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変な広告テグレット(月刊ASCII 1991年7月号2) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

後ろの白黒広告部分に11ページにも及ぶ変わった広告があった。
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「テグレット通信」だ。
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以下スクラップする。
この、いずれ本になるはずのページを、パロディーアスキーでjoyメットの記事を書いた人に捧げる。あなたの素晴らしい記事は、我々に限りない夢と希望を与えてくれた。
発刊の辞
 今全国には多くのコンピューターがあります。そしてそれを仕事で使ったり、あるいは娯楽に使ったりしている人も年々増加しています。これは一つの新しい文化と言えるでしょう。この文化はどこから来て、どこへ行くのでしょうか……。そのような話を深夜の中台のデ*ーズでテグレット社の社長と話していました。そのうちに社長は「あああああ、電波が、電波が僕に命令するんだ。この新しい文化を世界に伝える旅に出ろと。」と急に危ない事を言い、勘定も払わずに店から飛び出して行きました。
 そこで我々社員一同は今は亡き社長の魂を慰める意味で、本を作ろうと決意しました。しかし、新しい雑誌を発売してもそれを見る人は少なく、また多大の赤字を出すであろうことは想像に難くありません。そこで我々は月刊アスキーの広告ページを買い取り、あたかも巨象にたかる寄生虫のようにこの本を発刊する事にしました。さあ皆さん、ここから「何でもあり」の「どっぷりと肩までつかった」「サノバビッチ」な世界が展開されます。気を引き締めて読んで下さい。
警告:心臓の弱い方は、使用上の注意を良く読み、医者と相談の上で読んで下さい。
使用上の注意: ■一日一回を限度として、再び読む場合は必ず18時間以上間をあけましょう。
■記事を全て本気にしないようにしましょう。
■徹夜明けなどの極端に疲労した場合は読まないようにしましょう。
■妊婦、あるいは産後3ヶ月以内の人は読むのを避けましょう。
■両親や妻、あるいは夫の前では読まないようにしましょう。家庭が崩壊する恐れがあります。
■心臓に疾患のある人、慢性病がある人は医師と相談してから読んで下さい。


紙面テロップ
最新情報

テグレット技術開発、新製品を開発か
 信頼できる情報筋によれば「知子の情報」、「直子の代筆」、「章子の書斎」などを製造、販売するテグレット技術開発(資本金100万円、本社東京都板橋区)は現在複数の新製品を開発中であるという。
 この情報はテグレット技術開発と取引のあるメーカ筋によるもので、その中には開発コード「雅美の管理」および「弁慶」が含まれている。しかしその他に数点の製品が含まれているという噂もある。詳しい製品内容に関しては明らかにされていないが、複数のプログラムを瞬時に切り返え、さらにデータのやりとりが容易にできるようになるという。
 また、MS-WINDOWS対応のソフトの開発も開始したという。製品の内容はやはり明らかにされていない。

技術評論広告、E本氏、部長に昇進
 株式会社技術評論広告社のE本氏(28歳、花嫁募集中)がこのほど部長に昇進した。帝国ホテル大広間で行われた昇進披露宴には各界の代表数千名が集まり、人脈の広さに同業者らは驚きを隠せなかったようだ。
 最後にE本氏は「D通さんやH報堂さんにだけは負けたくない。日本一、いや、世界一を目指す。」と力強い挨拶で披露宴を締めくくった。
 なお、技術評論広告では広くクライアントさんを募集している。広告に関するお問い合わせは03-3221-まで。

「知子の情報」、IBM-PC/AT版開発中
 文章をデータベース化するテグレット技術開発の「知子の情報」をIBM-PC/ATに移植中であることが明らかになった。現在までに取扱説明書の翻訳がほぼ終り、あとはプログラムを移植するだけであるという。
 英語版の「知子の情報」の特長は、発音の似ている言葉でも目的の文書を検索できる点であるという。例えば“Mississippi"を“Misisippi"でも検索可能である。日本語版同様検索された文書は内蔵の高速エディタで編集、印刷が可能なほか、キー操作やメニュー、画面の色なども自由にカスタマイズ出来る。
 発売時期、および価格は未定。

社員は25%増
 テグレット技術開発は今年度の新規採用数を発表した。新規採用により社員数は前年比25%増。
 テグレット技術開発によれば1991年度は1名を新規に採用、おもに取扱説明書の作業を担当するという。
 人手不足のおり、25%にもあたる社員数を確保できたことに関して、業界でも話題となっている。


