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パソコン、ハード、ソフト(月刊ASCII 1990年7月号3) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

ASCII EXPRESSをスクラップする。

富士通,「FMR-50S」の新2機種4モデルを発売
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FMR-50SFXが29万円

ASTリサーチジャパンが33MHz80486搭載のAXマシン5機種を発売
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Premium486/33が240万円

日本エイサーが低価格の16bitAXマシンを発売
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Acer5281X-011が26万円

三洋が16bitAX
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AXAGE MBC-17JFが29万8000円

エプソン,16MHzの80286を搭載した低価格マシンを発売
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PC-286VG STDが26万8000円

日立,B16/32シリーズ2機種を発売
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B32DXが38万8000円

シャープ,MC68030を搭載したUNIXマシンを発売
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QA-120モデル10が149万5000円

ソニーが低価格のRISC搭載「NEWS」を発売
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CPUにR3000(20MHz)を搭載したNWS-3460が195万円

東芝がSPARCを搭載し13.2MIPSを実現したラップトップ型WSを発売
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SPARC LTの価格は198万円

オムロンがRISC搭載「LUNA」を発売,WSとしては世界最高速の100MIPSを実現
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アスキー,Z80上位コンパチの16bitCPUを発売
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MSX2+をやっていたのでZ80互換の16bitCPUのR800に何かしらの期待を持っていたのだろうか。

キヤノン,NeXT用の68040ボードを発表
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もうNeXTの強化をしなければならなかったのか。

インテルが33MHz版80486と,ターボキャッシュ,EISAチップセットなどを発表
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これはどうやって使うのか。

富士通,FMR-70用i860ボードを発売
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「忘れ去られたCPU黒歴史 渾身のRISC CPUが駄作 i860」で解説があるダメCPUをなぜ使うのか。

リコーが学習機能を搭載したニューロLSIを開発
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「自己学習を行うコンピュータ開発も夢ではない」とあるが、34年後は、特殊なCPUでなくてもAIができている。

大藤電気,PS/55用SCSI対応のHDDを発売
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45Mで26万8000円

エプソンがSCSI対応の100MbytesHDDとMOを発売
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HDD-100SCが19万8000円

メルコ,PC9800用の内部増設RAMボードを発売
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2MbytesのmRS-2000が4万9800円

コーラル,PC-9801N用カーバッテリアダプタを発売
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車で移動する際に充電できるのは良い。価格は2万9800円

ソニー,手のひらサイズCD-ROMビューアを発売
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欲しいか?これ

キヤノンがA4版出力の低価格レーザープリンタを発売
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LBP-A404価格はPC-9800シリーズ用で35万5000円。職場にこれが入って沢山使った。綺麗な印字ができるので見栄えの良い資料を作りまくっていた。

アイワ,2400bpsモデムにV.42とMNPクラス5を搭載
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価格は4万4800円。パソコン通信をするには敷居が高かった。

東京書籍印刷とアスキー,TEX用ドライバを共同発表
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キヤノンのレーザーショットLBP-A404を使ってTEXで綺麗な出力をしていた。

ソフトウェアジャパン,Norton Utl.をPS/55に移植
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IBM AT互換機用のソフトをPS/55用に移植をしなければならないとは。34年前はこんな時代だった。

ロータス,LotusFreelanceR3JをJ-3100に移植
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こうやって各機種用に移植しなければならない悲しい時代だった。

ようやく使えないこともないOSが登場した。
イメージを一新して登場した MS-Windows Ver.3.0
 登場が噂されて久しかったMS-Windowsの新バージョンが,5月22日発表された.
 アイコンによるファイル操作,OS/2のPresentation Managerでも採用されている立体感のある画面デザイン,スケーラブルフォントなどの新機軸がサポートされている.
 80286や80386CPUのネイティブモードに対応しており,80286CPUでは“standard mode”で起動することで16Mbytesまで,80386(SX)CPUでは“386-enhancedmode"で48Mbytesまでのメモリを直接利用できる.これらのモードでは,EMSなどによるメモリの拡張は必要ない。さらに,“386-enhancedmode”ではマルチタスク環境をサポートしており,ウィンドウ上で複数のDOSアプリケーションを使用できる.
 また,MS-Windows Ver.2のアプリケーションをそのまま動かせるかどうかが懸念されていたが,“realmode"で起動すれば従来通りに使用できる.
 対象となるのは、CPUに80286,80386,386SXを使用したIBM PCまたはその互換機で,メインメモリは640Kbytes以上必要である.また,“standard mode”を使用するには1Mbytes,“386-enhanced mode"には2Mbytes以上のメインメモリが必要になる.これとは別に,MS-Windows 3.0上でHyper Cardと同様のハイパーテキスト環境を実現するためのソフト“Tool Book”が,5月21日にAsymetrix社より発表された.MS-Windows 3.0には,この“Tool Book”のランタイムバージョンと,サンプルのアプリケーション“Day Book”が付属する.
 MS-Windows 3.0の米国内での価格は149ドルで,旧バージョンのユーザーは50ドルでアップグレードが受けられる.また,ハードウェアやソフトウェアに付属の旧バージョンもアップグレードの対象になる.
 なお,日本語版が登場するのは来年度以降になる見込み.


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編集室からのコラムをスクラップする。
MS-Windows3.0とToolBook
▲今月からここを担当することになった。パーソナルコンピュータの世界は,少し大げさにいえば、毎日が変革の中にあるというたぐいまれなジャンルである.本誌の編集を進める過程で感じたことや,考えていることを伝えていければと思っている.
▲5月22日に発表されたMS-Windows 3.0が編集部にも到着した.日本でのリリースは来年になるということだが,実物に触ってみると,VGAによる見栄えもあるが,使ってみたいという気持ちにさせるものがある.以前,ある記事を担当したときに,Alan Kay氏のPersonal Dynamic Mediaについての有名な論文を読んだことがある.そこに書かれている「人間の知的な活動」や「想像的な行為」のための環境の延長上に,Macintoshはあるはずだ.
 ところが,Microsoft社の資料によるMS-Windowsの説明は「2つ以上のプログラムを同時に実行できる」とか、「1つのウィンドウでホストにアクセスしながら,その内容をもう1つのウィンドウで動かしているプログラムにコピーできる」とか,アプリケーションの操作が共通化するので「教育投資を削減できる」といったことが書かれている.
 ひとことでいえば,スタンスが違う.「人間の知的な活動」や「想像的な行為」対「ウィンドウ間のコピー」や「教育投資の削減」である.志が低いというと語弊があるが,この現実感覚が,MS-Windowsのアイデンティティなのだ.このようにベースが異なるにもかかわらず,出てくるものが同じようにWIMP(ウィンドウ,アイコン,マウス,ポインタ)の環境なのだ。早くもApple社は,Macintoshに類似していると牽制しているというが,普及していくのは確実だろう.
▲GUIもそうだが,興味は,インターフェイスピルダやHyperCardが指向するような,ユーザーよりの環境や簡単なアプリのコンストラクションのほうに移ってきている.MS-Windows3.0の前日に発表されたToolBookがどう動くかは注目だ。
(遠藤諭)

WindowsはMacのものまねというのは私たちは分かっていた。ただものまねは本物には追いつけない。Macを触ったときに感じた驚き、感動はWindowsにはなかった。

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