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パソコン、ワープロ、その他のハード(月刊ASCII 1990年10月号2) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

ASCII EXPRESSをスクラップする。

PC-H98シリーズの記事をスクラップする。
日本電気が80486搭載機などPC-H98シリーズを拡充, 同時にPC-98RL後継機を発表
 日本電気(株)は,CPUにクロック周波数25MHzの80486を搭載したPC-H98model100シリーズの2モデルと,CPUに25MHzの80386を搭載した同model60シリーズの6モデルを発表。同時に,CPUに20MHzの80386を搭載し,従来機より高速化した高解像度マシンの後継機「PC-98RL」を発売すると発表した.
 PC-H98model100シリーズの内訳は,5インチFDDを2台搭載した「PC-H98model100-100」と,3.5インチFDDを2台搭載した「同modelU100-100」の2モデル。どちらも32bitバスNESAを搭載し,1120×750ドットの高解像度表示が可能なもの。また,7.5Mbytesのメインメモリを標準装備(最大33.5Mbytesまで拡張可能)し,CPU上に8Kbytesキャッシュメモリを装備。さらに,容量100MbytesのHDDを標準内蔵している。
 PC-H98mode160シリーズの内訳は、(1) 5インチFDDを2台搭載した「PC-H98model60-002」,(2) 5インチFDD×2台と容量40MbytesのHDDを内蔵した「同model60-040」,(3) 5インチFDD×2台と容量100MbytesのHDDを内蔵した「同model60-100」,(4) 3.5インチFDDを2台搭載した「同modelU60-002」,(5) 3.5インチFDD×2台と容量40MbytesのHDDを内蔵した「同modelU60-040」,(6) 3.5インチFDD×2台と容量100MbytesのHDDを内蔵した「同modelU60-100」の6モデル,各モデルとも,32bitバスNESAを搭載し,1120×750ドットの高解像度表示が可能。またメインメモリは,同60-002/040が1.5Mbytes,同60-100が5.5Mbytesを標準装備し,最大27.5Mbytesまで拡張が可能。各モデルとも64Kbytesキャッシュメモリを装備している.
 今回発表のPC-H98シリーズはいずれもデスクトップタイプで,サイズは470(W)×345(D)×150(H)mm,重量は13.5~15kg.同model60はオプションで浮動小数点演算プロセッサの80387(25MHz)の使用が可能となっている.
 PC-98RLの後継機は,CPUなどのスペックは従来機と変わらないが,DMA転送速度やグラフBIOSを高速化している。メインメモリ1.5Mbytesを標準装備し,最大14.5Mbytesまで拡張が可能.内訳は,5インチFDDを2台搭載した「PC-98RLmodel21」と,5インチFDD×2台と容量40MbytesHDDを内蔵した「同model51」.PC-98RLの実質的な値下げ版となる.
 ついに登場することになった80486マシンのPC-H98model100シリーズは、春のビジネスシヨウにも参考出品されていたもの。高機能・高速でまさにPC-9800シリーズの頂点とも言える機種であり,UNIXマシンとしても十分な性能を発揮するだろう.
 今回発表されたのは,PC-9800シリーズ全体の中でも高解像度表示が可能な高級指向の新モデルだけであった.まずは高解像度機種からということは,MS-Windows/386の導入を促進しているのでは?とも推測される。また,3.5インチFDD搭載モデルがラインアップされていることも注目したい。近い将来発表されるであろうPC-9800シリーズのスタンダード機種では,どのようなFDD構成になるのか?気になるところである。


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ツッコミどころとしては「PC-9800シリーズの頂点」だ。9800シリーズではく98シリーズならまだしもどこから00を持ってきた。確かにPC-9800シリーズとの互換モードはあるが名前を変えている。9800シリーズではないとNECが思っているのではないか。あと「3.5インチFDD搭載モデルがラインアップされていることも注目」も笑ってしまう。そんなところに注目が行くようではダメではないか。いや98はそういう機械だった。FDDを変えて新製品だと売ってきた。
この号の「次世代98マシンPC-H98の全容」のまとめ部分をここにスクラップする。
これはPC-H98model70の記事だ。
おわりに
 3回にわたる連載でH98を利用してつくづく思ったのは,専用ノンインターレース・ディスプレイ(N5926-02)のテキスト表示の見やすさである。特にハイレゾモードで動作させていると,同時に使っているPC-9801RA2のディスプレイに表示される貧弱なフォントには嫌気がさす.画面に表示される文字数は同じであっても,ノーマルモードの表示には高級感や満足感がまったくない。連載の第1回目では実行速度の面でRA2を見放したが,4ヵ月たった今では表示能力でも見放しつつある。
 しかしRA2が見捨てられない理由はただ1つソフトウェア資産にある.残念ながらハイレゾモードで動作するアプリケーションやPDSはそれほど多くはないだろう.今後数年のうちに,GUIを備えたシステムが主流になると言われている。そのようになったとき,いくら安価だとは言え,640×400ドットの画面に満足できるはずがない.
 しかしながら,PC-98RLやH98model70の,ディスプレイと合わせて100万円以上という価格帯では,ハイレゾモードのマシンがそれほど普及するとは思えない.より低価格のH98シリーズ,あるいは,NESAを採用した安価なハイレゾモード専用マシンの登場に期待したい。
 H98model70は今後の98シリーズのべースとなる機種である.この機種で採用されたNESAは高速性能,信頼性,拡張ボード設定の容易さなど多くのメリットを備えている.そして,AGDCやE2GCなど高速なCPUに相応しい描画速度を提供するLSIや256色パレットの採用,そして256色表示ボードの実現など,今後の機種に受け継がれていく種々の特徴を備えている.おそらく,486CPUを搭載したH98シリーズの上位機種が発売されると思うが,その機種では,model70で採用された新機能がより洗練され,より高性能となるはずである.今後の展開に期待したい.