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 あなたの周りに、もしコンピュータがあるなら、こんな噂を聞いた事がないだろうか?「あいつがコンピュータを使った時に限ってよくデータが壊れる」とか「あいつがマシーンルームにいるだけで入力したデータが化ける」などのある特定の個人が行動したことによって起こる奇妙な現象の噂である。
 ある個人がその人物の存在により異変をおこさせるという現象は昔から知られている。雨男、晴男などがその代表的な例で、ただその場にいることによって自然現象に大きな影響を与えるのである。私はこのHDDやFDのデータの破壊(ハード的なものから一部分の変質も含む)に関しても、この雨男等の法則があてはまるのではないかと考え長期に渡り研究を重ねてきた。そしてその結果、ある事実にたどりつくことが出来た。そして次の式を導き出すことに成功したのである。
 データ破壊量=罪の深さ×使用時間
 つまりHDD等のデータの破壊量はそこの人の罪の重さに比例するということがわかったのである。
 HDD等の記憶装置を使用するということは、何度も読み込み、消去、書き込みが繰り返されることになり、その回数は膨大なものになる。つまりこれだけ機械的な行為が繰り返されるということは、その人の運が何度も試されるのと同じ効果を持っているともいえるのである。運というものは神様もよくしたもので、日頃の業の深い人にはろくな事が起きないというのは世間一般の周知の事実である。
研究観測  私はまず、コンピュータに関わっている人間をランダムにサンプルとして抽出し、その人物の行動とデータの破壊に関する記録を取った。そして罪の深さとデータの破壊を数量的にあらわしてみた。
【実例1】 某アプリケーションメーカの製造担当28歳。彼に対する印象を複数の人間に聞いてみると「最初あった時には普通の人かと思ったけどやっぱりどこか「おかしい」という意見が大半をしめた。製品管理や顧客管理の為に日に3時間程度コンピュータを使用している彼の場合、どういうわけかコンスタントにデータの破壊に出会っていた。つまり常に毎日数個の小さなデータが失われる状態が続いていたのである。毎日の量はたいしたことがないがその総数は膨大な量になると思われる。
 追跡の結果判明したことだが、彼の場合は仕事が終わった後に夜の町に繰り出しナンパを繰り返した翌日に限ってデータがなくなったということがわかった。非常に因果関係が明確に出た例である。
破壊量:☆☆☆☆☆
罪深さ:☆☆☆☆☆
【実例2】 某大手電気メーカーのOAソフト開発者28歳。典型的なプレイボーイで女性関係の噂が絶えない人間である。彼は日に4時間程度コンピュータを使用しているが、データの破壊は標準的でそれほどの罪深さは観測できなかった。しかし、ある日大きな事件が起きた。コンピュータを操作中にそのそばを通った彼の先輩がコンセントにつまづき電源が切断され、ソース等の重要なデータが大きな被害を被ることになったのだ。
 その後の調査の結果、彼はこの日、一人の女性から「アレがないの」と衝撃的な告白を受けていた。その事実に対して「男と女の責任は同じだ。自分でどうにかしろ」と言ったそうで、その居直った考え方が罪深かったのではないかと思われる。
破壊量:☆☆☆☆☆
罪深さ:☆☆☆☆
【実例3】 某ソフトハウスの開発責任者28歳。彼は仕事の重責の為か、または生まれつきなのだろうか、仕事中に奇声を発することがよくあり職場では奇異の目で見られている。
 彼は開発という仕事の関係上、1日平均して約6時間ほどコンピュータを使用している。また、プログラムの開発を手がけているのでコンパイル等の作業により非常にHDDには負担をかけていると言えよう。私は1年程度の観察の結果、彼の周りに起きる奇妙な出来事に気がついた。彼の使用するコンピュータでは修正したはずのプログラムソースがいつのまにか修正前の状態にもどったり、作った通信ソフトが勝手に訳のわからない事を喋り出すなどの異常な現象が発生していたのである。彼の場合罪深さというよりはその行動の異常さが破壊へとつながった、珍しいサンプルである。また、その他にも今までとは違った多くの現象が観測された。
破壊量:変変変変
罪深さ:変変変変変変
【実例4】 某社の営業担当23歳。彼は営業という職柄で人当たりは良く一見真面目そうに見えるが、観察を続けるうちに実際のところ裏ではなにをやっているのかよくわからないことに気がついた。コンピュータの使用頻度はそう多くはなかったが、ある日、大事件をひきおこした。HDDをまるごと破壊してしまったのある。修復は不可能、ユニットごとの交換という大惨事になった。
 彼についてはどのような罪深いことをしたかはいまだにわかっていないが、破壊の大きさからそうとう罪深い事をしていたことが想像できる。
破壊量:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 罪深さ:? その他にもこの理論を立証する結果がいろいろと観測され、私の考えた理論が正しかったことはまちがないという自信が深まった。
 これからもしコンピュータを買おうと考えている方がいたら、一度胸に手をあてて考えてもらいたい。「自分は何か罪深い事をやっていないか?」と。もし心当たりがある人は注意が必要だ。あなたにとってどんなにか大切なデータが失われるかわからないからである。もちろん「私は正直な人間で悪い事はしたことが「無い」と自信をもって言える場合には心配はいらない。いずれにせよ、HDDのバックアップは頻繁にとった方がよい。

