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和尚さん、付録FD作製工程、ことば(月刊ASCII 1991年10月号11) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

TBNをスクラップする。
バカパパのモノを買い物に私も買ったものが紹介されていた。
トラックボールの和尚さん。パソコンは専用のパソコンラックにあり、マウスを回すスペースが小さく不便だったときこれを膝の上で操作した。キーボードについているトラックボールより使いやすかった。
ASCII1991(10)g05買い物和尚さん_W520.jpg
ASCII1991(10)g05買い物和尚さん説明_W344.jpg

TBNに付録フロッピーディスクの作り方が説明されていた。

正しい付録の作り方
 最近,雑誌の付録としてプログラムデータの入ったフロッピーディスクが付くことが多くなりましたね。これは,我々がするように,1枚1枚フロッピーディスクドライブでコピ一しているのでしょうか。それとも、専用の機械でやっているのですか.
△んなー,1枚1枚とっかえひっかえコピーしてるわけないじゃん.アスキーだったら18万枚もコピーをしなくちゃいけないんだよ。でも、いったいどんな機械でやっているのかは見たことない!いうわけで,出原さんのお便りを手に,先月号のお楽しみディスクをお願いした日立マクセル(株)の工場へ行き、作業を見せてもらいました。
 ところで,コピーのおおもととなるディスクを工場に納品することを「マスター出し」といいますが,アスキーの付録の場合,その時期が発売の約1ヵ月以上前.工場ではパッケージングまでのすべての作業を行なうので,発売日から逆算してスケジュールが立てられます.つまりここにも,“泣く子も黙る進行役”がいらっしゃるわけですね.工場では複数の製品の作業が並行して行なわれているので,分担する機械の配分や人手の確保などが大変なのだそうです(なのに先月号のディスクも2日も遅れてマスターを出したっけ……).
 さて,写真1が今回の話題のメインであるところのコピーマシンです.1枚のマスターに対して,50枚のディスクコピーが自動でできる装置が2台付いています.1枚のコピーにかかる時間はだいだい40~60秒くらい.ストックがなくなると,係の人が次の50枚を補給します。この装置が全部で28台(ほかに3.5インチ用が24台)あり休みなく作動して1日にコピーできる枚数は,5インチと3.5インチと,それぞれ約2万枚ということです.ちなみに、工場の中でもこのマシンがある部屋は,常時温度と湿度が一定に保たれて一番快適な場所.「人間よりも大事にされているんですよ」と製作課長の森本さんが話してくださいました。
 このあと,ラベルを貼ってエンベロープに入れ(ここまでが機械での作業),そして次からは何と全部手作業.(1)厚紙の枠にディスクを収める,(2)セロテープで固定する,(3)紙袋に入れる(4)紙袋の封をする,(5)数を数えて段ボールに詰める,といった具合です(写真2).受注する製品によってパッケージの方法も工程もいろいろですから,この部分は機械化できないのだそうです。
 それにしても、ユーザーから見ればちゃんとした製品が手元にくるのが当たり前だけれど,工場からすると,18万枚のディスク1枚1枚のどれも完璧でなければいけないわけで、そのための製品チェックは厳しかったですよ.コピーに使うディスクは本来,製造過程で合格したものなので問題ないはずなのですが,コピー時にはさらに検査基準を上げて,引っかかったものを落としていきます.さらにコピーずみの中から何枚かをピックアップして,わざとヘッドをずらしたドライブで試してみたり.またコピーマシンの調子にも目を光らせています。最後の段ボール詰めが終わった段階でも、ランダムに製品を抜き出して封を開け,すべての作業が順調だったかどうかをチェック.品質保証の陰にはすごい努力があるんですね.
 ついでに見学させてもらった工場の生産ラインでは、月産1500万枚のフロッピーディスクを生産しているそうですが,生産量アップと価格ダウンの関係に、いつも頭を悩まされているとのことでした.技術の進歩は速い!この調子なら,アスキーに光ディスクの付録が付く日も近いね!?   (nao)


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「わざとヘッドをずらしたドライブで試してみたり」そうだったのか。そこまでしていたのか。付録フロッピーは途中から使わなくなったが全部試してみると良かったかもしれない。エラーがあったらドライブが悪くなったというテストになると思う。

「The Play of Words ことば遊び・コンピュータ」の結果の表をスクラップする。

表1 ジャンル別ベスト10(順位,出現回数,単語)

