PS/55Z 10S,Pcvision 386SX,TOWNS II CX(月刊ASCII 1992年1月号7) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]
デスクトップマシンをスクラップする。
PS/55Z 10S
PCvision 386SX/20
FMTOWNS II モデルCX
PS/55Z 10S
IBMの安くて速いOADG標準機 PS/55Z 10S
小さめの筐体だが,拡張性もまずまず。狭い机の上にも安心して置ける。1.2Mbytesのフロッピーも読めるので,PC-9801などの国産マシンを持っている人のセカンドホビーマシンとしても有利だ.ホームビジネスにも対応できるパワーを持った10Sは,IBM PCの世界を覗くのに格好の入門機と言えるだろう.
PCvision 386SX/20
SVGA用日本語Windowsをサポート PCvision 386SX/20
エーエスティーリサーチジャパンは,米国ではPC互換機として大きなシェアを持つAST Researchの日本法人だ。同社は昨年10月にOADGに正式加盟を果たすとともに,日本市場向けに新たに開発した「PCvision」シリーズを発売した.
PCvisionの価格は,2FDDモデルで30万8000円,40MbytesHDD内蔵モデルが35万5000円で,ほぼ同スペックのPC-9801DAと比べれば15~30万も安い。プロサイドや関西電機の製品の安さには及ばないものの、きちんとした日本語マニュアルやユーティリティが付いてくる安心感を考えれば悪くない。また目立たないことだが,周辺機器の価格が低めに抑えられている点も見逃せない2Mbytesのメモリが2万9000円,80Mbytesのハードディスクが10万1000円というのは,PC-9801用のサードパーティ製品並みだ。もちろん,アメリカの雑誌を見て並行輸入したり,秋葉原のIBMPCを扱うショップに行くなどすればもっと安いものは見つかるが,探し回らなくてもそこそこの値段でメーカー純正品が入手できるのは嬉しい。
PCvisionは,パワーユーザーにはもちろん、初めてDOS/Vを触る方にも安心してお勧めできる高性能パソコンである.
FMTOWNS II モデルCX
高速・大容量化したマルチメディアマシン FMTOWNS II モデルCX
TOWNS用のOSには,今回大きく機能拡張されたTownsOS Ver.2.1のほかに,MS-DOSとMS-Windowsがある.'92年の4月には,Windows3.0に音声・音楽やアニメーションの再生,外部AV機器との連携などの機能を追加した「Windows ME(Multimedia Extension)が出荷される予定だ.また,Towns OSのほうも将来的にはフルカラー1677万色同時表示などの機能アップを予定しているらしい.
もちろん,TownsOS Ver.2.1やWindowsME,そしてこれからのゲームも,従来のTOWNSで利用可能であり,旧モデルユーザーのことを考慮したこうしたモデルチェンジの方向は評価できるだろう。
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