著者略歴(自称)
昭和24年…湯川秀樹がノーベル賞を受賞した年に東京都下に生まれる。
昭和43年…川端康成がノーベル賞を受賞した年に日本の某大学を中退して欧州へ旅立ち各地を点々とする。
昭和62年…利根川進がノーベル賞を受賞した年に米国に渡り、片田舎にある某大学に博士論文「奇跡は存在する」を提出し、翌年に博士号を得る。その内容と論文の短さは当時の話題となる。


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パソコンを使う女性は多い
 女性パソコンユーザーは、潜在的に多いはずだと思われます。大体、企業などを覗いても、シャキシャキとOAを操るのは若く美しいOLの白魚のような指。(半分はヨイショの感、無きにしもあらず)それを背後で「ああいう機械には体質的に拒絶反応がでるんだよね」と見ているのはオジサマ族であります。
 それなのに、パソコン通信となりますと、女性の人数は圧倒的に少なくなります。さらに書き込みをする女性となると希少扱いされてしまうくらいです。これは、どこのネットでも同じ現象のようで、なにしろ「最近はパソ通をする女性が増えた」という事がニュースになるくらいですから。

女性は有利
 このことを自称「高貴で美しい」編集長は憂慮致しました。タバコをふかしながら勤務の合間に編集会議をしていた編集長は、「女性の絶対数が足りないのだ。テグネット(注……テグレットユーザーサポート用BBSという名目の、テグレット製品ユーザーのお遊びネット)で、書き込みする女性の人数なんて、ヒトケタですよ、ヒトケタ。なぜなんだぁああ」と絶叫する有様です。ここで「それは編集長がいるせいではないですか?」と冗談を言おうとしたのですが、そんな冗談を言うのは許されないほどに編集長の「主観的に美しい」お顔は歪んでいたのです。
「私の知合いも、そうですけれど、情報処理の専門学校に通っていても、自宅にパソコンを持っていない人っていますよ。そのせいではないですか」
「会社のパソコンでアクセスすれば良いじゃないか」
「そりゃそうですね」
「パソ通って、楽しいでしょう」
「私は楽しんでいますよ。いろいろと勉強にもなりますし」
「じゃあ、それを布教してください。そして女性ネットワーカーを増やすんだぁぁ」
 というわけで(長い前置きでゴメンナサイ)、この記事を任されました。これも私が女である利点かな。パソ通の世界では女性だと有利なことが多いんですよ。(と、強調しておけと、編集長にいわれました。ケーキをおごって貰ったので、強調しておきます)

なぜ女性は少ない?
 さて、困っちゃったな。なんで女性のアクティブなネットワーカーがいないのか、私にも、よく解らないのです。
 これは時々、ネット上で話題になります。そして謎のままなのです。
証言1「ときどき出現するんですけれどねぇ、いつの間にか同じネットの特定の男性と仲良くなって結婚して、そうすると、もう書き込まないねぇ、
 これは判ります。亭主が落してくるログを読んでいるだけで面白いですもの。それにパソ通は家計を直撃します。さらに、OAは妊婦には良くないですしね。妊娠中はストレスはなるべく避けなくてはいけませんし、今はもうなくなったと思いますが、モニターから…なんていうのもね。
証言2「やってみたいって女性はいるんですよ。でも難しいんじゃないかって思っているみたい」
 これは女性の方が有利です。初心者に優しいのがパソ通の世界です。大手ではなく草の根BBSと呼ばれるところに入った方が顕著ですが、とにかく初心者が質問すれば、たいていは教えて貰えます。で、いつの間にか詳しくなり、順送りで貴女が教える番が来ます。大丈夫、えいっと飛び込んでしまいましょう。
証言3「電話するのは女性に多いでしょ。パソ通も長電話の一種というか、コミュニケーションの延長上なんだから女性に向いているはずですよね」
 これは疑問ですね。ここで、パソコンには関心のないK嬢に聞いてみました。これ以降はKちゃんの協力を得て書きます。(自分が『普通の女性』の定義から外れている不安が突如、湧き起こったのである。産まれて生きて二十数年、初めて抱いた疑問であった)