全く同意する。24ドットのキャラクタを見るともう16ドットのキャラクタを見ることは我慢しながら見ざるを得ない。640×400ドットの画面でマルチウィンドウを使うなんて信じられない。ソフトウエア資産だってまさかゲームではないだろう。速すぎてゲームにならない。私はこのころになると旧機種を下取りに出して新機種を買うということをしなくなった。予約して買ったダイナブック、1992年6月PC-486GR5PC-486GR3をこれも発売と同時に買ったが、PC-9801VX2(8MHzの80286)を使い続けていた。そういえばPC-9801VX2も発売と同時に買った。

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アスキーがMSX turbo Rの仕様を発表
 (株)アスキー・システム事業部は,次期MSX規格となる「MSX turbo R」の仕様を発表した.
CPUにR800を採用して最大10倍の高速化
 MSX turbo Rの主な変更点は、(1) CPUにZ80とともにR800を搭載,(2) 8ビットPCMサウンドを装備の2点である。このほか,従来はオプション供給が主であった「MSX-DOS2」を標準装備し,メインRAMは256Kbytes以上とした.また,MSX-MUSIC(FM音源)も標準装備となった.
 新CPUのR800は同じくアスキーの開発によるもので,オブジェクトレベルでZ80上位コンパチブルとなっている(一部未定義命令を除く)。したがって従来のプログラムは,タイミングに依存する場合を除き基本的にそのまま動作する.
 R800はRISC的な手法を取り入れて,動作速度を大幅に改善している.MSX2+まででは,1命令につき最低4サイクル(さらにメモリウェイトに1サイクル)を必要としていたが,turbo Rではこれを基本的に1サイクルで処理する.クロック周波数を倍(7.14MHz)にしたことを加えると,CPUの速度はMSX2+比で8~10倍程度になっているという.
 MSXではROMの読み出しにウェイトが入るが,これはR800のように命令実行サイクルが少ないCPUには,大きな速度低下要因になる.そのため,turbo RにはROM内容をRAMに転送し,マッパを用いてROMに見せかける「DRAMモード」を設けた。これによりROM BIOSをアクセスする場合に比べ50%以上の高速化が図れるという.ただしこのモードでは,転送領域としてRAMが64Kbytes消費されるため,従来どおりROMを直接アクセスする「ROM「モード」もある。
 R800には,CPU自体に独自のページ機能があり,最大16Mbytesまでのメモリ空間をアクセスできる.しかしturboRでは互換性維持のため、チップ内蔵のページング機能は用いず,メモリ管理は従来どおりI/Oポートアクセスによるメモリマッパによって行なう(最大16Mbytesまでをアクセス可能).
 なお,turbo RはZ80も搭載しており,動作中でも随時切り替えることができる。このため,速度の問題などでR800では正常に動作しなくなる従来のソフトウェアも間違いなく動作する.

表示機能はMSX2+を踏襲
 表示部にはまったく変更がなく,MSX2+のVDP(Video Display Processor)と同じV9958を採用している.最大解像度は512×424ドット(インターレース),最大同時発色数は1万9286色(256×212ドット)である。この他,水平方向8個,同時32個までのスプライト機能,縦横各1ドット単位のハードウェアスクロール機能などをサポートしている.従来機同様,RGB端子のほかに,ビデオとRFの端子があるので,専用モニタがなくても当面は家庭用テレビで代用することができる。
 MSXでは漢字をビットマップデータとして表示しているため,画面表示に関してもCPUの負担部分が大きい。したがって,CPUを高速化したことで,結果的に画面表示も速くなっている.一般的なアプリケーションの動作速度はおおむね4~5倍程度ということである.
 新たに搭載されたPCM音源は1声で,サンプリングレートは最大15.75kHz,量子化数は8ビットである.直接I/Oポートからデータを読み書きしてもよいが、録音/再生のためのBIOSファンクションとBASICのコマンドも用意されている.
 なお,turboR仕様の製品は,本年10月以降各社から順次発売の予定である.


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このころは既に8bitマシンへの関心が薄れこの規格があったことすら覚えていない。ゲーム専用機と競合すると思うが成功したのだろうか。

IBM,PS/2の価格を大幅値下げ
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日本サンが低価格のカラーSPARCstationを発売
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低価格とは241万円のことだった。

松下がクロック周波数20MHzの80386と独自CPUを搭載したマルチプロセッサのラップトップマシンを発売
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これは一体どんなユーザを想定したマシンだったのだろうか。この当時は松下でも独自CPUを製造販売することができた。

シャープ,ユニット式のノート型ワードプロセッサを発売
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WV-700の価格は21万8000円。
まだ新製品の発表が続いていた。

日本電気がクロック周波数33MHzのRISCプロセッサを発売
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富士通がTRON仕様に準拠した32bitMPU「G MICRO F32/300」を発売
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まだTRONは死んでいなかった。

コナミが画像特殊効果用のASSPを開発
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アイテックが実質アクセス9msのSCSI・HDDを発売
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135Mbytesで24万8000円

日本アルトスがPC-9800用SCSI・HDD3機種を発売
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40Mbytesで13万8000円

クボタコンプスが1Gbytesを実現したMOドライブを発売
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ドライブが53万円。メディアが3万5000円。

米TI,新方式の立体ディスプレイを開発
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よくわからない。実機は発売されたのだろうか。

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