カタカナ語
順位 回数 単語
10 (5753) プログラム
11 (5707) ファイル
15 (506) データ
40 (3257) ソフト
43 (2956) アプリケーション
46 (2827) コンピュータ
62 (2304) ユーザー
67 (2197) コマンド
68 (2193) パソコン
77 (2015) マウス
パソコンと直接関係のなさそうな単語のトップは「アメリカ」の610回(390位)だろうか.多いと思われた「アジャンタ」は7回(21001位),「アジャ」が6回(25609位)となった.「カレー」は33回(6014位)である.
パソコン名
順位 回数 単語
114 (1710) MAC
120 (1614) MACINTOSH
131 (1523) PC
185 (1184) PC-9801
250 (922) X68000
273 (861) PS
277 (853) PC-9801シリーズ
351 (677) 98
398 (602) 98NOTE
424 (574) AT
PC-9801やPC-286/386関係は型番を含めた表記が多い,票が分散してしまったようだ。「AMIGA」が471回TOWNS」が551回(FMTOWNSの表記でも300回),「J-3100SS」が454回(GTなどの型番を入れた表記も多い),「AX」が441回など
ソフト名
順位 回数 単語
22 (4387) MS-DOS
236 (985) DOS
248 (924) UNIX
276 (855) AWK
283 (829) 1-2-3
284 (828) 一太郎
292 (807) WINDOWS
419 (580) MS-WINDOWS
423 (576) BASIC
457 (543) LOTUS1-2-3
本文中にもあるように「C」がアルファベット文字であるため順位から外しているが,4470回使われている.「AWK」は,プログラムの起動例で毎回登場するため多いものと思われる.ソフト名ではないがFPなども上位にランキングされている.
メーカー名
順位 回数 単語
108 (1760) IBM
197 (1131) アスキー
325 (722) 日本電気
377 (636) APPLE
391 (608) MICROSOFT
444 (556) 富士通
486 (517) ASCII
520 (482) 東芝
695 (364) エプソン
754 (337) ソニー
「IBM」と「APPLE」については,メーカー名というよりもマシン名として登場した可能性が高い。「アスキー」は特別として,ソフトハウスでは「MICROSOFT」がトップ(「マイクロソフト」でも228回),「ジャストシステム」は192回パソコン通信関係も「NIFTY-SERVE」の383回,「PCS」が532回と多い。
値段
順位 回数 単語
1304 (192) 9万8000円
1547 (158) 2万円
1698 (145) 19万8000円
1789 (137) 9800円
1883 (128) 2000円
2045 (118) 2万8000円
2119 (112) 3万8000円
2142 (111) 3万9800円
2160 (110) 1万8000円
2161 (110) 10万円
目立つところでは,「49万8000円」が69回(3246位),「29万8000円」が67回(3340位)前者はPC-9801RAの価格に一致する.「1円」は13回(12910位)だった.逆に,円表記でもっとも巨額なのは,約6300億円(米国の'90年度のパソコンソフトの売り上げ)だった.

表2他のテキストの場合

(左が当該テキストの出現頻度順位,出現回数,単語,右側が同じ単語の本誌の原稿での順位と出現回数)

聖書刊行会による「改訂新訳聖書」
1 (2483) 141 (1470)
2 (2322 36 (3607)
3 (2292) 49 (2536)
4 (2150) 354 (673)
5 (1889) イエス 37931 (4)
6 (1540) 1815 (134)
7 (1536) 3838 (57)
8 (1074) 2 (8733)
9 (1002) 722 (349)
10 (844) 9 (5912)

小倉百人一首
1 (22) 19 (4825)
2 (19) 36 (3607)
3 (10) 7 (6400)
4 (10) 693 (364)
5 (9) 9 (5912)
6 (9) 14247 (12)
7 (9) 2515 (92)
8 (9) 2310 (102)
9 (9) 1455 (170)
10 (8) 1368 (182)

シェフネットジャパンのジャンクフードボード
1 (626) 873 (294)
2 (503) 141 (1470)
3 (477) 19 (4825)
4 (402) 2719 (84)
5 (358) 24 (4253)
6 (321) 意味 155 (1358)
7 (231) 34 (3661)
8 (229) 8717 (22)
9 (218) 710 (353)
10 (203) 17 (4939)
★「飯」が上位に入っているのは,「バター醤油ご飯」などによる.
「近代プログラマの夕」の原稿
1 (145) 19 (4825)
2 (140) 141 (1470)
3 (139) 7 (6400)
4 (138) 17 (4939)
5 (131) 36 (3607)
6 (129) 121 (1612)
7 (120) 9 (5912)
8 (119) プログラム 10 (5753)
9 (100) 23 (4287)
10 (86) ゲーム 95 (1841)
★「私」の10回に1回は私が使っていたようだ.

