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編集室から、パソコン広告(月刊ASCII 1990年12月号1) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

「FROM THE EDITORIAL OFFICE」を読んでから広告を見るとなるほどと思う。
1990年はノート型パソコンに明け暮れたが
 「1年古くなったコンピュータはどうするべきだろうか?」「ハッピー・バースデイを祝ってあげるよ」という小話は,以前本誌でも紹介した“The Official Computer Freaks Joke Book”に出てくるのだが,ここ1年余りでパーソナルコンピュータの世界はまたかなり変わった.
 A4判,本体重量2kgのUltraLiteを日電がアメリカで発表したのは,一昨年10月.東芝のT1000よりも一気に1kg近くシェイプアップしたICカードベースのマシンだった.しかし、国内でいわゆるノート型パソコンブームを巻き起こしたのは、昨年7月に発売された東芝のJ-3100SS(DynaBook)である.以降,A4ファイルサイズ,2.xkg,低価格は,合い言葉のように使われた.
 ノート型パソコンは,すでに各社合計で数十万台を出荷しており,100万台に達するのも時間の問題といえるところまできている.来年度なかばには実現する.
 小さいマシンが,その後のさらなる軽量化や高機能化などで賑やかな一方,デスクトップマシンのほうは,MS-DOSマシンに関していえば,これといった動きがないように見える.それに合わせたように大物ソフトウェアのバージョンアップや新製品も(ノート型にフォーカスしたMS Worksなどを除けば)目立っていない。
 来年早々にもリリースが噂されるWindows 3.0待ちといった雰囲気もないではないが,マシンそのものが現在のアーキテクチャでは,ある程度完成してしまっているからかもしれない.進化の「節目」にきているようなところがあるのだ.
 そんな中でも動きがないわけではない。先日発売となったPC-286C(PC CLUB)は,秋葉原などでは店頭に積まれて売られている.購買層は幅広いようだ。'90年は,ノート型に明け暮れたようにも見えるが,裏返しには,ようやく広がり始めた一般のユーザー層が,文字どおり「普及価格」に反応したのだともいえる。'91はどうなるか.  (遠藤諭)

3.5インチフロッピーディスクが使えるということがノートパソコンでは重要だったように思う。またダイナブックが20万円を切ったということも大きいと思う。
PC-9801シリーズが累計300万台だが、ノートパソコンは「各社合計で数十万台を出荷しており,100万台に達するのも時間の問題」というから勢いは確かなものだった。パソコンのシーンが変わった年が1990年なんだろう。

以下広告をスクラップする。
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裏表紙が新しくなったが。宮沢りえが益々大きくなった。
結局、裏表紙ではTOWNSよりも宮沢りえの印象が強かった。

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HANDY98。覚えていない。
結局見開き広告には1年間デスクトップはなかった。NECの広告からも1990年はノートパソコンが主役となった年としていいか。

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PC-9801シリーズ累計300万台だそうだ。
ただWindowsを前面に押し出してて良かったのか?Windowsなら98でなくても良いのに。

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右頁はパナソニックのノート。PRONOTEは386SXを積んで27万8000円

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左頁はNECのPC電子手帳ET
右頁はMac

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IBMのパーソナルシステム/55

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左頁はHP486SXで前号の使いまわし。

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シャープのAll in Note AX286N-H2
CPUは286(12MHz)を積んで39万8000円。

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TOWNS。宮沢りえのドアップ。

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TOWNSは前号の使いまわし。

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TOWNS

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富士通の電脳遊園地

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富士通のNoteBook。286を積んで23万8000円
各社の秘書さんが目立つ。

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右頁はATARIの1040STE

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IBMのPS/55Z

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DynaBook J-3100GS001はCPUに286(12MHz)を積んで19万8000円。安い。

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パナソニック オフィスワークステーション

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右頁はエプソンのPC-386GとPC-386S。
思い出した。PC-386Gは1120×750ドットのハイレゾマシンだった。CPUが386(33MHz)だった。33MHzとはいえ386だとやはり速度は出なかったような記憶がある。ハイレゾマシンでWindowsが使い物になるのは486からだった。

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エプソンのPC-386NOTE A。CPUが386で価格が26万8000円。386なら安いと思う。

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CanonのNAVIは電話付きのパソコン。今のスマホに相当する。

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CanonのGJ-noteプリンタ。こういうものが欲しかった。

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キヤノンのAXiは前号の使いまわし

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キヤノンのLASER SHOT

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Apple と Canon によるMacの広告。右頁がExcelになった。

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ジョブズの作るNeXT

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左頁はカシオの電子手帳
右頁はキヤノンのファミリーコピア
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富田靖子のカットが変わった。

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東芝のSPARC LT

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ソニーのAXパソコン。QL/Note。CPUは386(16MHz)で39万8000円。

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ソニーのPalmTop PTC-500。姿はごっついが今のタブレットのご先祖様というべきもの。

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AX協議会の広告。「宣言。AX時代、到来」とあるが、そんな時代は来なかった。

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三洋のジェラン。これは一体何だったのか。

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ジャストシステムの大地。DTP業務は皆これを使うのかと素人は考えてた。

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一太郎ラーメン。

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マイクロデータの製品群の広告。エコロジー、オーシャノグラフィ、ノストラダムス。

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ノートンユーティリティはソフトウェアジャパンという会社が販売していた。

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MicrosoftのWorksは好調な販売だったそうだ。

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左頁はTURBO C++。

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ツクモ。イメージキャラクターに越智静香を起用した。
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ツクモ。パソコンショップでカラーページに広告を載せているのはツクモだけだった。

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ソニーのDATA Diskman。33年前からあったのになぜこれが主流になれなかったのか。ソニーがやる気なかったのか。WALKMANとか先進的な製品を出していたソニーなのに残念だ。

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ロータス1-2-3の広告。柳沢慎吾を出しておちゃらけた広告だ。ロータスは一体何を考えていたのか。正確さ第一のソフトウェアなのに柳沢慎吾はないだろう。ふざけるなと。

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左側がソフトバンクの書籍Oh! Dyna。

裏表紙裏はFUJI FILMのFDだった。
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12月号も前号の使いまわし。

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