SSブログ

DynaBook(月刊ASCII 1990年5月号8) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

この号の長期ロードテストにDynaBookがあった。読み返すと同感だと思う記事だった。
第4回:やっぱりSSがいい! と言えるか? 競合機種登場その後.
 J-3100SSがパーソナルコンピュータ市場に巻き起こした喧噪も収まりつつある。SS登場は昨年の6月,内蔵モデムや充電機など周辺も充実しHDD内蔵の新機種も発売され,ようやく1つのターンが終了したというところか?日本電気やセイコーエプソンもノート型コンピュータの市場に参入し、次々に競合機種を投入している.それらと比べて…どちらが優れているかと言うわけでもないのだが,J-3100SS特有のスペックについて,もう少し突っ込んでレポートしてみる。
地下鉄で便利
バックライトとレジューム

 競合機種のPC-9801NやPC-286Fと,ノート型コンピュータの優位性で比較した場合、レジューム機能のあるなしは,何と言っても大きい。どのような場所でも使えるよう,容易に持ち運べるサイズと重量になっている。我々編集者のように,ちょっとした空き時間でも原稿を書かねばならぬとか,切迫した生活をしている都会人にとって「レジューム機能」は欠かせない.
 たとえば,通勤通学の列車内であれば,目的地が近付くまで時間いっぱいに使える.レジュームONになっていれば,駅に着いて,ドアが開くのと同時に電源を切り,フタを閉じてバッグに押し込むだけでいい.あとは,ホームのベンチでも,会社学校に着いてからでも,ゆっくりとデータセーブを行なえばよいわけだ。方,PC-9801N/286Fの場合,ことは容易ではなく,目的駅の1つ前からセーブ作業を開始しなければならない。3.5インチフロッピーディスクにデータを転送し、実行中のアプリケーションを終了させ,その後に電源を切る。SSは,時間差にして3~5分有利になる.実際,地下鉄の中で当原稿執筆に使用しているが,このレジュームの便利さに感心するばかりで.今さら他の競合機種を使う気になれない(ノート型コンピュータのレジューム機能について、詳しくは今号P.388のなんでも相談室を参照してほしい)。
 地下鉄内で「あってよかった」と思える装備がもう1つある。液晶表示画面のバックライトだ.EL(エレクトロ・ルミネッセンス)という電圧発光素子の薄いパネルを使ったバックライトは,明るさも適当で,目に気持ちがいい.これが従来のような反射型の液晶であったらどうであろうか.ラップトップ型では,Macintosh Portableが高性能のTFT型反射液晶を採用し,ノート型でもPC-286FがFTN型反射液晶を使っている.当たり前だが,これらは暗闇ではまったく役に立たない。完全な暗闇でなくとも、夕方の野外や薄暗くムードのある(?)喫茶店,地下鉄列車内でも、表示が見にくく使用に耐えない。SSのテストで,喫茶店でモーニングを食べながら原稿を書いているが,他機種の担当者と比べて優雅な気持ちを味わっている.

まさにこれだ。想像してみると良い。スマホにレジューム機能がないとどうだろう。電源をいちいち入れたり切ったりしなければならないとすると使い物になるだろうか。またバックライトがないパソコンを電車の中や喫茶店で使えるだろうか。今皆が当たり前のように喫茶店で仕事をしているが34年前それが既にできていたのだ。


