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長期ロードテスト「FM TOWNS ハビタット」(月刊ASCII 1991年8月号5) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

長期ロードテストにハビタットが登場した。
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私はこれをメタバースやセカンドライフの原形だと思っている。メタバース等はハビタットを焼き直ししたものに過ぎないと思っている。そう思うからザッカーバーグのアバターを見たとき全然進歩していないと軽蔑の感情が沸きあがった。
5月末日
 富士通のHabitatのソフトを買ってきた.パッケージの中には,CD-ROMのほかにチュートリアルFDとプログラムFD,ガイドブックなどが入っている.さっそくチュートリアルで練習をした(画面).約30分間,言葉の意味とか(Habitatの世界では、独特の名称や表現方法がある),移動の仕方お金の使い方,メッセージの表示方法などを体験。ふむふむ,こういう感じなのかぁと一応理解。続いてやることは,プログラムFDを使って各種の設定だ。通信環境,電話番号(アクセスポイントの登録),ユーザー情報(ハンドルネームを決める),アバタ情報(Habitatを始めるときの自分の頭の形と性別を決める)など.ちょっと面倒だけど,最初だから仕方ない.
 ところで,Habitatをやってみたい!という人は編集部にもけっこういる.だから一般的にも人気があるのかと思いきや,ソフトを買った店の人は「お金がかかるから,やってる人はそれほど多くないですよ」と言っていた.TOWNSユーザーでHabitat(=パソコン通信)をしているのは全体の2割ぐらいだろうということだった.そりゃNIFTY-Serveの料金のほかにも付加料金がかかるし(アクセス料:3600円を上限として6円/分,住民税:300円/月),面白くなって長時間になれば通話料もかさむ.ぜいたくな遊びだ。通話料が3分10円の地域で1日30分毎日アクセスすれば,1ヵ月の料金が1万5900円.うーん,通信相手はHabitatばかりじゃないし,できればここは1万円以下に抑えたい.しかし,毎日アクセスなどとてもしないだろうと思うから、とにかく1回の通信時間は30分で切り上げる,とだけ決めておこう.
(増田)


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 次号からレポートが連載される。

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