3時間の長電話
Kちゃんの証言「女ってさぁ、相手の反応が見えていないと、やっぱりコミュニケーションとりにくいわよ。それに長電話と言っても、半分は感嘆詞でしょ。ここだけのハナシって雰囲気もあるしね」
「Kクンの場合、更に半分は笑い声だもんね。電話線が壊れそうな」
「そーゆーこと言うと、協力しない」
「あ、龍が悪かった。続けて」
「この間、3時間くらい電話で話したでしょ。あの時の内容、具体的に要約すること、龍ちゃん、出来る?」
「出来るわよ。『小包、送った』と『**さんが不倫している」って話と、『不倫なんて最低の人間がやることだ』的な道徳論だったよね。。。。なんで3時間もかかったんだ?」
「ね、生々しくて、不特定多数の人間には見せられないか、あとは一般的な連絡だけ。ほかの人も、きっと似たようなモノだと思うわ」
「うみゅみゅみゅみゅ」
「それに、まったく顔も知らない人間には警戒心も出るでしょ。第一、パソコン通信のイメージも悪いしね」
「?なんじゃ、それ」
「ひとことで言えば暗いっっでしょうね」
「なにも、そんなに強調して言わなくたってイジイジ」
「だって、そうだもん」
「つまり、はっきり言えば、人と話せなくて運動不足で、いつも暗い部屋でパソコンに向かってブツブツ言ってるようなネクラ人間。いじいじしていてプライドだけ高くて、それでいて劣等感も強くて、リカちゃん人形が恋人で『美少女写真集』や『ロリコン本』を山のように貯めて、ニヤニヤしている水死体みたいにブヨブヨと太った奴ってところかな、そのイメージ」
「普通、そこまで言う?」
「でも、そういう暗い人は見たことないなぁ」。もちろん人間だから類型的にビシッとは言えないけれど、いろいろなタイプの人がいて楽しいよ。すっごく優しくてプライベートな問題でも相談にのってくれる『おにいちゃん』みたいな人とか、一緒にはしゃいでいると楽しい『弟』みたいな人とか、調子にのりすぎるとたしなめてくれる『先生』みたいな人もいるし、いろいろ教えてくれて博識な『博士』タイプの人もいるしね」
「ふーん?」
「とにかく知らない世界のことでも、ちゃんと質問すると教えて貰えるから、知識も増えるでしょうね。話題にも幅が出ると思うな」
「何を言っても、私はやらないわよ」
「あはは、誘っているのがばれたか」
「趣味だけで買うには、パソコンは高いもの」
「スーツ三着分で買えると思うな」
「デートの時にパソコン、着れますか、まったくぅ」
 このあと、会話はデートの時の服から発展して、結局関係無い話で長電話をしたのでありま した。困ったもんです。

そしてお友達になりましょう
 というわけで、私とK嬢との会話の中に、大体の答は出ていると思います。それでは、貴女がパソ通に向いているか、ちょっとしたテストをしましょう。
1,貴女はパソコンを持っている。
2,貴女は日本語を読み書きできる。
3,貴女は生きている。

 このうち、一つでも該当項目があれば、貴女はパソ通に向いています。ぜひアクセスしてください。そしてお友達になりましょう。

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 なぜ、どうしてあの物理屋さん達が突然常温で核融合が可能ではないかと思ったのかということを考えてみましょう。どんなことにも理由はあるはずですから。
核融合エネルギーは陽子の結合により生まれる。
 核融合というのは原子核が結合することを言います。一部の軽い原子核、例えば水素の原子核(陽子=ようし、女性の名前ではない)が結合するとエネルギーが出てきます。このエネルギーを利用したのが水素爆弾です。水素原子はどこにでもある非常に一般的なものですから、もしこのエネルギーを簡単に取り出せればエネルギー問題が一気に解決できるんです。
反発したりくっつきたがったり。核融合はまるで男女交際なのだ
 今原子核が2つあります。例えば陽子が2個あるとしましょう。これは両者ともにプラスの電気を持っていますので、くっつけようとしても反発してそう簡単にはくっつきません。しかし、詳しく調べてみると、ある程度陽子間の距離が小さくなると今度は非常に強く引き合うことが知られています。これは陽子間に接近したときにはじめて働く「核力」というものがあるためです。このカは電気力や重力とは比較にならないほどの強い力です。(別名を強い相互作用といいます)そう、いくら自分を嫌っている女の子でもある一線を越えると急速に接近してくるようなものです。
核融合エネルギーが出てくる理由は磁石の「バチン」と同じようなものである
 ではこの2つの原子核が融合すると何故エネルギーが出てくるのでしょうか。これを理解するには2つの強い磁石を想像するとよいでしょう。実をいうと私はめちゃくちゃ強力な磁石を持っていて、よく怪我をしたんですが、この怪我をするというのがヒントです。その磁石を近付けていくと「バチン」と音をたててくっつきます。このときに指でも挟んだら血豆ものです。
 ところが血豆ができるということは、エネルギーが出ているということですね。それに、「バチン」と音がするということは音のエネルギーが出るということです。とにかく引っ張りあうものがくっつくと副産物としてエネルギーが出てきます。(あらら、これも男女の関係と同じだ)
 ということで、陽子を結合させるには反発しているのでくっつけるのは苦労するが、苦労して結合させれば投資した以上のエネルギーが出てくるとういことです。