バックライト交換は1万4000円
 しかし,バックライトにも寿命が短いという欠点がある。マニュアルにも約2000時間が交換の目安と記載されている.評価中のSSも目に見えて表示が暗くなってきたし、編集部で使用中のもう1台のSSは,さらに暗い。写真には,新品のSS,約600時間使用した評価対象マシン,編集部で酷使しているSSを3台並べてバックライトの明るさを比較してみた.右のSSが一番暗くなっているのが分かるだろう.このマシンの使用時間は1000時間以上であると思えるが,評価対象でないため正確ではない。これで新品のほぼ半分ほどの明るさである.秋葉原などのコンピュータショップの店頭用に陳列されているSSでは,バックライトの明るさ調節を,一番絞り込んだ状態と等しいぐらい暗い。ちなみに,東芝にバックライト交換について問い合わせたところ,バックライトは消耗品のため無料補償はきかず料金は1万4000円とのこと。これは一体化している前面の液晶表示部も一緒に交換するためだという.液晶表示部自体の寿命は約2~5万時間と言われているだけに,もったいない話だ。
このバックライトはその後東芝の修理ができる事務所に持ち込むと無料で交換してくれた。私も知人と一緒に交換してもらった。ありがたいことだった。
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ノイズ対策が今ひとつの内蔵モデム
 前々回,近況報告でも触れたように,SS用の内蔵モデムを入手した。すでに2カ月が経過して,さまざまな場所からのパソコン通信を楽しんでいるが,ひとつ気が付いたことがある.自宅など,モジュラジャックのあるところで通信する分には,キャリアや自動ダイヤルのモニタ音が少々やかましいぐらいで,さほど問題はないのだが,公衆電話(テレホンカードが使える緑電話)で音響カプラを通じて通信するときに,ハム音が発生するのである.
 SSの使用状況を考えると,取材・出張先などから公衆電話を介して情報交換を行なうのもしごく自然なことである.しかし,公衆電話のそばにSSを持っていくと猛烈なハム音が発生し,通信どころではなくなる.カプラと電話の受話器を遠避けても同様なので,問題はSS本体かモデム,もしくは公衆電話本体にあると思われる.バックライト駆動トランスからの高周波もれが公衆電話に影響しているのか?公衆電話側の発振を,SS本体かモデムが拾ってしまうのか?原因は明らかではないが,モデム内蔵のSSを公衆電話機から約1.5mほど離すとノイズが消えるいずれにしてもSSとモデムのシールドが完全でないことを示している.マニュアルには,電波障害防止のVCCI基準に適合しているが,テレビ・ラジオの近くで使うと電波障害が起こることがあると記載されている.しかし,電話機に関しては記載がない.
 SS本体を,公衆電話の上に載せると場所的にはちょうどいいのだが,ハム音発生のためこれもできない。電話ボックスを使うときなど,カプラと受話器を中に残したまま、通信者はSSを抱えて外に出なくてはならない(写真2,3).何とも格好の悪い姿だ。普及台数からいっても,今さら公衆電話の仕様変更も要求できないだろう,今後のSSではノイズ対策の改善を希望する.

私は内蔵モデムは買わなかった。本体の電源を長持ちさせるため外付けの乾電池で動くモデムを買った。音響カプラは持っておらず、モジュラージャック付きの公衆電話機を探して通信していた。だからハム音の障害は経験しなかった。
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パソコン通信を活用
IBMマシン互換機能

 レジューム機能と並んで,DynaBookシリーズを他のノート型コンピュータから特徴付けているのは,IBMマシンのアプリケーションが使えるということだ。内蔵モデムを装備したことでパソコン通信も容易になり,PDSなどネットに上げられたIBM仕様のアプリケーションを利用する機会も広がる.SSには,日本語MS-DOSが標準添付しているが,IBM用アプリケーション使用のためには,オプションの英語MS-DOSを購入しなければならない.
 しかし,パソコン通信ユーザーにはお馴染みの「JSHOT.COM」がある.これは,日経MIXのhaasan氏が作成したJ-3100シリーズ用の日本語/英語モード切り替えプログラムで,日本語MS-DOS上からIBMマシン用のアプリケーションを動かすものだ(詳細はP.401のトラブル・シューティングを参照)。ただし,英語MS-DOSと完全な互換性はないので、ごくまれに動作しないアプリケーションもある。定価3万円もする英語MS-DOSを購入するよりはるかに手軽でパフォーマンスも高いJSHOT.COMは完全なPDSのため,転載および運用はまったく自由で,各パソコン通信ネットにある.SSでは,JSHOTを用いて主に,SimCity,Populous,Welltrisなど海外ゲームソフトを動かしてみたが,何ら問題はなく,楽しく遊ぶことができた.
 パソコン通信からダウンロードしたPDSソフトはほかにもある.アスキーネットPCSのPOOLには,IBMマシン用も含め、多くのソフトウェアがあるが,J-3100SS用ということで特に記しておきたいのは,complex氏の手による「SW.EXE」だ.これは,SSの日本語MS-DOSに含まれるSETUPJ.COMと同等の機能を持つもので,SETUPJでは,メニュー方式の設定画面で各仕様を指定していたのを,コマンド入力でできるようにしたものだ。SWをBATファイルなどに組み込んでおけば,使いたいアプリケーションに合わせた設定が、自動的にできる(図1).また,プリンタポートの再設定などもワンタッチでできるので,SSのパワーユーザーには欠かせない。こちらもPDSのため自由に使える。このようにパソコン通信は、SSの使用環境改善に,なくてはならないものだ。今後のレポートにも登場させたいと思う.

