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98HA,386NOTE,386G/S,286C,PC-286LP(月刊ASCII 1990年12月号5) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

特集は「New Products for 1991」だった。

最初はPC-98HA (愛称:HANDY98)
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写真をスクラップする。
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まとめ部分をスクラップする。
 PC-98LTは,'86年10月に発売となった98シリーズ初のラップトップマシンである.同時期に98シリーズは8MHzの80286を搭載したVXとXLが同時に発表。シャープのX68000とソニーのNEWS,そして東芝のJ-3100が発売になった.アプリケーションではLotus1-2-3日本語版が発売された。初代のLTはクロック周波数8MHzのV50にメインメモリ384Kbytesという構成で,1年後にmodel11となりメモリが640Kbytesとなった。価格は23万8000円である.
 もちろん欲を言えばキリがない.モデムは本体に内蔵してほしい。通常の98とコンパチブルであってほしい。フタの開閉と電源を連動してほしい。FDDを本体に入れるのは無理だろうか。バックライトがあればなあ。もっと安ければ…….
 こういった欲望を,サイズと軽さが吹き飛ばしてくれる.とにかく,持ち歩く気にさせるマシンだ。
 日本電気は向こう1年間で20万台の販売を予定している。98Nは発表当時で15万台,NSは9万台の予定だったが,それを上回るペースという.ハンディ型もブームになるのかどうか面白いところだ。

98互換でなければただのパソコンだ。PC-98HA(愛称:HANDY98)は価格19万8000円でこれはDynaBookを意識したのだろう。ダイナブックごとき98互換でなくても勝てると思ったのか。98NOTEは持っている人を見ていたが、HANDY98を持っている人は知らなかった。98互換を無くしてなぜ98NOTEより売れると思ったのか。実際はどの位売れたのだろうか。

エプソンのPC-386NOTE AとPC-386G/S
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PC-386NOTE A
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まとめ部分をスクラップする。
 J-3100SS/GSに搭載されているレジューム機能が,PC-9801系の機種に搭載されたのは初めてだ。携帯することが利点のノート型では,処理を中断しても状態がそのまま保存され電源を入れればすぐに使用できるレジューム機能の利点は大きい。レジューム機能などの設定は環境設定メニューで行なうので,レジューム機能を切ってブートさせることも可能だ。
 HDD内蔵の32ビットノート型マシンとしては,PC-9801NSがある.NOTE Aは同じ386SXを使用するものの,クロック周波数は98NSの12MHzに対して16MHzと高速だ。価格は98NSのFDDモデルは29万8000円,NOTE Aに1.25MbytesのRAMドライブを装着した場合と同じ価格になる.98NSの20MbytesHDD内蔵モデルが44万8000円,NOTE AにHDDパックのみを装着すると39万8000円と5万円安い。1.25Mbytes分のRAMの差はあるものの,HDDがあればさほど必要としないだろう.ノート型マシンに高機能を求める人には注目のマシンだ。

レジューム機能のない98NOTEを自慢げに使っている人を見たが何もコメントしなかった。レジューム機能がなくても98を使っていれば満足の人だった。98好きはそういうものなんだろうと思っていた。98はブランド力以外に何が良いと思ったのだろうか。私は、9801VX2を使っていたが屈辱の期間だった。なるべく長く新製品を使う気持ちよさを味わいたかったのに僅か8か月後にPC-9801VX21がでた。
 安さに優るエプソンの互換機がなぜあまり売れなかったのか。98のブランドには何万円もの価値があったのか。

PC-386GとPC-386S
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まとめ部分をスクラップする。
 PC-98シリーズで33MHzの80386を使用するハイレゾマシンとしてはPC-H98model70がある。FDDモデルの99万5000円に対し,386GのSTDモデルは24万5000円安い.また,H98model70の100MbytesHDD+4MbytesRAMモデルは168万円なのに対し,386Gの100MbytesHDDモデルに4MbytesのRAM増設を行なうと120万8000円で,価格差は47万2000円になる.
 H98シリーズはNESAバスやAGDC,E2GCなどの機能があるが,それらH98シリーズの特徴を除けば,ほぼ同じスペックといえるだろう。スピードに関してはベンチマークテストを行なわなければ評価しにくいが,CADなどハイレゾ必須の用途に使用する人は考慮する価値のあるマシンだ。