ところがある一線を越えるのが大変な仲なのである
 と、ところがです、完全にくっつく前に働く電気力、すなわちプラスの電気を持った陽子に働く反発力は非常に強いのです。これに打ち勝つのが大変です。水爆の場合には小型の核分裂型爆弾(原爆)を爆発させて原子核を結合させ、もっと大きなエネルギーを取り出します。でもこれを地上でやるわけにはいきませんね。あたりまえですが。で、どうするか。
 物理学者は陽子の入った容器の温度をめちゃくちゃ高くするということを考えました。温度が高くなると陽子は勢いよく動きまわります。すると陽子同士が凄い勢いで正面衝突しますね。すると十分勢いがあれば結合(融合)してエネルギーが出てきます。でもその温度が非常に高いので、まだこの方法では実用化は難しいと考えられています。(押しの一手てというやつです)

押しの一手じゃ芸がない?
南?陽子ちゃんと僕がお見合いをしてもうまくいかないでしょう。なぜってそりゃ~ボクにも選ぶ権利はあるし……で見合を成功させるにはどうするか。これはもう偏見を取り除くしかないですね。はい。で、陽子ちゃんはお見合いの席に出るときには「芸能人」という肩書を隠すために地味な格好をするでしょう。もしかしたら手料理かなにかでごまかすかもしれない。
 では素粒子の陽子(ようし)はどうすればいいのか。陽子の場合も自分の悪い性質を隠すべきでしょう。隠して核融合しやすいように相手の陽子をだますのです。で、どうやってだますか。((10)へ続く)


((5)より)
電気的に中性になれば反発しない。厚化粧でもだませるかもしれない。
陽子はプラスの電気をもっています。もしこの陽子が中性だったら。これはもうばん万歳、簡単に2つの陽子を融合できますね。もしそうならば核力が働くくらい十分に2つの陽子を近付けることは簡単なので、「バチン」とエネルギーが飛び出てきます。投資しなくてもエネルギーが出てくるわけです。
 そこで、陽子にマイナスの電気をもった洋服を着せるのです。するとプラスとマイナスが打ち消しあって、外から見ると電気的に中性に見えますね。これならうまく行きそうです。で、陽子のまわりに電子(マイナスの電気を持っている)をつけて結合できればいいわけです。

なかなかだませない見合の難しさ
 しかしです、陽子のまわりに電子があっても見合はうまくいきません。というのは、電子付きの陽子が近付いていくと、陽子と電子の距離が離れているために、ある程度近付いてしまうとマイナスの洋服を着ていることに気がつかれてしまうのです。厚化粧も近付けばわかってしまうのとこれは同じ。
ハイテク化粧品を使え!
 こういうときにどうするかというと、女性ならば高級な、ハイテク化粧品を使います。で、陽子の場合はというと、電子のかわりにミューオンと呼ばれる粒子を使います。この粒子は電子より重いために、陽子に密着するのです。ですから十分近くで見なければマイナスの電気の洋服を着ていることがわかりません。あとで真実を知り後悔するかもしれませんが。
 実際にこのミューオンを使った方法では低温核融合が実験室レベルで確認されているそうです。

常温核融合は集団見合いである
 今回話題となった常温核融合では、上の方法とは少し違うアプローチを取っています。ここでは水素を吸収する金属が使われています。この金属はめちゃくちゃ水素を吸収する能力があり、不思議な性質を持っているということです。
 このように水素をいっぱい吸収するとどうなるか。これはもう集団見合みたいなものですね。なにしろ密度が高くなるので、ニアミスも多く発生します。もしかしたらうまく話が進んで結合するかもしれない。音楽かなにかを流して雰囲気を作れば特にね。陽子に音楽を聞かせるわけにはいかないので、この場合は電気を流すらしいのです。それから金属の中には電子があり、一説によればこの電子が陽子に普段よりも密着するということです。でもまだこの分野は正確には理解されていないようです。まるで男と女の関係ですね。


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 皆様、いかがお過ごしですか。……と書いたあと、何を書いていいのか判らない、どうしよう……と思ったことが、誰でも一度や二度や・・・・・・五十度ほどはあることと思います。「こちらは元気です」とまで書いて、はたとペンを置き、宙を睨み、辞書を意味もなく開いたり……。
 けっこう誰でも経験のあることです。友達になら、手紙なんて簡単に書けるのにな……と思ったら、案外、簡単じゃ無かったりして。そんなとき、ふと、パソコンの本を開く、あるいはワープロの仕様書を見る……
「え、手紙、自動作成機能……。直子さんが代筆してくれる……?」
 ワープロの付録となったり、ソフトベンダー武尊では「タケルの代筆」と名を変えたり、そうそう電子手帳でも見かけます。それほどメジャーになってきている手紙代筆ソフト『直子の代筆』。開発者も草場の蔭から……(いけない、開発者はまだ生きています)パソコンの隙間から、さぞ喜んでいることでしょう。
 が、この『直子の代筆』(以下、直子ちゃんと呼びましょう)には基本文章が多数、あるものの「私の欲しい文章がない……」と呟く声も聞こえます。直子ちゃんは基本文章をたくさん持っていますが、それはレディメードです。というわけで、殆ど、オーダーメイド、直子ちゃんの基本文章を作って、楽しみましょう。
 前置きが長くなりましたが、『直子ちゃんの基本文章をつくりましょう』の本題にやっと入れました。『基本文章の編集』なんて考えると難しいもののように思えますが、差込み印刷の原文を作ることならば、ちょっとワープロを使わされた……失礼、仕事で使った方ならばあると思います。理屈は、それと同じなのです。
 まず基本文章を作る材料です。
○『直子の代筆』のソフト。(違法コピーでないものが望ましい)
○お好きな日本語変換装置。いわゆるFEP。
 以上は、絶対に必要なものです。それから有った方が望ましいものとして、使いなれたワープロソフト、またはエディター。直子ちゃんのエディター機能も、なかなかのものですが、文章を作るというデリケートな作業を行ううえでは使いなれたものをお勧めします。
 では、次に調理方法と参りましょう。基本文章をなるべく簡単に作ってしまう方法です。お手持ちのワープロまたはエディターなどに短文登録の機能があると、とても便利です。最初に

