DynaBook,PC-386GS,,PC-H98,PC-386NOTE他(月刊ASCII 1991年8月号4) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]
ASCII EXPRESSとNEW MODEL IMPRESSIONをスクラップする。
ASCII EXPRESSの扉ページにはDynaBook386の写真があった。
ASCII EXPRESSの最終ページにカラーで紹介されていたのはDynaBook386/20だった。
エプソンがハイレゾモード装備の新マシンを発売
正直80386でのハイレゾモードは速度が遅く使ってられなかった。
PC-H98Smodel8
Premium II 486SX/20
Windows 3.0を使うのに必要なのはCPUよりもVRAMだ。640×400ドットでどうしろというのだ。お遊びなら良いかもしれないが仕事には使えない。
「両機とも高速386マシンの購入を考えていた方には文句なしにお勧めできるマシンである。」違う。価格が高すぎる。
PC-386NOTE W
PC-9801NS/E
ASCII EXPRESSの扉ページにはDynaBook386の写真があった。
ASCII EXPRESSの最終ページにカラーで紹介されていたのはDynaBook386/20だった。
■東芝が20MHzの386SXを搭載したプラズマディスプレイ採用DynaBookを発売
東芝は,CPUにクロック周波数20MHzの386SXを搭載したノート型パーソナルコンピュータ「DynaBook386/20」4モデルを発売した。内訳は,1FDDモデルの「J-3100SX001P」,20MbytesHDDを加えた「同021P」,同40Mbytesの「同041P」,同60Mbytesの「同061P」.FDDモデルにもオプションで,20/40/60MbytesのHDDを装着できる.
現行のノート型マシンとしてはトップクラスの演算速度を提供するCPUのほか,表示媒体として電池駆動のノート型パソコンでは初めてプラズマディスプレイ(2階調)を採用,標準で2Mbytesのメモリを搭載,RS-232Cを2チャンネル装備,世界時計,カレンダー,電卓の付加機能をDynaBookメニューに追加などが特徴」本体のサイズや重量,キーボード配列,レジューム機能などは,従来のDynaBookシリーズから継承されている。主な仕様は表のとおり.
同社は,昨年暮れにクロック周波数16MHzの386SXを採用した「DynaBook386」を発表しており,先頃40MbytesのHDDを搭載した「J-3100SX041」を追加発売したばかり。今回のマシンは,その上位機種に位置付けられる。2Mbytesの標準メモリや見やすいプラズマディスプレイ,モデムなどを装着したままマウスが使えるRS-232C端子の追加などは,Windows3.0の使用を意識した構成ともいえるだろう。また,オプションで数値演算プロセッサとして387SX(20MHz)を装着できるなど,それ以外のヘビーユースにも対応可能になっている.
なおディスプレイモジュールは,新しいチップ・オン・グラスという実装技術の採用によりモジュールのサイズ,消費電力が大幅に改善されたという。バッテリ駆動時間は,FDDモデルで2時間,セカンドバッテリ使用時には4時間となっている(HDDモデルでは25%程度短い)。
価格は,FDDモデルの001Pが29万8000円と20万円台,60MbytesHDDモデルが49万8000円と40万円台に踏み留まっている.FDDモデルとHDDモデルの価格差もリーズナブルなものといえるだろう.60MbytesHDDモデルの発売は,約1カ月遅れの8月初旬が予定されている.
エプソンがハイレゾモード装備の新マシンを発売
正直80386でのハイレゾモードは速度が遅く使ってられなかった。
PC-H98Smodel8
Premium II 486SX/20
PC-H98Smodel8(以下S8と略す)は,486SXを搭載した最初のPC-9801であるとともに,ハイレゾモードを持たない初めてのH98という,2つの面で新しいマシンだ。従来のH98シリーズは,「PC-H98modelxx」という名前だったが,今回「model」の前に「S」という文字が入った。ハイレゾモードを搭載しないことを示しているのだろうが,「H98Sシリーズ」が新たに加わったと見ることもできる.この記事には異論がある。ハイレゾモードを削除したマシンにPC-H98という名を付けるのは消費者をミスリードする悪意を感じる命名だった。こうすることで値段が高い機械を消費者に買わせようという考えだ。「CPUパワーはDAの倍あるのに,価格はわずか22%増しでしかない」違う22%も高いだ。
(中略)
FDDモデルのS8の価格は54万8000円と、従来のH98シリーズとは一線を画す低価格だ。それどころか、普通のPC-9801シリーズとして考えても安い。CPUパワーはDAの倍あるのに,価格はわずか22%増しでしかない。H98のノーマルモードはPC-9801シリーズとソフト/ハード両面で互換性を持つので,S8をPC-9801の最上位機として購入を検討される方も多いだろう.
(中略)
CPUパワーを食いそうなものの代表としてWindows3.0(H98版)をインストールしてみたが,その圧倒的な処理速度には呆然とさせられる(画面1).DAと比較にならないのはもちろん、同じCPUのPremiumII486SX/20でDOS/V版のWindows3.0を動かした場合と比べてもはるかに高速に動作するようだ。
(中略)
S8,PremiumIIともに,ラインナップ上からはかなり思い切った価格をつけている.PremiumIIについて言えば,米国2995ドル(140円換算で42万円)というショッキングな価格が実現されなかったのは残念であるが,それでもまあ妥当な水準に落ち着いている.
386マシンの1次元上の操作環境を提供してくれる486SXマシンが,価格的に大差ないところで登場したことはユーザーとしては歓迎すべきニュースである。286と386SXの速度差は同クロックの場合目に見えて違うというほどではなかったが,386と486SXの差は誰にでも分かる劇的なものだ。両機とも高速386マシンの購入を考えていた方には文句なしにお勧めできるマシンである。 (野口)
Windows 3.0を使うのに必要なのはCPUよりもVRAMだ。640×400ドットでどうしろというのだ。お遊びなら良いかもしれないが仕事には使えない。
「両機とも高速386マシンの購入を考えていた方には文句なしにお勧めできるマシンである。」違う。価格が高すぎる。
PC-386NOTE W
価格を見てみると,FDDモデル,20/40MbytesHDDモデルともにPC-9801NS/Eとまったく同じ価格になっている.NS/Eは1.2MbytesのRAMドライブを装備するなど利点は多いが,noteWのコンパクトさは魅力が高く,どちらにするかは悩むところだ.これは妥当な評価だった。
noteAと比べると,FDDモデルで1万円高,20MbytesHDDを組み込んだ状態では逆に2万円安い。noteAは標準でROMにMS-DOSと日本語入力FPを搭載し、取り替え可能なHDDパックと内蔵モデムを持つなど拡張性の点では利点が大きい.しかし,靴にも横半分のスペースに縦に入れておけるので,持ち歩いて使用する人にはnoteWをお勧めする. (行正)
PC-9801NS/E
おしいことに,これだけの便利さを追求しながら,CRT接続のためにはオプション機器が必要で,それが2万5000円もする.CRTアダプタはケーブルを接続するだけの働きしかない。なぜ,これが内蔵できなかったのか?また,メインバッテリのスペースを無駄にしなくてもいいように,専用ケーブルの使用などでCRT接続を可能にしなかったのか?せっかくの付加価値がもったいない.この評価も妥当だった。
とはいえ,NS/Eは,NSの後継機として十分なパワーと付加機能を有している。価格も,NSと比較して,FDDモデルで2万円,HDD(20Mbytes)内蔵モデルで7万円も安くなっている。これからの購入を考えているユーザーには喜ばしいことだ。 (池田)