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PC-H98S,PC-9801NS/E他(月刊ASCII 1991年7月号6) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

特集は新機種紹介だった。

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本文の一部をスクラップする
見事な提灯記事だった。
 今回発表されたPC-H98Smodel8は,このようなH98シリーズの中では異色のマシンといえるだろう.ハイレゾモードを廃したことで,FDDモデルで54万8000円という,H98シリーズとしては異例の低価格を実現している。この価格は,PC-9801DA2(80386DX,20MHz)よりもちょうど10万円高く,PC-H98model60(80386DX,25MHz)よりも約30万円安い(それどころか,98シリーズのどのハイレゾマシンよりも安い)PC-9801DAの上位モデルといってもおかしくない価格設定だ。
(中略)
 PC-H98Smodel8は,クロック周波数20MHzの486SXを搭載することでPC-9801DAの約2倍の処理速度を実現しているという。にもかかわらず,価格差が10万円(FDDモデル)だから,お買い得感の高いマシンだ。ハイレゾモードがないこと,PC-H98model60との価格差が約30万円あることを考えると,単にH98シリーズの最下位機種というだけでなく,PC-9801DAの上位機種として,さらには従来の98シリーズからH98シリーズへの橋渡し的なマシンとしてとらえることもできる.

 ノーマルモードで価格据え置きで高速化するならともかくノーマルモードのくせに54万8000円とは一般ユーザを相手にしてない価格だ。「お買い得感の高いマシン」アスキーどうした酷すぎる。

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 CPUは80386SXのまま変更はないが,クロック周波数が12MHzから16MHzになった。NSに比べて1.3倍高速化され、ライバルたちと肩を並べたことになる.
 レジューム機能もサポートされた.電源を入れるとすぐに前回の続きから仕事を再開することができる.ただし,仮想86モードを使うデバイスドライバやプロテクトモードで動作するアプリケーションを使用する場合はレジュームが効かないという.これは,PC-386NOTEAやJ-3100SXでも同じだ。しかし,PC-9801NS/Eでは,付属のEMM386.SYSを組み込めば仮想EMSは使用することができるようになっている。それ以外のものについては現時点ではあきらめるしかないだろう.また,BIOSを介さずにEGCを直接アクセスするアプリケーションを使用する場合もレジュームが効かない.
(中略)  PC-9801NS/Eは,レジューム機能やHDDパックなど,PC-9801NSで足りなかった部分を強化する形でバージョンアップされた。これで,同クラスの他社製品にあってPC-9801NS/Eにないという機能はなくなったことになる.制限付きながら仮想86モードがサポートされている分だけこちらが有利かもしれない.それにもかかわらず,価格はPC-9801NSと比較して,FDDモデルで2万円,20MbytesHDD内蔵モデルでは7万円安くなっており、たいへんコストパフォーマンスが高いマシンである。ノート型パソコンにも高機能を求めるユーザーにとっては,注目すべき1台といえるだろう.

FDDモデルの価格は27万8000円だ。98ユーザは9801という数字が好きだとしか思えない。レジューム機能のない98ノートを嬉しそうに使っていた。私は9801のどこがそんなに好きになれるのか不思議だった。CPUも筐体も好きになる点がないように思っていた。私は皆が使っているので話に加わるために98に転んだユーザだったので9801は全く好きではなかった。発売と同時に買ったのに8か月で新機種(PC-9801VX21)を出されてしまった屈辱のPC-9801VX2を使っていた。

PS/55Z モデル5510Z
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PS/55Zの価格についての評価をスクラップする。
 さて,12MHzの286で19万8000円という価格はどうだろうか。セガのTERADRIVEは10MHzの286ながら14万8000円である。関西電気の286Rにいたっては,14万8000円でクロックは16MHzだ.286-12MHzのPC-9801DXが32万円することを考えれば悪くない価格なのかもしれないが,TERAや286Rのことを考えるとやはり高いような気がしてくる.
 PC-H98Smodel8がノーマルモードのくせに54万8000円なのに「お買い得感の高いマシン」と評価してPS/55ZはPC-9801と比較しないで他の安価は機種と比較してこれは高いと評価するのは屁理屈レベルの論理だ。