本誌の語尾の使用頻度順

(句点の直前のひらがな最大5文字までの集計)
1 (24837) .
2 (5902) だ.
3 (5414) する.
4 (5348) である.
5 (3247) した.
6 (2973) している.
7 (2971) です.
8 (2746) できる.
9 (2479) なっている.
10 (2259) がある.
トップは体言どめある。全体的には,いわゆる「だ/である」調であることが分かる.

自分が疑問に思ったとき調べる。こういうのがプログラミングの楽しみだ。今は、ググれば解決してしまうので趣味でプログラミングする機会が失われた。

書籍の紹介から「クヌース先生のプログラム論」をスクラップする。
ASCII1991(10)g06TeX_W345.jpg
不思議なことにクヌース先生のTeXによる出力が好きだった。それまでの自分の感性と異なっていてもTeXの出力の方が美しいと感じた。しかし、MS Wordはダメだった。自分の感性と異なったMS Word独自の日本語を含んだ文書のカーニングが嫌いだった。「そうじゃないだろう」とWordを呪っていた。インデントも嫌いだった。なぜ文頭の1文字が日本語の1文字じゃないのか。はっきりMS Wordは日本人をバカにしていたと思った。「お前ら日本人よ。これが世界標準なんだ」という上から目線を感じた。Wordが嫌いだった。でも一Windowsでは太郎の速度が遅く、我慢ならず、Wordを使うことになった。パソコンで仕事をしてストレスが溜まったときTeXで文書を作ることがストレス解消になった。

編集室からをスクラップする。
遅刻だ,遅刻だ
■表紙のうさぎのいでたちは、いうまでもなく“Alice's Adventure in Wonderland"のうさぎだろう。あの立派な上着(それもポケット付き)を身にまとったモチーフは,あまりにもお馴染みである。写真では分かりにくいのだが,上着を開いた懐の中が,そっくり(文字どおりの!)懐中時計になっているのが,この横山宏氏によるうさぎの特徴だ。ついでに,耳のつけ根のダイヤモンドのピアスと後ろに回った蝶ネクタイも気になる.
 巨大な月が出ているので「そうかぁ,月とうさぎね」と思った人もいるかもしれない(オムロンの“Luna"…….ギリシャ神話の月の女神……とソニーの“NEWS”……その宣伝キャラクターはうさぎだった……もありますけどね)。冬の大三角形のひとつオリオンの下にぴょんと跳ねたうさぎ座もあるが.
 うさぎといえば,“A mad tea party”のテーブルについた三月うさぎだ.そして,帽子屋と三月うさぎの間でクッション代わりになっているネムリネズミ。この三人(?)は大きなテーブルのはしっこにちょこちょこっとかたまって座っているのだが,アリスが近付くと「席がないよ」と叫ぶ.それでも席につくと,今度は,「ブドウ酒はどうだね」と三月うさぎがていねいに言う。テーブルを見まわして「ブドウ酒なんてないじゃない」と言うと、「ああ、ないよ」というのは三月うさぎだった。
 ただヘンな奴らだと思っていたのだが,いま眺めると,コンピュータの世界ならいくらでもありそうな風景である。
■データにもよるが,ノートパソコンの人気機種は、売れ筋のトップにランクされることもあるという.ノートパソコンのブームはとうにピークを越えたようだが,逆にCPUまわりや表示デバイス,内蔵HDDで実力を付けたというわけだ。30万円前後で,ピリッとした環境が作れるのは,たしかに魅力的だと思う.
(遠藤諭)

 
>「席がないよ」と叫ぶ.それでも席につく
>「ブドウ酒はどうだね」と三月うさぎがていねいに言う。テーブルを見まわして「ブドウ酒なんてないじゃない」と言うと、「ああ、ないよ」
これについて
>コンピュータの世界ならいくらでもありそうな風景である。
と書いてあるが、実例が思い浮かばない。「ないのに実は使える。あるのに実際は使えない」どんな例だろう。

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