パソコン広告(月刊ASCII 1992年8月号1) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]
裏表紙が新しくなった。
表紙見返しの広告。
PC-9801FA, PC-9801FS, PC-9801FX前面ファイルスロットが売り。
右頁はPC-486GRで前号の使いまわし。
左頁はPC-486GRとPC-486GF。
FM TOWNSII
左頁はFMR-50NBX,FMR-50CARD。
右頁はDynaBook EZ。
キヤノンのレーザーショット。前号の使いまわし。
左頁はキヤノンのPJ-colorプリンタ。
右頁は東芝のRupoで前号の使いまわし。
NeXT.。
ソニーのPCX-340とQuaterL。
左頁はBJ-noteプリンタ。
右頁はNEWS。
NTTのテレジョーズ。使ってみると結局使いきれずテレベタになることがあった。
インテルのオーバードライブプロセッサ。
左頁はIBM PS55Z。
右頁はインテルのオーバードライブ。前号の使いまわし。
IBMのイメージキャラクターは田中美奈子。
スター精密のプリンタのイメージキャラクターは松本典子。
ボーランドのdBASE IV。
ExcelとWord。前号の使いまわし。
日本サンソフトのSolaris。前号の使いまわし。
右頁はDXIIの広告。前号の使いまわし。
マイクロデータ。
パソコンショップでASCIIのカラー広告を出しているのはツクモだけだった。
コンパック CONTURA 3/20。前号の使いまわし。
エプソンPC-486GR/GF。記事と間違えるような内容の広告。あおり文をスクラップする。
98を超えた互換機
エプソンPC-486GR/GF
セイコーエプソン(株)は,同社初の486CPU搭載マシンとして,PC-486GR(以下GR)およびPC-486GF(以下GF)を発売した。すでに日本電気からは,98シリーズの486マシンとしてPC-9801FA(以下FA)が発売されているが,それに遅れること数カ月.今回、満を持してエプソンが送り出したGR/GFは,本家98に優るとも劣らぬ,期待以上のスペックに仕上がったマシンとして姿を現わした.
具体的に,コストパフォーマンスの面から両者を比較してみよう.たとえば,GRとFAの価格は同じ45万8000円ともに2FDDモデル)だ.しかし,FAがCPUに16MHzの486SX,メインメモリは1.6Mbytesを搭載しているのに対して,GRのCPUは25MHzの486SXでメインメモリは同じ1.6Mbytes搭載。つまり,GRのほうがCPUレベルでの処理速度は約1.5倍速いという計算になる.
一方のGFは,FAと同じ16MHzの486SXを搭載(メインメモリは1.6Mbytes搭載)しているが,その価格は34万8000円(2FDDモデル)であるから,同じスペックのマシンが10万円以上安く手に入ることになる.
■高解像度でも高速処理
それだけではない.GR/GFは,画面表示回路に新開発の高速ビデオASIC(特定用途向けIC)を採用している。その結果,画面表示機能に関してもFAをしのぐ高速処理を実現した。では,これで何が変わったのかというと,ズバリ,Windowsの描画が速いのだ。是非,一度は自分の目でこのスピードを確認してほしい。今まで,PC-386シリーズや98シリーズではWindowsの動作が遅すぎてまともに使えないという不満を持っていた人や,Windowsを使うためにDOS/Vマシンの導入を考えていたような向きでも,GR/GFでWindowsアプリケーションがビュンビュンと走る姿を見れば、きっと認識を新たにすることだろう.もちろんDOSユーザーも,従来以上に高速な画面表示を満喫できる.
さらに,GRは標準で1120×750ドットのハイレゾリューションモードを装備している(写真1).GFのほうは,オプションのハイレゾボード(型番PCHRLB2,3万9800円)を拡張スロットに装着するだけでハイレゾ化が可能だ。もちろんハイレゾモードでも,Windows画面のスクロールはあくまでスムーズである(画面1).