IBMマシンのアプリケーションは使わなかったので無用の機能だった。
DOSとマニュアルの改訂点は
ちゃんとサポートしてほしい

 さて,IBMマシン用のアプリケーションに関してもう1つ書きたいことがある.昨年購入した評価用のSSと,今年2月に発売された白色モデルのSSとで、標準添付の日本語MS-DOSが異なっていることも報告したい。編集部で写真撮影用に東芝から借りた,白色モデルのSSにも当然ながら日本語MS-DOSが添付していたが,このMS-DOSの数ファイルが従来のものと異なっていた.
 バージョン自体はどちらもVer.3.10と変わっていないのだが,表1に示したように12個のファイルで,プログラムサイズ,タイムスタンプが変わっている.ほとんどはバグフィックスによるマイナーチェンジだと考えられるが,DOSの本体に施された変更は見のがせない.TBIOS.SYSがそれで,SYSコマンドでシステム転送をする場合のため,さすがにサイズは従来のものと同じだが,機能に差がある。新しい日本語MS-DOSVer.3.10では,英語MS-DOSの表示モードをサポートしている(ただし,後述の理由のためメーカーの動作保証はない)。前出のJSHOT.COMと同様のことができるわけだ。モード切り替えも簡単で,「MODEA」で英語,「MODEJ」で日本語の各表示モードになる(写真4)。しかし,この機能については,同梱されてきた新しいマニュアルにも表記がない。いわば隠しコマンドである.
 新MS-DOSと、この隠しコマンドを使ってJSHOTのときと同様,3種類のIBMマシン用ゲームソフトを動かしてみたが、正常に遊ぶことができた.なぜ隠してあるのか理解に苦しむ.英語MS-DOSが売れなくなっては困るということなのか?それに,これだけの大きな改善を行なっておきながら,バージョン番号に変更がないというのも納得できない.
 また,マニュアルも改訂されている.末尾の「こんなときは」のページが大幅に増え、2色刷りのページも付いて,ほとんど別の本との印象を受ける。初代マニュアルで,説明不足であった点も解消されているようだ。
 日本語MS-DOSにしても,マニュアルにしても、従来のユーザーへのサポートはどうなるのだろう.今のところ東芝からの連絡はなく,以前に送ってきた「ラップトッパーズ・クラブ・カード」は一体何のためだと疑問になる.初期ロットのMS-DOSにはSETUPJ.COMにハードRAMを破壊するという致命的なバグがあるとの情報もある。メーカーの積極的なユーザーサポートを強く望む.
(池田)

マニュアルは読んだのだろうが読んだという記憶がない。パソコンのマニュアルは読むに堪えないものだったはずだ。読むよりまず使う。雑誌とかに結構有用な記事があったはずだ。なければ人に聞く。聞く人が居なければしょうがないのでマニュアルで探す。


