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DynaBook,PB486DX,AXiV486,MEGA-CD(月刊ASCII 1992年3月号4) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

「NEW MODEL IMPRESSION」からDynaBook V386/25,PB486DX-33,AXi/V486をTBNからメガドライブ専用のCD-ROMドライブMEGA-CDをスクラップする。

DynaBook V386/25
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まとめ部分をスクラップする。
 最近は各社のDOS/Vマシンが販売され,DOS/V対応のアプリケーションも揃ってきている.
 DynaBook Vシリーズは,A4ジャストサイズのコンパクトさやHDD込みで2.5kgという軽量にもかかわらず,処理が高速化し,VGAへ対応したマシンだ。価格は40MbytesHDDモデルで47万8000円と,20MHzの386SXを搭載するDynaBook V/20に比べて5万円高い,クロック周波数16MHzの386SXを搭載する日本IBMの55noteよりも12万6000円高いことになる.また,バッテリ駆動時間が短いのも難点だ。背面の端子に接続されることが予想されるセカンドバッテリを早めに発表してほしい。
 とはいえ,DynaBook V/25の処理速度はノート型マシンのなかではトップレベルであり,高速のCPUパワーを必要とする人には魅力の高いマシンであることは間違いない.    (行正)


千葉電子が販売のPB486DX-33
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まとめ部分をスクラップする。
 画面関係は標準的なところだ.NMIの次項「AXi/V486」の記事では,3DBENCHというグラフィックベンチマークテストの結果も掲載しているが,そちらでもだいたい平均的な数値になっている.したがって,安い分だけお得というわけだ。もちろん,386マシンと比べれば画面関係も倍以上の速度を出している.Windows3.0を800×600,1024×768ドットという解像度で動かしてもみたが,画面の書き換えなどもスムーズで待たされない.Windows上で重いソフトを動かす場合でも余裕を持って対応できるだろう.
 PBの特徴はやはり,最高性能のDOSマシンが安価に入手できる点だろう。注目すべきは,1024×768ドットの表示が可能なマルチスキャンディスプレイが6万5000円,200MbytesのHDDが16万5000円,増設メモリが1Mbytesにつき9800円等々,周辺機器についても安価な価格設定がなされていることだ。トータルの価格差はさらに広がる.パワーユーザーにお勧めの一台である。    (野口)

 なかなかの好評価だ。私の周りでは買ったところはなかったが、世間一般ではどのくらい売れたのだろうか。

キヤノンのAXi/V486
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まとめ部分をスクラップする。
 486SXマシンとして見た場合,V486の安さは明白だ。ほぼ同スペックのPC-H98S8やPremium486SXより15~20万円も安い。
 V486を33MHzの486マシンとして使うことを考えた場合は,キヤノンがオプションとして提供する486チップ(17万5000円)を購入すると本体価格は計57万3000円となり,これは同スペックの関西電機やプロサイド,千葉電子などの製品より10~20万円ほど割高になる.アメリカから486だけ個人輸入するなどしない限り,価格面では多少不利だ(米国では実売価格が500ドルを切る例もある).
 しかし,V486には,きちんとした日本語のマニュアルや,日本語Windows用の高解像度表示ドライバも付いてくる.画面表示が速めなのも見逃せない.また,秋葉原などに出かけなくても近所のゼロワンショップで購入できるため,アフターサポートなども受けやすい。
 そうした安心感を勘案すれば,V486は手ごろな高機能DOS/Vマシンだ。386SXのマシンならもっとずっと安く買えるのも事実だが,Windows環境ではWord for Windowsのような,CPUパワーを要求する魅力的なソフトも出始めているし,それを800×600ドットのモードで動作させるにはさらにマシンパワーが必要だ。大画面で高機能ソフトを快適に使うのが目的なら,多少の無理をしてでも486にしたいと考える方には,V486は心を惹かれる新製品である.    (野口)

 これも好評価だ。この頃DOS/Vマシンと国産パソコンとは価格面で差があった。

「TBN」からメガドライブ用のCD-ROMシステムのMEGA-CDの記事をスクラップする。
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CD-ROMの現状
 ゲームの世界も,コンピュータの世界と同様に、年々大規模,大容量化の傾向にあり,フロッピーディスクや,カートリッジ(マスROM)など既存のメディアでは記憶容量の増加に伴う生産コストの上昇などから採算を取ることが難しくなってきている.そこで注目されているのがCD-ROMだ。
 家庭用ゲーム機のCD-ROMドライブとしては,すでに日本電気ホームエレクトロニクスからPCエンジン用として「CD-ROM2」が発売されている.それに続くのがこのMEGA-CD.さらに,任天堂のスーパーファミコンでも「スーパーファミコンCD-ROMアダプタ」と呼ばれるCD-ROMドライブの発売が来年1月に予定されており,家庭用ゲーム機で重要な位置を占めるようになると期待されているメディアである.
 パーソナルコンピュータでは,CD-ROMドライブが補助記憶装置として,単なる大容量の記憶メディアの形で使われる.それに対し家庭用ゲーム機の場合,CD-ROMドライブ内にメモリやPCM音源などを搭載することで,ゲーム機本体の大幅な機能拡張を実現する点が特徴といえるだろう.
 たとえば,CD-ROM2ではCD-ROMドライブ内にメモリとPCM音源を搭載して機能拡張を図っているが,MEGA-CDではそれに加えてプロセッサと回転演算機能などを搭載している。任天堂のスーパーファミコンCD-ROMアダプタシステムでも,アダプタ内に1Mbytesのメインメモリや画像処理のための“CO-PROCESSOR(補助演算素子)”が搭載されるという。