『#var
””{}(;;;;;)
#end
#sel
””[a]((;;;;;)
#end
♯doc』

と、登録してしまうのです。全部、全角文字です。差出人の名前を入れる必要があるときは『#doc』ではなく『#bun』としましょう。
 つぎにネタ捜しですが、これは長くなるので後述します。(本当は、ここで呆れられてしまうと、困るからです)まず手紙文が『みよちゃん、お元気ですか』だとすると、この『みよちゃん、お元気ですか』を、まず#doc(または#bun)の下へ書込みます。さあ、準備は出来ました。あとは、この中で、変えられるところを捜します。
 『みよちゃん、お元気ですか』の[みよちゃん〕は個人の名前です。ここは変えられますね。では、変えられる〔みよちゃん〕を
{}でくくってしまいしまょう。そして、その{}でくくった部分を#varの位置に書込み、質問文を入れます。
以下のようになります。
『#var
””{みよちゃん}(;;;;;)
#end
#sel
””[a](;;;;;)
#end
#doc
{みよちゃん}、お元気ですか』

つぎに質問文と例文を記入します。ここで上司にイヂワルをするのも楽しいでしょう。(あとの責任は持ちませんけれど)
『#var
“誰に出す手紙ですか?名前を記入してください。”{みよちゃん}(みよちゃん;美智ちゃん;ハルちゃん;正之クン;なんじゃもんじゃ;スナフキン)
#end
♯sel
””[a](;;;;;)
#end
♯doc
{みよちゃん!、お元気ですか』

こうなります。当然、この選択肢の中に上司の名前や上司の浮気の相手の名前を入れておくわけです。これをイヂワルと言うか、イタズラというか、脅迫というかは、普段の貴方の行いが決めます。ここで内の言葉は手紙作成時には出てこない、一種の変数となります。数学に出てくるxやyみたいなものです。ですから、ここで変数として{バカヤロー、給料やすいぞ}とか{専務の女房、まるでブタ}とか、普段のストレスを解消するのもいいでしょう。見つかったときの責任は...私、及び直子ちゃんは持ちません。


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 さて、遊んでいないで「早くsel文に入れ」という声が聞こえてきそうなので、selで行う選択肢を作りましょう。ここでは[a]としてありますが、これも本文中に使われていない文字ならば、なんでもいいです。
 相手によって態度を変える、実に日本的な選択肢がselで行われると考えれば、まず適当でしょう。
 例えば、「あいつなんて、元気でもなくていいや」とか「奴になら、ふざけてもいいかな」という場合です。
 『みよちゃん、お元気ですか』では、『お元気ですか』の部分が、使えそうです。ちょっと変えてみましょう。変えてみる部分を[]でくくります。そして選択肢を選ぶ記号を、選択肢の数だけ書込みます。ここでは4つの選択肢を使ってみます。
『#var
”誰に出す手紙ですか?名前を記入してください。”{みよちゃん}(みよちゃん;美智ちゃん;ハルちゃん;正之クン;なんじゃもんじゃ;スナフキン)
 #end
 #sel
 [a](;;;)
 #end
 #doc
 {みよちゃん}、「aお元気ですかaaa]』

となります。ここで手紙を作成するであろう人物に、あなたから質問をします。それが{””でくくられた部分、選択肢の解答が(;;)の中に入ります。ちょっと、やってみましょう。

『#var
 ”誰に出す手紙ですか?名前を記入してください。”{{みよちゃん}(みよちゃん;美智ちゃ;ハルちゃん;正之クン;なんじゃもんじゃ;スナフキン)
#end
#sel
“あなたは受取人を、どう思いますか?”[a](普通の人で、普通の関係です。;あいつは殺しても死なない。;あんな奴、死ねばいいと思っている。;ただの金蔓)
#end
♯doc
{みよちゃん}、[aお元気ですか。a絶対に元気ですね。a御病気ですか。aお金下さい。]』