PS/55Z モデル5510T
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5510Tの価格についての評価についてスクラップする。
 5510Tの価格は53万8000円。ほぼ同スペックのPC-9801DA5よりは6万円安い.しかし,PC互換機ならソニーのQuarterLは40万円弱でほぼ同スペック(VGAではない),関西電気の386H(33MHz)はフロッピーモデルながら49万8000円であり,これらと比較されるとかなり苦しい。なお日本アイ・ビー・エムは,新製品の発表と同時に,モデル5530ZSXの一部値下げを行なった.40MbytesHDDを内蔵する「5530-S14」が49万8000円である。80386SX/16MHzでディスプレイ付きさらに高解像度モード装備,という点を考えるとお買い得感は高い。
 これもPC-9801の価格設定が酷いという結論なら分かる。つまりPC-9801は安価なIBM互換機より10万円も高い。9801という数字に10万円の価値があるかはユーザ次第だという記事を書くなら納得だ。

以下DOS/V機の写真をスクラップする。
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セガのTERADRIVE
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本文をスクラップする。
15万円を切って,付加機能満載
 TERADRIVE(以下TERAと略す)は,IBM PC/ATとゲームマシンの「MEGA DRIVE」を1つの筐体に組み込んだ面白いコンセプトのマシンだ。2つを並列動作させるだけでなく,互いに相手側のメモリやグラフィックチップ,周辺機器も操作できるという,本当のデュアルCPUマシンである。価格も期待を裏切らず,14万8000円という低価格を実現した.専用モニタと合わせても22万円弱ですむ.
 IBM PCとしてのスペックは,クロック周波数10MHzの286にVGAの表示機能を搭載したものだ.DOS/Vと,PS/55Zシリーズ用のキーボード,ジョイパッドは標準添付される.画像出力には,アナログRGBのほかにビデオが出ているのが特徴で,セガでは保証していないものの,これはIBMモードでも有効である.さすがにVGAの表示はできなかったが,CGAやEGAのソフトはビデオでも問題なく動作させることができた。
 TERAには3モデルがあり,一番安いFDD1台のモデルにはメインメモリは640Kbytesしか載っていない。漢字ROMがあるのでDOS/Vは動作するが,EMSメモリなしでは大きなアプリケーションを動かすには無理がある。実用面での利用を考えるなら最初からHDDモデルを選びたい。メモリ2.5Mbytesと40MbytesHDDがついて価格差は10万円しかない.
 メモリは本体内にSIMMパッケージを追加する形で最大2.5Mbytesまで増設でき,そのうちの一部をハードウェアEMSメモリとして使うこともできるので,主にPCとして使いこなしたい人も安心だ.HDDモデルならWindows3.0をスタンダードモードで動作させられる.

使い分けはどうする
 デュアルCPUといっても、2つの画面出力を一緒に出されては困ってしまう.そこで,本体前面にはMDPCというスイッチが用意され,これで設定されているほうの画面が出るようになっている.背面にはまた,RGB⇔VIDEOというスイッチがあり,動作中のマシンの出力を切り替えられるようになっている.
 一人がDOS/Vでワープロを楽しみながら,もう一人がゲームをする,という広告キャッチどおりのことをするためには,スイッチはPC側にしておき,DOS/Vを起動するときにF2キーを押しっ放しにすると,ビデオ出力だけがMEGADRIVEに切り替わるようになっている.したがって,両方をRGBモニタで見ることはできない.
 とりあえず15万円のゲームマシンと割り切ってもTERAは十分お買い得なマシンである.MEGADRIVEはもちろん,VGA装備のIBM PCというのはAmigaと並ぶ立派なゲームマシンだからだ。しかし,DOS/Vマシンとしてだけ考えれば、もっとCPUパワーや拡張スロットが欲しい。関西電気のマシンなら同じ値段でクロックは1.6倍だ.
 TERAの本当の魅力は,異種のCPUが有機的にリンクしながら並列動作するという,まったく新しいアーキテクチャである。これはMEGADRIVEでもなくIBMPCでもない,TERAという新しいパソコンなのだ。だがその評価は,ポテンシャルを生かしたソフトウェアが登場するまで待たねばなるまい。ともあれ、今後も目の離せないマシンであるのは確かだ。

 こんな面白いマシンがあったのか。記憶になかった。スクラップ作業は新知識が得られて面白い。

AXマシンの写真をスクラップする。
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AtariのTT030をスクラップする。
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J-3100GT-SX
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HP 95LX
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PalmTop PTC-300
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