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98NV,386NOTEA,FMR-CARD,Mac(月刊ASCII 1991年1月号4) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

特集は「New Products for 1991 PART2」だった。

PC-9801NV
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PC-386NOTE A
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まとめ部分をスクラップする。
価格競争力も十分
 直接のライバル機はPC-9801NSであることは間違いない。そこで,両者の価格対性能比を調べてみた。まずFDDモデル同士だが,NOTE AにはRAMドライブがないので,それを追加するとどちらも29万8000円になる.
 HDDモデルでは,PC-9801NSの44万8000円に対してNOTE Aが39万8000円と安くなる.ただNSのRAMドライブはプロテクト/EMSメモリにもなるので,NOTE Aには増設RAMを差すことにしても44万6000円とわずかに安い.
 結局価格差はないようなものであり,となればCPUが速いほうに軍配が上がりそうである.便宜のために,両者の得意な点をまとめてみた(表2)。
 16MHzの386といえば,デスクトップ機でも上位機の部類だ。NOTE Aはそのパフォーマンスを実現したうえ,いわゆる3kgノートパソコンの競合機種の売りの機能(たとえばJ-3100のレジューム,98NOTEのRAMドライブとノートメニュー)はソツなく押さえてある.
 もっとも,HANDY98やFMR-CARDを触ってしまうと,NOTEAなど現行主力のノートパソコンは大きい。本当に気軽に持ち運びたいのか,デスクトップのCPUパワーが欲しいのか,意志を明確にする必要がある.
 「必要なときに運べればいい,普段はデスクトップで使うのだ」というのであれば,I/Oボックスが発売されていないことによる拡張性がウィークポイントになる.しかし,HDDは取り替えがきくし,RAMは増設できるわけだから,本当に困るのは,フレームバッファやMIDIインターフェイスのようなものを必要とする人だけになるだろう.3kgノートパソコンの中では,最有力の選択肢であることは間違いない.

「HANDY98やFMR-CARDを触ってしまうと」であるが、私の周囲ではそんな人はいなかった。仕事用具として持ち歩くにしては非力であるし、個人の趣味として買うのでは魅力が無かった機体だと思う。

FMR-CARD
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軽いだけではない単3乾電池2本で8時間連続使用可能
 CPUは80C286を搭載しているが,クロック周波数は動作しながら,8MHzと4MHzの間を渡り歩く。そのうえ,8MHzのときは5Vで,4MHzのときはなんと3Vで動作するという。詳しい仕組みは特許との関連もあるらしく不明だが,ぜひ知りたいところだ.
 携帯時の電源は,これまでの内蔵NiCdバッテリという方式をやめ、単3乾電池2本である。本体の右奥にあるバッテリ出し入れ口を開けると、昔,工作の時間に使ったのと同じような電池ソケットが見え,何かだまされているような感じがする。バッテリ駆動時は,自動的に3V動作(低消費電力モード)となり,クロックは4MHzとなる。アルカリ乾電池を利用した場合,この状態で連続8時間の動作が可能となる.消費電力も3Wと,モーターを持つFDD/HDDを積んでいないとはいえ、98Nの3分の1である。
 ただし,RS-232CやICカードへのアクセスを行なう場合は,バッテリ駆動時でも一時的に標準動作(5V/8MHz)になる。電源を切った状態ではレジューム機能が働くが,この持続時間は,未使用電池で2週間である.
 LOWバッテリの警告が出たあとは,約10分間の利用が保証されており,電源を切れば,24時間のレジュームが効く.さらに,利用時間を持続させるために,節電機能が2段階搭載されている.
 1つ目は、キー入力を監視してCPUを止めてしまうという「CPU自動停止機能」である.これは,NBパネルというROM内のメニューで,停止の禁止・1~64秒を任意に設定できるCPUが停止しても、画面は表示したままで,キー入力があるとすぐに反応する.それまでCPUが止まっていたとはまったく感じない。ただし,停止時間を「1秒」などと極端に早くしてしまうと,「dir↓」とした後,表示を見ている途中で停止してしまうことがある.
 もう1つの節電機能は,他機種でもおなじみの自動パワーオフ機能だ。レジューム機能を内蔵しているので,キーボード部の右上にあるパワーキーを押せば,停止前の状態にもどるこれも,NBパネルで,禁止~21分までを3分単位で指定できる.
 この2つの機能を組み合わせて使えば,実質的には10時間以上の利用も可能だろう.

「携帯時の電源は,(中略)単3乾電池2本である。(中略),何かだまされているような感じがする。」80286を単三乾電池2本で動かしていたのか。私は記憶してなかったのだが当時びっくりしなかったのか。凄いものだ。
 使用感は良好で,特にキーボードが予想以上に打ちやすい。薄型化=キーボードの悪化というのがこれまでの流れだった.FMR-CARDのキーボードは,ストロークこそ短いが,さすがは親指シフトの本家といえる,感触のいいキーボードを使っている.文句を言えば,カーソルキーが手前に出っ張っているため,手の平で押してしまうことがあったくらいだ。
 速度も4MHzでは遅さを感じるのではと思っていたが,Multiplanで罫線を入れてスクロールしても苛立ちを感じない。ソフトウェアがすべてSRAMかROM上にあるのも速く感じる一因だろう.発売と同時に,表3のような主要ソフトウェアがICカード(ROM)で発売となる。どれも,従来のFDD版と同価格というのがうれしい。
 あとは,補助記憶が気になるところだ。SRAMカードの価格が下がってくれるか,一般のデスクトップマシンに標準でICカードリーダが付けば一番便利になる.それまではファイル転送ソフトで送受信することになる.できれば,98HAのドッキングステーションのように簡単に接続できるFDDをお願いしたい。とにかく,手に持てば欲しくなるマシンである.

「Multiplanで罫線を入れてスクロールしても苛立ちを感じない」速度が1-2-3より遅く感じるMultplanがこの評価とは恐れ入る。4MHzの80286がそんなに速いのか、それとも記者の感覚がそれほどのものなのかは分からない。記事は無条件に信じることはできない。まあ、記者の意見が普通かどうかは分からない。

Macintosh IIsi
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Macは美しい。ピザボックスタイプの筐体が一番好きだったが、これも良い。

Macintosh Classic
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使って天国作って地獄のMacを買うことはなかった。職場で使ったがMacを使ったという気持ちではなく、アプリ(ほとんどPhotoShop)を使ったという記憶だけだった。

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