TBNの「なんでも相談室」に関連記事があった。
レジュームって何?
Q:J-3100SSやパーソナルワープロなどにある「レジューム」機能とは,何をするものなのでしょうか.
A:レジューム機能とは,パソコンやパーソナルワープロなどで作業を中断したときの状態を保存しておき,再び同じ状態から作業を再開できるようにする機能のことです.ポータブルタイプのパソコンやワープロでは,移動やバッテリの交換など電源を切る必要が生じることがよくあります。再び使用するときには,DOSやアプリケーションを再起動し,文書などのデータを読み込ませなければ作業を再開できません.レジューム機能があれば,この手間を省くことができるわけです。
 では,レジューム機能はどのような仕組みなのか,簡単に説明してみましょう.
 コンピュータの動作は,RAMやROMなどの内部メモリやディスク装置などの外部メモリに蓄えられたデータを,同じくメモリ中にあるプログラムの指示に従って加工し,再びメモリに蓄えるという処理が基本になっています。コンピュータは電源の供給がなくなると動作を停止するばかりか,ROMやディスク装置以外では,記憶されているデータや,CPUや各種コントローラのレジスタ内容なども失われてしまいます。レジューム機能を実現するためには,失われる情報を何らかの形で保存しなければなりません.
 レジュームを実現する最も単純な方法としては,“電源”スイッチを切ってもCPUのプログラムの実行を停止させるだけで,電源の供給はそのまま続けることでシステム全体の状態を保存し続ける方法があります.プログラムの実行を停止すると消費電力も若干少なくなるので,ポケットコンピュータ程度のシステムならこの方法でも十分実用になりそうです。けれどもディスク装置などを備えメインメモリの容量も大きいラップトップコンピユータ程度の大きさになると,動作中の消費電力との差はほとんどなくなります。ですから、現実的な方法とは言えません.
 より現実的には,メインメモリには記憶の保持に必要とする電力が極めて小さいSRAMを使用し,周辺装置のコントローラやCPUのレジスタ内容は電源を切った時点でバックアップ用のSRAMに保存する方法があります。メインメモリとバックアップ用のSRAMには記憶の保持に最低限必要な電力を供給し続け,それ以外の部分はすべて停止します。再び電源を入れたときには,バックアップ用SRAMに保存してあった情報を基にCPUと周辺機器コントローラのレジスタをセットし直して処理を再開します。
 この場合,電源スイッチは電源を直接切断するのではなく,上記のバックアップ操作を行なう割り込みプログラムを起動するために使われます.したがって,システムが暴走状態にあるときは正常なレジュームができなくなるばかりか,電源を切ることすらできなくなります。このようなシステムでは,強制的にCPUをリセットするためのスイッチが必要でしょう.
 J-3100シリーズのうちSL,SSなどはレジューム機能を持っていて,プログラムの動作中に電源を切っても,正常にレジュームします.ただし,ディスクの読み書きの途中などタイミングが重要な処理を行なっているときには,失敗することも多いようです。
 J-3100のレジュームの処理方法を東芝に問い合わせたのですが,社外秘ということで教えていただけませんでした.編集部で独自に解析した結果では,バックアップ用のRAM領域に各装置の状態を保存する方法を使っているようです.もっとも,メインRAMすべてをSRAMにすることは,コストの問題で実現されていないようです(SRAMはDRAMの2倍くらいの価格になる).J-3100のレジューム機能はかなり強力で,プログラムが暴走していてもレジュームが働き,電源を入れ直しても暴走状態が再現されてしまいました.プログラムの開発中などは,レジューム機能をオフにしておいたほうがよいでしょう.
 さて少し毛色は違いますが,アプリケーションプログラムにもレジューム機能を持っているものを見かけます。これはハード的なレジュームとは違い,プログラムで処理中のデータファイルの名前や表示している位置,カーソル位置などを“レジュームファイル”としてディスク上に保存しています.アプリケーションを起動するときには,レジュームフアイルの内容に従って自動的にデータファイルを読み込むなどの処理を行ないます.
 レジューム機能を備えたアプリケーションの代表的なものに,Excelがあります.Excelでは起動時に“resume.xls”というファイルを指定すると,そのファイルの内容に基づいてワークシートなどを開き,画面上に配置します.またプログラミング言語になりますが,Smalltalk/Vも終了時に画面情報やその時点で定義されているすべての変数や関数を“image”ファイルとして保存する一種のレジューム機能を持っています。
 パーソナルワープロの専用機でもレジューム機能を持っているものもありますが,ソフト的にレジューム機能を実現しているものも多いようです.専用機ならば使用条件やアプリケーションを限定できるので,レジューム処理で保存する情報を少なくする(けちる?)ことができます.  ただし保存する情報を少なくするためか,機種によっては,レジューム後のカーソル位置や表示位置が変わってくるものがあります。
(竹田)

