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PC-98GS,DynaBook V,MITAC JAPAN,PC-H98(月刊ASCII 1992年2月号4) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

NEW MODEL IMPRESSIONをスクラップする。

「見るとほしくなるマルチメディアマシン」と提灯記事、太鼓持ち記事丸出しのタイトルで紹介されたPC-98GS。
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PC-98GSのまとめ部分をスクラップする。
98にもなると思えばとても安い
 GSの価格はCD-ROMなしモデルで69万8000円.386SX-20MHzというスペックの割には高いようにも思えるが,中に入っているものを考えればそうともいえない.PC-9801DA/U5にSCSIインターフェイスとサウンドボードとメモリ1Mbytes,それにソフトウェアを追加すればほぼGS相当のスペックとなるが,価格は90万近くになるし拡張表示モードは利用できないのだ。ハイレゾモードを持つH98にマルチメディアオプションを追加するという手もあるが,値段は倍ほどになるし,それでもビデオ出力はGSだけの特権である。
 コンピュータで音や映像を扱うことに興味があるなら,既存の98にオプションを足すよりGSを選ぶほうが,ずっと強力で安くつく.当面は98の延長として使うにしても,Windows環境では広く美しい画面が使えるというメリットがある.GSは,今もっともおもしろい98であることは間違いないだろう.   (野口)

 提灯記事というか太鼓持ち記事というか「98にもなると思えばとても安い」。「とても安い」は言い過ぎだ。こうして過去の記事をスクラップしていると「GSの価格はCD-ROMなしモデルで69万8000円.386SX-20MHzというスペック」を「とても安い」との評価にはイラつく。まったくASCIIの記事はだめだ。

「活用範囲を広げる日英両用DOS」というタイトルのDynaBook Vと日英MS-DOS V5.0
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DynaBook Vのまとめ部分をスクラップする。
 J-3100は国産のIBMPC互換機として米国製アプリケーションが使用できる日日本語環境を提供してきたが,その立場は微妙なものになりつつある。日英DOS5は,従来のDOSとDOS/Vの両方の互換性を保ちつつ日本語/英語双方で利用でき,従来ユーザーのDOS Ver.5.0へ,そしてDOS/Vへの移行を容易にしている.    (行正)
 評価は、まあおおむね当たっていた。

「日本市場への配慮が進むDOS/Vマシン」というタイトルの3060/EとTiny 650の記事をスクラップする。
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MITAC JAPANのマシンのまとめ部分をスクラップする。
高解像度と高速処理が魅力 マイタックジャパン 3060/E
 マイタックジャパンは,台湾のPC互換機メーカーMitac社の日本法人である。'91年11月にはOADGにも正式加盟して,DOS/Vを前提に新製品を投入してきている.
 今回紹介するのは20MHzの386SXを搭載する3060/E.仕様についてはHARDWARE SPECを見ていただくとしよう.主な特徴には,最大1024×768ドットの表示が可能なSVGAを採用していること,それから内部にIDE仕様のHDDスロットがあること(最初から40/100/200Mbytesを内蔵するモデルもある)があげられる.
 3060/Eには,MitacブランドのDOS5が標準添付されるが,これは英語版である.日本語を使うには別途DOS/Vを購入する必要がある。付属のマニュアルは,マシンのセットアップとDOS5のリファレンスがそれぞれ用意されるが,これも英文.本体のマニュアルくらい日本語化してほしい.
 その一方,通常640×480ドットでしか動作しない日本語Windows 3.0を,800×600ドットのモードで動作させるためのドライバが付属し,これに関しては日本語の説明書がある.Windows環境ではメニューバーなどに行を取られるため,日本語表示には640×480ドットの画面が狭く感じられることがあるが,800×600ドットくらいあれば余裕が出てくる(写真1).
 このほか,英語モードで使うためのユーティリティディスクが3枚付いてくる.「VGA Utilities」には,Windows3.0やWord Perfectなどを高解像度モードで動かすためのドライバが収められており,メニュー形式で簡単にインストールできるようになっている.
 ベンチマークテストの結果を図1にあげる.CPU関係はおおむねクロックどおり,画面表示はかなり高速な部類に入る。なお編集部のベンチマークテストはキャッシュメモリがほとんど意味を持たないが,Norton Utilities(英語版)のSIで計測したCPUパワーは,PCvision(ASTリサーチ)の11に対し,3060/Eは 16.2という結果が出ており,高速にチューンされているといっていいだろう.
 3060/Eは多くの点でPCvisionと競合する.CPU,クロックは同じで,FDDモデルの価格も同じだ.比較を試みれば,PCvisionは日本語マニュアル完備で,安心感の面で有利といえる.一方,メモリ容量と速度は3060/Eに多少の分があるほか,現時点では日本語が扱えないとはいえ1024×768ドット表示が可能であることで将来に期待が持てる。パワーユーザーにお勧めの高性能機である.

