参照のこと)に修理というかたちで依頼することになっている.1万5000円(税別)ほどかかるが,画面が格段に見やすくなる.あまりのまぶしさに目も眩もうというもの。たったこれだけの修理で,あと2,3年は使えるなと,きっと思うだろう.
 もっと安くあげることもできる。自分でELパネルを交換するのだ。ただ,いったん機械を開けてしまうとメーカーの保証は受けられなくなるのですべて自分の責任において実行すること.その点は覚悟してほしい。この部品についても、東芝のサービスセンターに問い合わせれば,注文できる.修理を頼んだときの半額の7500円(税別)で入手可能。


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写真A まず,安全のために電源を切って,バッテリをはずす.ハードRAMの中のデータなどは,すべてバックアップを取る.これは,くれぐれも忘れずにそれから,画面右下の“TOSHIBA”の文字のあるパネルをはずす.ネジが2本見える.それと、画面上両端のゴムをはずす.ここにもそれぞれネジがある.合計4本のネジだ.これをはずして,なくさないように保管する.

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写真B 次は,画面の前面パネルをはずす.ここがいちばん難しい作業だ。マイナスのドライバーを本体画面部の側面の溝にしたがって,外側に押し出すようにねじ込み,ストッパーをはずす。ロットによってストッパーの位置は違うようだが,やってみれば分かる.よく引っかかるのは,ディスプレイを閉じたときにロックする部分(A)の下にあるストッパー.Aを少し持ち上げながら,その下のストッパーをはずすようにする.あまり無理に力をかけなくても,はずれるはず.


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写真C これで液晶を収納している部分が露出した.件のELパネルは,青い液晶画面の後ろに差し込まれている.このシー卜部分を交換するのが,目的だ.パネルシートを引き抜くには,まず,液晶左の上下にある黒いピンを2つ抜き,続けて,その下のピンの止め具2つも抜く。これでこのシートが抜ける状態になった.

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写真D この段階では,まだシートに電源のコードがつながっているので,まず,そっとシートを3cmほど左に抜き出す.裏にして,シートの電源用コネクタを引き抜く。あとはシートを引き抜けばいい. あとは,今までの作業の逆をやれば,めでたく交換完了.シコートの電源コネクタをつなぐのを忘れずに.バッテリを戻して電源ON.明るい,ちょっとした感動を味わえる.
 一度無料で交換してもらった。その後は暗くなっても我慢して使っていた。

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