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Gerant,DynaBook,学校制服デザイン(月刊ASCII 1991年1月号5) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

PRODUCTS SHOCASEからGérantをスクラップする。
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まとめ部分をスクラップする。
Gérantの狙ったもの
 Gérantの発表は2年近く前のことになるとはいえ,アイデアそのものは今でも色あせていないものがいくつも見られる.たとえば,音声をメモやシールの形で貼り付ける,電話の管理までソフトウェアで行なう,モデムと特殊ボタンの装備などがそうだ。Gérantのハードウェアは,内蔵モデムが1200bpsだったり内蔵HDDが20Mbytesといささかアナクロなスペックはあるものの,マシンの瀟洒なデザインは机に置く気にさせる.
 ハードとソフトが巧みに連携したシステム設計の妙が伝わってくるだけに,ソフト側の基本的な機能不足や使い勝手の悪さが惜しまれる。もっとも,スピードの面はHMAなしの286マシンでWindowsを使っているせいもある.CPUを386にして動作速度とメモリ環境の改善を図り,ソフト側のシェイプアップが行なわれれば,かなり魅力的なマシンになるのではないだろうか.  (野口)

この機械は全く覚えていなかった。三洋電機が作ったからかもしれない。ソフトがいまいちならシャープやキヤノンが作っていたらもっと知られていたのかもしれない。

ロードテストのJ-3100SSは「ノート型コンピュータは姿勢が悪くなる?」だった。記事はスクラップする価値がなかったが図はそれなりだったのでスクラップする
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ノート型コンピュータが売れ出した頃なのでこういう記事もあった。

ノート型マシン情報から写真をスクラップする。
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面白い記事があった。
「日本電気(株)C&C情報研究所 学校制服デザイン支援システム」
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 数年前、森伸之氏が書いた「東京女子高制服図鑑」という本が話題になった。著者が東京中の女子高生を観察し,その生態(?)をかわいい制服のイラストとともに紹介したものだ。世の制服フェチの男性にも受けたが,女子中学生が志望校選びの参考にしたりと、読まれ方もいろいろだった。
 さて,日本電気の研究所が,校風に合わせた女子中高生の制服をデザインするためのシステムを作ったそうだ。いったいどんなシステムなのか,訪ねてみることにした。
 C&C情報研究所は東急線宮崎台駅近くにある.マルチメディア関連の技術を研究している情報応用研究部の荒関さんと笠原さんが案内してくれた.
 「制服デザイン支援システム」のシステム構成はEWS4800ワークステーションにビデオプロセッサと光ディスク装置をつなげたもの.ソフトの技術については「既存のデータベースシステムをもとにしていて、目新しいものはない」そうだ。
 では,どこが凄いのか?それはいままでコンピュータが苦手としていた「かわいい」,「親しみやすい」などといった“あいまいな”表現による入力を可能にしたことだ.
――「どんな制服がかわいくて,どんな制服がダサイか,どうやって判断しているのですか?」
「着る立場の女子中高生,見る立場の男子大学生,作る立場の専門デザイナー合わせて200人に制服の基本デザインを見せて,アンケートを取った結果をもとにしています」
――「それにしてもどうして制服なんですか?」
「以前から私たちは,デザインの支援システム開発を通して服飾,生地メーカーさんとおつきあいがありました。そこでコンピュータを女子の制服のデザインに使えないかという話が出まして,'90年代はどんどん子供の数が減っていくので,学校同士で生徒の獲得競走が始まっているそうです.そのとき,女子の制服のデザインが生徒を集めるための大きな要素として注目されているわけです。しかも制服のデザインを校風に合わせて,周辺校との差別化をしたい場合が多い。というわけで,十分市場が見込めるということと、話題性ということで制服のデザインをやってみたわけです」
 いよいよ実物を拝見しよう.まず,基本的なデザインを決める.セーラーかブレザーか,ブレザーならシングルかダブルかなどを入力.次が、問題の「校風」である.「格式ある」,「親しみやすい」,「知性ある」,「個性的な」,「かわいい」,「シンプルな」,「ダサイ」,「子供っ「ぽい」という8つの評価軸について,+3から-3の間で評価を入力する(写真1)。すると、画面に制服の基本デザインが表示されるので、上着の色やスカートの模様をいろいろ試すことができる(写真2).次にブラウスの衿の形など、細部を変更してデザインをフィックスしていく(写真3)。ここで新しい衿の形を選ぶと,実物の衿の形を確認するために画面上に新たなウィンドウが開きビデオディスクが制服姿のかわいいモデルさんを映し出す……のだが、残念ながらここは写真に撮れなかった.
――「なぜ撮れないのですか?」
「我々のような部外者はやたらと制服を売って貰えないので,制服を入手するのにたいへん苦労しましてようやく学校側から借りたのですが、絶対に外部に出さないという約束なのです。所内ではお見せできるのですが、写真撮影やショウでの展示はできないのです」
 当初は,人間のデザイナーの代わりにコンピュータがデザインするエキスパートシステムみたいなものかと思ったが,実際にはデザイナーのためのデザインシミュレータみたいなもののようだ。応用としては,CIや新車,インテリアのコンセプトワークなどへの活用を考えているそうだ。制服デザインについても、数社から問い合わせがきているという.
 帰り道、貰った資料を見ていたら参考文献「森伸之:日本全国たのしい制服教室」とあった。やっぱり。  (根岸)


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33年前の記事とは思えない。今でも十分通用するというか実は今では普通に使っているのでは思うほどだ。スクラップしていくとこういう面白記事に遭遇する。それは月刊ASCIIだからだと思う。他のパソコン雑誌では登場しないと思う。










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