このように当時はレジューム機能が珍しかったのでこうして雑誌の記事で解説することがあった。

「クロードチアリのmonsieur tout le monde」でDynaBookについて書かれていた。
ASCII1990(05)h11クロード・チアリ_W520.jpg
 お元気ですか,皆さん?<^_->現在,大阪から東京へ向かう飛行機の中です!
 先月,DynaBookや98NOTEのことを少し書きましたが,自分で試してみたくなって,さっそく2台とも手に入れてしまいました<^_^>

このころ機内で使えたのか。私の体験では手荷物検査で電源を入れるよう指示された。しかし機内で使ったことはない。ファーストクラスなら使えたのかもしれない。

旅先にはノート型マシンで決まり!
 今まで旅先には,J-3100GXとU.S.Roboticsの9600bpsモデムを持ち歩いていたのですが,ラップトップとはいえ荷物になって…….最近では2,3日の旅行ならコンピュータは持って行かないことにしていました<^_^>.しかし,それだと困ることもあります。PC-VANの僕のSIGの書き込みはすごいものですから,2日もアクセスしないと,旅行から帰った後が大変なことになるのです.
 また,J-3100GXはバッテリ駆動ではありませんから,飛行機や電車の中で使うというようなことはできません。
 僕のSIGのメンバー達がDynaBookの話をしだしたので,このマシンに興味を持つようになりました。と同時に,PC-9800ユーザーの1人として,98NOTEも試してみたいマシンでした.
 今回旅行に持って来たマシンはDynaBookです.DynaBookにした理由はいくつかあります.1つは,98NOTE用の内蔵モデムがまだ僕の手元に届いてないということ.DynaBook用の内蔵モデムは,HayesATコマンド準拠で,その上に2400bpsMNPクラス5付きという,言うことないものです<^_^>
 もう1つの理由が,ATOK7の辞書がROMに入っているということ.辞書がROMにあれば,少ないRAMディスクをめいっぱい使うことができます.エディタとしてMIFESを,通信ソフトとしてCOM-ANDをRAMディスク上に搭載しまして,今回は快適な旅になりそうです<^_^>
 飛行機の中からPC-VANへのアクセスはまだやったことがないのですが,そのうちやってみることにしましょう<^_^>.

DynaBookは売れるべくして売れたマシン
 今度,DynaBookのためにアイ・オー・データ機器のRAMカードを買おうと思っています。容量が2Mbytesのもので、なんと7万円だそうです(大きな声では言えないのですが,東芝の純正品の半額ということになりますね〈^_->).これでDynaBookは,2.8kgの豪華なコンピュータになると思います.
 J-SHOTというユーティリティソフトとDIFファイルを使えば,アメリカ製のソフトウェア上で漢字を使うこともできます。DynaBookについて,何か質問がありますか?もしあるようでしたら,僕のSIGまできてみてください.DynaBook派の皆さんが,喜んで答を見付けてくれると思いますよ<^_^>
 とにかくDynaBookは,売れるべくして売れたコンピュータですね.小さいし.軽いし、値段も安い!3拍子揃ったマシンだと言えるでしょう。今までJ-3100シリーズやIBM PCの世界に触れてい た方には,手放しでお勧めできるマシンです。

どちらのノート型マシンが「いいのでしょうか?
 それでは,「ノート型パソコンだったらDynaBookで決まりですね?」と尋ねられたら,すぐに「はい」と答えられるでしょうか?やはり、「ちょっと待ってください。そうとばかりも言えません」と答えることになるでしょう.
 なぜでしょうか?DynaBookは, IBMのマシンに慣れている人にとっては申し分のないマシンでしょうが,日頃PC-9800を使っている人にとってはどうでしょうか.98NOTEのほうがいいかもしれません。
 はい!お待たせしました。次は98NOTEについての感想です。まず気に入らない点からいきたいと思います<^_^>.
 98NOTE用の内蔵モデムのことですが、残念ながらHayesATコマンド準拠ではなく,CCITT V.25bis準拠なんだそうです。今どきV.25bisだなんて,困ったものです。僕のように通信をよくやる人間にとっては,これはちょっとつらいですね。
 そしてROMには,ATOK.DICの代わリにN88-BASICが搭載されています。これでこそ,デスクトップマシンと100%コンパチだと言えるのでしょう<^^>
 98NOTEでは,毎日デスクトップマシン上で使っているソフトや,SIMとDIFファイルを使ったIBM PC用のソフトが完全にOKです!手元にあるソフトをチェックしてみましたが,すべて動作しました。
 PC-9800とまったくコンパチなラップトップマシンなわけですから,当たり前といえば当たり前なのですけれど、やはりこれはすばらしい!こんな小さいマシンが、デスクトップマシンと同じ能力があるなんて,まるで夢のようです.現在PC-9800を使っている方なら,絶対に飛び付くマシンではないかと思いますよ.スクリーンは非常に見やすいです.
 DynaBookもそうですが,バックライトの威力は相当なものです。98NOTEも売れるでしょうね。