このように,GR/GFのスペックを一言でいえば「ハイレゾ対応ながら画面表示が高速,さらに安価な486マシン」ということになるだろう.このコストパフォーマンスの高さに対応できるマシンは,現時点の98シリーズには存在しない。まさに,互換機は98を超えたのだ。
■将来を見通した,高い拡張性
GR/GFが誇るもうひとつの特徴は,その高度な拡張性だ。エプソンは,今回のGR/GFの発売を機に、そのパソコン戦略にUpgrade Conceptという柱を加えた。ユーザーが既存のマシンを買い換えることなく,比較的安価に高付加価値化を図ることができるという,このコンセプトは,GR/GFのオプションラインナップでも徹底して貫かれている.
まず,486SX以上のCPUパワーを必要とする人には,オーバードライブプロセッサ(以下ODP)が用意されている.ODPは,CPUの内部クロックを2倍にするという技術によって処理の高速化を図ったチップだ.GR/GFが装備するODP専用ソケットに装着すれば,GR+ODP(型番PCODP11,24万円)の組み合わせでは内部クロックが50MHz,GF+ODP(型番PCODP12,20万円)では32MHzとなり,インテルの発表によれば平均70%の高速化が実現できる.ODPには数値演算コプロセッサ機能も内蔵されているので,ODPを加えたGR/GFは,486DX搭載マシンに匹敵する処理能力を発揮できるまでにパワーアップす る.
ODP以上に魅力的なのが,専用拡張ビデオボード(型番PCSKB,7万9800円)だ。GRのハイレゾモードはあくまで98互換のモードだ。よく知られているように,98のハイレゾモードではその仕様上,Windows上でノーマルモード(640×400ドット)のDOSウィンドウが開けないようになっている。残念ながら,これではせっかくのハイレゾモードも効果が半減してしまう.一方,この専用拡張ビデオボードはあくまでノーマルモード上で解像度をアップするように設計されているから,最高1024×768ドットの高解像度で,容易に複数のDOSウィンドウを開くことができるのだ。気になる処理速度も,GR/GFにはこのビデオボード用に32ビットコネクタを持つ外部拡張スロット(従来の16ビット外部スロットと上位互換だ)が装備され,高速処理を実現しているので心配はない(写真2).
さらに,アウトラインフォントの処理を高速化するアウトラインフォントボード(型番PCOFB,7万9800円)も用意され,Windows上で美しく快適なWYSIWYG(What You See Is What You Get)環境を実現することができる.また増設RAMモジュールを用いたメモリの拡張も,最大9.6MbytesまではCPUボード上に直接増設できるようになっており,低コストで拡張可能という配慮がうれしい.
■Windowsのために生まれたマシン
今まで見てきたように,PC-486GR/GFの本体スペックおよび拡張用周辺機器は,あくまでWindows上での快適な動作を目的として設計されていることがよく分かる。98系マシンの中でも快適さと高機能では最高レベルのWindows環境を約束してくれるGR/GFは,本格的なWindows時代の到来を告げるマシンであるといえるだろう。
製品名 | PC-486GR | PC-486GF |
CPU | 486SX (25MHz) | 486SX (16MHz) |
価格 | 45万8000円(2/5) 60万8000円(2E/5E) 48万3000円 (3) | 34万8000円 (2/5) 49万8000円(2E/5E) 37万3000円 (3) |
メモリ | 1.6Mbytes (最大14.6Mbytes) | |
表示 | 640×400, 1120×750 ドット (GFではハイレゾボード装着時) | |
FDD | 3.5インチ×2 (2/2E), 5インチ× 2 (5/5E), 3.5インチ×2, 5インチ×1 (3) | |
HDD | 100Mbytes (2E/5E) | |
拡張性 | 標準拡張スロット×3(ハイレゾボード装着時: 2), 上位互換32ビットスロット×1 |
「今まで,PC-386シリーズや98シリーズではWindowsの動作が遅すぎてまともに使えないという不満を持っていた人」まさにそうだった。それなのにWindowsを持ち上げる記事が多かったので読んでいた不愉快だった。
裏表紙裏はFUJI FILMのFD。
前号の使いまわし。