 ……こうなります。まあ、これは極端な例ですけれど……。基本的には、これを繰り返すことによって作成して行くわけです。
 出来上がりましたら、直子ちゃんで作った方は、そのまま基本文の編集モードに進んでください。他のエディターやワープロソフトで作られた方は、まず「テキストファイル出力」でDOSのテキストファイルにしてください。それから直子ちゃんを起動して、基本文章の編集に入ります。
 基本文章の編集画面になりましたら、「テキストファイルの読み込み」を選択して、さきほど作りました、基本文章のテキストファイルを読み込みます。
 それから索引を登録します。このとき、あらかじめNAOSTR.SYS(F9を押すと出てくる文字列群です)に「オリジナル」の一行を加え、自己主張をしてみるのも、あとで判りやすいかもしれません。とりあえず、関連索引を登録した後、表題を登録します。いずれも、あなたが後で判りやすいようなモノを選ぶことが肝要です。あとで、本当にゴチャゴチャになりますから……。(経験者は語る!)
 さて、全部登録しましたら、基本文の登録で『新規登録』を行います。そして「基本文書の編集終了」を実行して終わりです。手紙文の作成を繰り返して、文章に矛盾が出ないかを確認してみましょう。(長い文章の場合など、ときどき矛盾が出ます……。うっかりすると、よく出ます。そういうミスは私だけではないと……思いたいです)
 駆け足で来てしまいましたが、どうでしたでしょうか。詳しいことは『説明書』の第3章に出ています。で、私としましては出ていない部分を少々……。題して『直子ちゃんと遊びましょう』です。
 小さい頃、童話を読んでいて、自分が主人公になったような錯覚を起こされた経験は多くの方がお持ちだと思います。そこで、その夢を直子ちゃんにかなえてもらいしましょう。
 まず気に入った童話や小説を、全部テキストファイルに入力します。終りましたら、主人公の名前を一括変換で{}でくくります。ここでは{シンデレラ}としましょう。頭に『#doc』をつけて、上に

『#var
 ”主人公は誰ですか?名前を記入してください。”{シンデレラ}(;;;;)
#end』

としておいて、選択肢にお嬢様のお名前や姪御さんのお名前、冒険モノならば坊やの名前を入れておきます。プリントアウトしてあげたら、きっと、大喜びですよ。恋愛小説を入力しておいて主人公に、あなたと彼女の名前を入力しておく……え?そんなことするまでもなく、そのまま小説のような恋愛をなさっている?……失礼しました。


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 真面目にビジネスでお使いになるのでしたら、一枚、誰かに手紙を出したとき、それを入力して加工します。あるいは、人から良い文章だなと感心するような手紙を戴いたとき、それを入力しておきます。パソ通の書込みで……(以下略)
 ただ、商業ベースでは著作権と言うものもありますので、お気を付けください。個人で使っているぶんには、そんなに神経質にならなくも良いでしょう。
 時候の挨拶なんて完全に、オリジナリティからは程遠いものですから。
 なお、選択肢は35文字(全角で)以内 しか受け付けませんので、ご注意下さい。
 面白いものが出来ましたら、テグレット技術開発まで教えて下さい。テグレット技術開発の開発部長が直子ちゃんのパパです。きっと、大喜びします。


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そもそもの始まり
 それは私が、あるソフト会社を訪ねた時でした。開発部の中では二人のプログラマーが何か話し合っていました。

「program lets_begin;
 var
  i:integer;
 begin
  began;
  begun;
 end.     」

「#include
 main()

 talk_dirty();
 shit();
 }     」

 なんなんだ、これは……一人はパスカルで話し、一人はC言語で話しているらしいのです。私は、そういう事には疎いので、定かではないですが……。でも、コンパイラ……じゃない、通訳が居ないので、二人の会話は噛み合いませんでした。
 少し後、二人は互いの言葉が通じないことを認識したらしく、やおらピーーガガガガと機械音を発声しました。モデムから聞こえる、あの音です。それでも会話は進みません。近くにスピーカーがあったため、ノイズが入ったようです。二人は悩んだ挙げ句、やっと日本語を使い始めたのでした。
 恐ろしい職業病です。と、同時に私は他のプログラマーを、このような姿にしてはいけないと決心し、編集長に相談しました。これが、「こだわりの日本語」に紙面を割くことにした、まあ、その、発端です。
 (なお、問題の某ソフト会社開発部の二人は親友から、直輸入ビデオを貰い、どういう作用か元に戻ったと言う噂です。なんでアメリカ直輸入のビデオで日本語が正常になるかと言う問題については語られていません。あえて言えば、二人が若い男だったという事実でしょう)