ここは全然違う。PC-9801VX2を持っていたが、98NOTEには全然惹かれなかった。何が面白くて98を外でも使わなければならないのか。レジューム機能もないノートパソコンは使えない。面白くないのはN88-BASICのROMだ。いつまでDisk Basicを持ち続けるんだと思った。そんなにあんたらはBasicが好きなのか。好きなんだろうな。他の言語とかに移植する楽しみをしらないのだろうな。プログラミングが好きじゃないんだろうな。Basicばかりで飽きなかったのだろうな。

MS-DOSの世界に舞い戻って
 結局正直に言うと,DynaBookがよいのか,98NOTEがよいのか,僕には選択ができません。僕は,J-3100シリーズも好きですし,PC-9800シリーズの環境も大好きだからです.
 ただし,基本的にこれだけは言えると思います。モデムがV.25bisでも我慢できるのなら,そしてPC-9800シリーズのユーザーであるのなら,98NOTEをお勧めします。J-3100シリーズのユーザーや,アメリカのIBM用のソフトが好きだという方ならば,DynaBookのほうがいいと思う,ということです。
 ところで,PC-VANの僕のSIGには,DynaBookについての会議室がありますが,今月からは,98NOTEについての会議室も作りたいと思っています。お楽しみに<^_->.
 最近,MacintoshIIにかなり魅せられてしまっていて,もうクロード・チアリはMS-DOSの世界には戻ってこないのではないかと心配してくださった方、ご安心ください。ノート型パソコンの力でMS-DOSの世界に引き戻されてきました<^_^>.
 おや、もう飛行機が着陸するようです.原稿を書いていると時間のたつのが速いですね<^_->それでは,この続きは後程.

これからは原稿がじゃんじゃん書けます!?
 東京での用事をすませて,これから大阪へ帰るところです。ゆうべは、遅くまで打ち合わせがありましたが,打ち合わせに出かける前にホテルの部屋からPC-VANにほんのちょっとアクセスすることができました。こんな芸当ができるのもノート型マシンのおかげです.
 やはりDynaBookは快適ですね。今のところ800KbytesのRAMディスクとROM(ATOK.DIC)しかありませんが,これだけでも実用上は十分ですね。いや、本当に便利な世の中になりました。98NOTEの話に少しだけ戻りますが、おそらく近いうちにHavesATコマンド準拠の内蔵モデムが出るだろうと思いますよ。出ないはずがない<^_->98NOTE用の内蔵モデムを買おうと思っている方,もうちょっと様子を見ていてくださいく^_^>
 さて、そろそろ飛行機が離陸するとのことなので,しばらく休憩することにします。

 この2日間,DynaBookを持ち歩いての感想ですが,これからはノート型マシンは手放せない!と思いました.これさえあれば,いつでもどこでも原稿を書くことができます。これからはじゃんじゃん書きたいと思います.締め切りに間に合わないということはなくなるはずですから,アスキー編集部の方もこれで安心ということですね<^_^>
 では,Au revoir et au moisprochain!

いやいや98NOTEは98が好きな信者ならそれがいいということだ。結局98は魅力的なゲームソフトが沢山あるから人気だったのだと思う。ユーザが多いのは正義だった。私は98は周りの皆が使っているから仲間に入りたくて買った機械でいいとは思わなかった。意地になって機種依存のプログラムを書いていた。人には98は遅いからマシン語ルーチンを入れなければならないんだよね。特にEGCをバンバン使わなければいけないし、I/Oポートを叩くタイミングもシビアだしといって速度命のプログラム(640×400ドットで動くアニメーション)を書いていた。





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