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未来コンピュータその2(月刊ASCII 1992年7月号8) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

特集記事「未来コンピュータ」から「メーカーの考える近未来のパーソナルコンピュータ」をスクラップする。
メーカーの考える近未来のパーソナルコンピュータ
 Apple Computer「Concept Models from Apple Computer」
 Apple社は全製品のインダストリアルデザインを担当すIDg(インダストリアル・デザイン・グループ)と呼ばれる社内組織を持っている。同社は1988年に音声認識/合成やアニメーションなどのマルチメディア機能と通信機能を備えた個人向けの情報機器「ナレッジ・ナビゲータ」のコンセプトを発表しているが,IDgはこのデザインにも大きく関わっていた。さらにこの5月には次世代の個人向け情報機器といわれるPersonal Digital Assistant(PDA)もお披露目され,Apple社はこの分野では最も進んだ動きを見せている。
 今回紹介するのは,IDgに所属するデザイナーの手によるコンセプトモデル群である.今年のMACWORLD Expo/Tokyo '92のアップル社ブースにも展示されていたので,ごらんになった方もいることだろう.ただし,これらは製品化を前提としてデザインされたものではない。インダストリアルデザインが,いかに新しい製品アイデアや発想を引き出せるかを明らかにするものだという.細かいスペックなどは入手できなかったが,それぞれのコンセプトから,用途などはある程度推測できるであろう.
 本特集では編集部が提案するところの10年後のパーソナルコンピュータを紹介したが,これだけでは不十分かもしれない。現在パーソナルコンピュータや個人向けの情報機器などを製造している各メーカーこそが,最も真剣にそれに取り組んでいるはずである。国内の主要なメーカーに10年後に限らず近未来のパーソナルコンピュータとして研究中のものがあったら公開していただけないかという申し込みを行なった結果、2つのメーカーのコンセプトモデルを紹介できることになった。堅苦しいことはヌキにして,それぞれのコンセプトモデルをじっくりと見ていただきたい。

ASCII1992(07)f20未来コンピュータ写真1_W454.jpg ASCII1992(07)f20未来コンピュータ写真2_W351.jpg ASCII1992(07)f20未来コンピュータ写真3_W345.jpg ASCII1992(07)f20未来コンピュータ写真4_W336.jpg

メーカーの考える近未来のパーソナルコンピュータ
日本電気 「C&Cウエアラブルターミナル研究」
 1990年12月,(株)日本電気デザインセンターアドバンスデザイン部は,「C&Cウエアラブルターミナル研究」と名付けられたコンセプトモデルを発表した。これは「ウエアラブル」すなわち「身にまとう」というコンセプトのもとにデザインされた情報機器である。実装技術の進歩に伴う小型化,計量化により,デスクトップからラップトップ,ノート型へと進歩してきた情報機器が,最終的に身につけるデザイン形態になると想定したものだ。
 コンセプトモデルは全部で8タイプ.目的と使用環境に合わせていろいろなバリエーションがある.誌面の関係でそのすべては紹介できないが,使用状況を想定したイメージイラストとともに見ていただきたい.

ASCII1992(07)f25未来コンピュータ写真1_W242.jpg ASCII1992(07)f25未来コンピュータ写真2_W323.jpg ASCII1992(07)f26未来コンピュータ写真1_W374.jpg ASCII1992(07)f26未来コンピュータ写真2_W406.jpg ASCII1992(07)f26未来コンピュータ図_W495.jpg


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