 「パワーユーザーにお勧めの高性能機である.」残念ながら私はこういうレベルのパワーユーザではなかった。低級パワーユーザといったところだった。

ロンロー Tiny 650
 ロンローインターナショナルネットワークスが販売するTinyシリーズは,日本では例のない「超小型」のPC互換機だ.DOS/Vを使えば日本語も扱える.
 Tinyは本当に小さい.ティッシュペーパーの箱より小さく,重量もわずか1.85kgだ.実物を目の前にすると、あまりの小ささに狐につままれたような非現実感を覚える.今回紹介する「Tiny650」のCPUは,クロック周波数12MHzの286,HDD内蔵モデルもある。詳しくはHARDWARE SPECをご覧いただきたい.
 Tinyは,システム全体が省スペース思想で設計されている。まず,付属のキーボードが小さい.ノートパソコンのキーボードを取ってきたようなサイズだ。ディスプレイは普通のVGAモニタも利用できるが,同社が発売する9インチのモノクロVGAディスプレイ(2万6000円)を使えば,さらにスペースの節約ができ,全体のデザインも統一される.
 DOS/Vをインストールしてみたところ,特に問題もなく組み込むことができた。標準で384Kbytes相当のプロテクトメモリがあるので、特に増設などしなくてもDOS/Vで使う日本語フォントをロードできるし,外字を使わなければシステムの一部をHMAに追い出すことさえ可能だ。また,増設メモリをハードウェアEMSとして使うドライバソフトも用意される.ただ,付属のキーボードがASCII配列であるため,このままでは漢字の入力に支障がある.そこで同社では,キーボードの配置をソフト的に変更し,漢字キーなどのエミュレーション機能を持つドライバソフトを2000円で販売している.
 このほか,Tinyシリーズには2冊の英文マニュアルと22ページの日本語の説明書が添付され,システムのセットアップや,DOS/V導入に際しての注意事項が簡単にまとめられている.
 注目したいのは,画面出力を家庭用TVに入力するための「NTSC TV SYSTEM」,SoundBlaster互換の「サウンドボックス」といったオプション機器があることだ。ゲームマシンとしても安価にまとまる。家庭用簡易ビジネスに,通信に,ゲームにと応用できるおもしろい製品である.    (野口)

 こういった省スペースマシンは自作するようになってから使いだした。

「256色表示とマルチフォントをサポート」というタイトルのPC-H98model 90/U90の記事をスクラップする。
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 H98シリーズのラインナップはmodel 100/90/80およびH98Sと,4モデルすべてが486マシンになった.NESAを装備した上級マシンとはいえ,下位2モデルはFDDモデルが50万円台で,個人でも手の届くマシンだ。特にmodel80は,ハイレゾモードを持ち,256色モードとマルチフォントを標準でサポートするなど,Win3を積極的に使うユーザーには,非常にお買い得なマシンだ。    (小日向)
 ハイレゾモードのある486SX(25MHz)の98で「FDDモデルが50万円台」なら「非常」という表現には同意できないが「お買い得なマシンだ」は妥当なところだろう。
 PC-98GSの「GSの価格はCD-ROMなしモデルで69万8000円.386SX-20MHzというスペック」「とても安い」がいかに酷い評価だと再認識した。

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