386Gは使わなかった。ハイレゾディスプレイが高かった。486GRからハイレゾディスプレイを使った。

 PC-386SはCPUにクロック周波数25MHzの80386を搭載したノーマルレゾリューションマシンのハイエンド機だ。本体デザインや機能など386Gと共通するスペックは多く,FDDスロット,内蔵SCSIHDD,ターミナルモードで使用可能なFDDユニットなどは386Gと同一だ.386Gとの違いは,CPUのクロック周波数のほか,ハイレゾモードがないこと,キャッシュメモリが32Kbytesと386Gの半分になっている点だ.
 PC-9801RAとPC-386Vは20MHzなので,25MHzの386Sはノーマルモードマシンでは最高速のマシンだが,価格は3機種とも49万8000円である。ハイレゾ表示を必要とせず,高速なマシンが欲しい人には魅力の高いマシンだ。

PC-386Sも使わなかった。20MHz:15MHzのクロック差ではPC-9801RAに対してアドバンテージはないも同然だと思う。

PC-286C(PC CLUB) とPC-286LP(PC ONE)
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まとめ部分をスクラップする。
処理速度は十分だが拡張性が気になる
 ベンチマークテストを行なってみた結果,286BOOKとほぼ同じ処理速度だった.デスクトップマシンの普及機種であるPC-9801EXと比べると画面表示が若干遅いものの、計算処理はほぼ同じ処理速度だ。ほとんどのアプリケーションを使うのに十分なパワーを備えている。
 気になる点は拡張性だ。拡張スロットが1つしかないので,たとえばHDDとRAM増設は同時にできない。
 ホビーユースでも入門者にとってはよいかも知れないが,グラフィックボードやMIDIボードを使いながらHDDも使いたいといった利用ができない。拡張スロットを2つにするか,HDDを内蔵可能にしてほしいところだ。
 80286を搭載した3.5インチタイプのデスクトップ機としては,日本電気のPC-9801EX(34万8000円),エプソンのPC-286UX(26万8000円)がある.EXは3つ,286UXは2つの拡張スロットを持ち,どちらもHDD内蔵可能だ。
 あまり拡張を考えていないのであれば,入門機としては手頃だ。価格はCRTモニタと合わせても20万円前後になるので,ノート型マシンの低価格機種とほぼ同じ程度になる.すでに88シリーズを利用している人なら,CRTモニタは新たに購入する必要もないだろう.
 ホビーユースをねらったマシンとしては,同じセイコーエプソンからPC-386Mが出ている.PC CLUBでは,その256色モードを継承しなかったのは,少々疑問が残る.しかし,これも入門者にターゲットを絞った結果だろう.

これを知人が買った。子供用のパソコンだった。欠点で挙げられた「HDDとRAM増設は同時にできない」いやいやそんなことしないから。子供が使うパソコンにHDDとかはいらない。「MIDIボードを使いながらHDDも使いたい」そんなユーザは普通のデスクトップを買う。記事の欠点とされていることはピント外れもいいところだ。
 なんと言っても姿かたちが良い。PC-8001を彷彿させる好きなフォルムだった。

PC-286LP(PC ONE)
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まとめ部分をスクラップする。
コストパフォーマンスの高いシステム
 PC ONEの価格は29万8000円。同じ80286を搭載する286BOOKとエプソンのAP-850を組み合わせると35万2800円となる.印刷も可能なパーソナルコンピュータのセットを導入することを考えるとPC ONEは安上がりだ.
 プリンタ付きの本体は少々重く,電池駆動ができないので,持ち歩いて使用することを考えているならノート型マシンや286BOOKと小型プリンタを組み合わせたほうがよいかもしれない。処理速度をそれほど気にしないなら98NOTEとプリンタを購入すれば30万円前後になる.しかし,使うのは自宅のみならばPC ONEの一体型設計がよい。しまっておくのも便利だし,プリンタを接続する必要がなく気軽だ.
 拡張性の点を考えると,拡張スロットが1つあるのでノート型マシンや286BOOKよりも利点は大きい。すでに発売されているPC-286L用の拡張カードには,HDDインターフェイス,増設メモリ,FDDインターフェイス,I/O拡張ユニットがある.
 ホームユースでプリンタ付きパーソナルシステム環境を持つことを考えると,PC ONEは最も安上がりかつ手軽なシステムだと言える。価格的には日本語ワープロ専用機よりも少々高めだが,いろいろな用途にも活用したい人にはお勧めのマシンだ。

これは違う。ワープロ専用機を買うべきだ。ワープロ専用機ならスィッチオンで使える。ゲームだって定番の上海はサービスで付けてくれる営業さんがいた。PC ONEを買ってワープロソフトをインストールするスキルを持っている人がこれを買うべきだとは思うわない。

PC CLUBとPC ONEの評価は記事と正反対だ。素人ユーザのことを知らない人が書いた記事だと思う。私も素人ユーザだが他の人からアドバイスを頼まれたり、操作法とかを教えたり、トラブルシューティングをしたりしているから、その視点ではPC CLUBは推しマシンで、PC ONEはワープロソフトを買った方が良いと言って奨めない。

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