投稿コーナー
 本来は「俳句」「川柳」「短歌」の3つのコーナーに分類して選考するはずであったが、
「ねえ、これ季語が3つある……」 「ふられし男って、やっぱり秋の季語だよね」
「なんで?」 「厭きが来たので振られた……なんちゃって、うひょひょ」
「寝てろ!!」バフッッ(座布団のぶつかった音)
という紆余曲折を繰り返した挙げ句、なにもかもゴチャゴチャにして選考することになってしまった。
(私が至りませんでした。ごめんなさい、ごめんなさい……By選考委員代表)
なお”{内は投稿者の俳号である。(偽名とも言う)

★最優秀賞
クリスマス 彼女にたかられ金欠病 それにつけても 維持費の高さよ  {色男}
『色男』というのが俳号に該当するかどうかは、まあ良しとして、男の哀しみがにじみ出ている作品である。彼女は作者を単なる『財布』としか思っていない。それを知りつつ貢ぐ作者。それを忘れようとして俳号に「色男』と付け加える。哀悼の意を表しつつ最優秀賞を送る。
★入選作品
旅ゆけば 金が無くなる 土産物  {清子}
 可愛い女性を伴っての旅ならば、多少の出費は浄財であると観念するべし。しかし失恋を癒す傷心の旅であるならば、これは哀しい。……んっ、作者は女性ではないか。すぐに編集部まで連絡しなさい。失恋の傷を癒してあげます。(傷心旅行でない場合は、失恋するまで待ちます)
知子買い ああテグネット みかか代!  {匿名希望}
 作者は社会人二年生の前途有望な青年である。大学の後輩に薦められたことと、これからのビジネスマンはパソコンくらい自由に操れなくてどうするっっ、という意気込みでパソコンと〔知子の情報〕を購入した。そして、オマケソフトとしてついてきた〔道子の会話〕とテグネットが、彼から青春を謳歌する費用を奪ったそうである。オマケとか只より高いものはないと、苦笑した作者は、前途無望な青年に変貌を遂げていた。電話料金を「みかか代」(編集者注:「みかか」をJISキーボードで打つとアルファベットでは「NTT」となる)としているのは、彼が、 すでに再帰不能な証拠であろう。
 なお『テグネット』とは〔知子の情報〕の発売元がユーザーサポートBBSという名前の元に管理しているネットであるが、現在はユーザーと同社開発部の遊び場と化している…という噂がある。
春過ぎて 夏が終れば 飽きが来た  {伊達男}
 音読すれば、ただの自然の真理である。しかし漢字を見ると意味は一変する。プラトニックな春が過ぎ、情熱……というよりは欲望に身を委せた夏が過ぎたら、飽きてしまったと言うのである。ここにきて自然の真理は男女の真理と昇華するが、とんでもない男である。


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アダルトと 間違え購入 金返せ  {好き者独身}
 〔知子の情報〕と言うソフト名から「アダルトソフトに違いない」と血圧を四割更新させ、店内に女性のいないときを狙って素早く購入するという技術を弄したそうである。その打ち明け話に思わず選んでしまった。合掌……。
彩りも カスタマイズで 艶やかに  {知子ちゃん大好き}
 〔知子の情報〕を自分好みに染めるのはユーザーの醍醐味である。「彼女も、素直に染められたら、僕は、どんなに幸福だろう……。あ、その前に“彼女”を見「つけないと」と添えられていた。この添え書きのいじらしさが入選を決定させた。


FURYU3は素晴らしい
 さて、ここで少しはパソコン雑誌らしく見せるためにパソコンが作った俳句を紹介しましょう。嘘ではないんですよ。パソコンだって俳句くらい作ってしまうんだからぁ。ナンチャッテ……。
 実は風野春樹氏の作成したフリーソフトウェア「風流(FURYU3)」を使用しています。とっても素晴らしいソフトだと思います。私は、いつも楽しませてもらっています。日本語って、奥が深いですね。
パソコンを失う彼は知る春野
 パソコンから離れてみたら彼女が出来た。彼は春の素晴らしさを噛みしめる。「私とパソコンと、どっちが大切なの」と詰め寄られて、正直に「パソコン」と答え、失恋したことのある某氏を暗示しているかのようだ。(武士の情けで名前は伏せたよ)
パソコンや恋しく泣きし初恋か
 もう説明するまでもない。恋してネットから遠ざかり、「あの人、どうしたんだろうね」と話題にしていると「失恋した」とアクティブネットワーカーに戻る経験は、誰にでもある。うっ…(泣)
パソコンに逝きて貧しき超伝導
 しみじみと、ある人物を思い出させる一句であった……。某テグレットの某氏を、しみじみと……。
電脳が忙しく泣くテグレット
 テグレットでは今日も数台のパソコンが動いている。「ところで、納期、迫っているんですけれど……」「あっ、バグだっっ」「おおい、仕様が変更したからね」「ねえ、仕事、して下さいよぉ」「開発部長、いつまでパソコンと話しているんです?」
 あ、また発病しちゃった……。


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残念ながらいまいちだった。読んだかどうか記憶にも残っていない。

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