MEGA-CDの特徴
 さて,それではMEGA-CDの持つ機能の概略を解説しよう.
CD-ROMドライブ
 MEGA-CDのシステムの中心は、いうまでもなくCD-ROMドライブである.
 CD-ROMは,読み出し専用のメディアだが,最大540Mbytesのデータ容量を持ち,音楽データとの混在も可能。専用のソフトだけでなく、通常の音楽ソフトを再生したり,CDカラオケのディスクも再生できる.
SUB-CPU
 MEGA-CDは,SUB-CPUとして,12.5MHzのMC68000を搭載している.CD-ROMのアクセス,回転演算の制御,PCM音源の制御など,MEGA-CDの持つ機能のほとんどはこのSUB-CPUによって制御される.このため,メガドライブ本体内のMAIN-CPUの負担は大幅に軽減されている.
大容量メモリ
 MEGA-CDにはSUB-CPUのプログラム/データ領域用に合計6Mbit(768Kbytes)のRAMが搭載されている。これは16bitパーソナルコンピュータのメインメモリにも匹敵する容量である。この大容量メモリを使用して,カートリッジでは不可能だった大きなプログラムや大量のデータを扱うゲーム,長時間のアニメーション処理などが可能になる.
PCM音源
 PCM音源は,アナログの音声データをデジタル化したデータを,音量や周波数などを変えて再生する音源である.人間の音声や,楽器の音色など,さまざまな音を音源にして音楽を演奏できる.
 メガドライブ本体にも1音のPCM音源が搭載されていたが,MEGA-CDに搭載されたPCM音源は,同時に8音まで発声することができる.サンプリング周波数も32.55kHzということで,これまで以上にクリアな音質で再生できる.
 このPCM音源により,メガドライブ本体だけでは行なえない高度な音楽演奏や,音声合成などが可能になる.また,このPCM音源は,CDの演奏とミックスして同時に出力できるだけでなく,メガドライブ本体のFM音源とPSG(Programmable Sound Generator)して出力することもできる.
回転・縮小演算機能
 MEGA-CDの大きな特徴のひとつが回転・縮小演算機能である。これはグラフィックパターンに対して回転や縮小といった複雑な演算を高速に処理する機能で,“MEGA-CD MAINCONTROLLER"と呼ばれるカスタムチップに内蔵された機能だ。なお,回転・縮小演算後のグラフィックパターンは,そのままスプライトのパターンとしても利用できる.そのほかにもMEGA-CDには,ビットパターンの漢字フォントなどを指定したカラーコードに変換する機能や,特定のRAM領域上のビットマップのイメージデータをそのままVRAMにDMA転送できる形式に変換する機能など,さまざまな機能を備えている。とくに後者の機能は,ポリゴンで3D表示を行なう際の演算などには大いに役立つ機能だろう.

MEGA-CDの可能性
 発売されてまだ間もないこともあって,残念ながら,MEGA-CDの性能を十分に引き出しているソフトが少ないのが現状だ。中には,CD-ROM以外の機能をほとんど使用していないものもある。そういったソフトはどちらかといえば,ROMカートリッジよりコストの低いCD-ROMを使用することによって価格を下げることを目的としているようである.
 一方,MEGA-CDの可能性の一部を見せてくれるものも登場している.ゲームアーツ社の「天下布武」だ.このソフトでは,オープニングデモとして,自然画を取り込んだグラフィックデータをリアルタイムにCDから読み込みながら,数分間のリアルタイムアニメーションを行なって見せる.
 しかしながら,MEGA-CDを使ったシステムにも問題点がないというわけではない.ひとつは,MEGA-CDを接続しても,画面の解像度や色数などの基本的な表示能力はメガドライブそのままである点だ.メガドライブ本体の発表時にも指摘されていたが,ほかの家庭用ゲーム機に比べると同時発色が64色とかなり少なめであるため,自然画などの表現が難しいという問題がある。もうひとつには,ライバルとなるスーパーファミコンCD-ROMアダプタが2万7000円(本体と合わせても5万2000円)と低い価格設定をしていることなどから,MEGA-CDの4万9800円という価格には多少割高感が感じられるのではないだろうか.
 とはいえ,ポリゴン表示を利用したフライトシミュレータが実現できるというように,ハードウェア的にはかなりの可能性を秘めたマシンなので,それを生かした,素晴らしいソフトが出てくることを期待したい。    (仲田津宏)

 セガは技術力があったと思う。メガドライブもこのMEGA-CDも良かったと思う。しかし、それを活かすためのソフトウェアがなかった。コンピュータソフトなければただの箱と言われていたが、まさにセガのマシンがそうだった。残念なことだ。















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